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2025年9月28日日曜日

白井亨市長が都市計画道路に関する市長報告を再発表しました。

都市計画道路2路線についての市長の総合的判断を伝えるための「市長報告」。
2月に1度発表し、「道路の必要性は否めない」という結論を出した報告でしたが、その中の文章内で市長が動物生態学者の高槻成紀先生から受けていた専門的なアドバイスを引用、高槻先生は自然環境の観点からはあの場所に道路を作ってはいけないという観点から書かれた文章を市長に渡したのに、それを結論を変えて引用されるのは学者としては到底納得できるものではないとして抗議。その結果3月4日に市長報告を撤回するという事態になりました。
その後「市長報告」の再提出を模索しましたが、そもそも白井亨市長は2022年11月の市長選で初当選、その時の選挙公約は「2路線は中止・見直し」というものでした。この2月の市長公約を出すまで、ずっとそれが市長の基本姿勢でのはずで、中止見直しの要望を東京都に出すためには小金井市独自の検証が必要と言って、検証作業を行なっていました。その検証結果が3・4・11号線の必要性が第一位になってしまったこと、そして「市長になってから様々な方とお会いしてお話を聞くうちに、市民の命と財産を守るにはこの道路の必要性は否めないという気持ちに至りました」と2月に初めて発表しました。
選挙公約を撤回したので、この間8月に5回の市民説明会、そして市民との意見交換の時間が足りなかったということで9月にもう1回意見交換会を小金井市が開催。のべ600名以上の市民が暑い暑い中参加し、意見を述べた参加者の98%が道路建設に反対、とても理にかなった意見を市長にぶつけました。小金井市が行なった検証結果も非常に恣意的で間違ったものであると市民からは鋭い指摘がぶつけられていました。
それらを経て改めての市長報告が9月19日(金)13時から市議会本会議で報告されました。

こちらからご覧いただけます→   再提出された市長報告

今回のポイント、最初に出てくる結論部分は

【結論】
・小金井都市計画道路3・4・11号線の道路整備の必要性は否めない。
・国分寺崖線(はけ)、野川及び武蔵野公園の自然環境をできる限り守る。


とあり、「道路は必要だけれど自然環境はできる限り守る」と言っています。これはこれまで我々が「自然を守りながら道路を作ることは不可能です」と言い続けてきたこととはやはり全く違う考えであり、受け入れることはできない市長報告です。

ただ、この後に続く東京都の要望事項の中で、9月9日の市議会が出した決議について引用し、「(2路線を)優先整備にしないこと」を引用していること、それに続けて「私としては性急な進捗を望まず」と書いていることは評価できます。
ただこの文章のまとめが「影響が大きいと考えられる場合は既存案の設計、 施工の見直しの検討及び必要に応じた事業課題の検討をお願いいたします。」とあるので、「やっぱり道路を作ることが前提なのね」と感じずにはおられません。
私たちだってこの道路問題で何か妥協点がもしあるなら妥協したいと思ってないわけではないですが、「自然に配慮しながら道路を作る」というのはどうにもこうにも無理なのです。

市長報告の後の市議会の質疑は大荒れに荒れて13時に始まり終わったのは日を跨いだ深夜でした。

当日のインターネット中継はこちらからご覧いただけます→ 再・市長報告
(質疑部分は途中休憩を挟み幾つかに分かれて視聴でいます)

結局、市議会では大荒れになりましたが、市長としてこの内容をまとめて東京都に提出するということになったようです。
「この道路の整備は否めない」というところからどうにも市長は動けなくなってしまった。本当にそれが我々市民の命と財産を守ることになるならば、合理的な根拠を示して説明会できちんと説得してほしかった。「市民の理解が進んでいない」という言い方をするけれども、理解できるだけの説明がされていないとこちらとしては言いたい。これまでも東京都の説明、小金井市の説明に対して、私たちは理解もしようとも思ったけれども、どれもとても理解できるものではなかったのです。
「影響が大きいと考えられる場合は」と書いてあるけれども、影響が大きいことはもうすでにわかっているのです。なぜ現実を見ようとしないのか、私たちの話を理解しようとしないのか、理解している人だと思ったからこそ市長に押し出したはずだったのですが・・・

高槻成紀先生が市長報告を読まれた私見を公開されましたのでぜひお読みください。
高槻成紀「白井市長報告に対する私の私見」

この市長報告をまとめたものは東京都にまだ提出されていないと思われます。
市議会の決議、そして我々の出した陳情も採択されて小池都知事宛に「優先整備としないこと」という意見書が送られています。
これをもっともっと重く受け止めて、民意を強く反映した要望を東京都に提出していただくことを、ここでさらに強く要望したいと思います。





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市長報告翌日の新聞各紙

東京新聞


読売新聞

朝日新聞








2025年9月14日日曜日

小金井市議会(建設環境委員会)で市民団体の陳情が採択されました!!

すでに陳情を出したことはこちらでご報告しておりましたが、9月12日(金)、市民団体6団体で出した陳情が建設環境委員会に付託され、審査されました。

陳情文はこちらでご覧ください→ 陳情書を提出しました!

この日はPFAS問題など何件か陳述が予定されていましたが、都市計画道路問題からスタート。10時過ぎから始まりました。6団体を代表して、取りまとめをしたはけ文が陳述しました。小金井市議会は陳情を出すと15分間の陳述時間が許可されます。できるだけたくさんのことを言いたい!と思い、13分くらいの陳述文を考えました。まだまだ言いたことはありますが、今一番言いたいことを持ち時間の中に込めたつもりです。
その後、委員の方々の質疑に入り、多くの意見が出て、お昼まで質疑しても終わらず、休憩を挟み午後も続き、採択されたのは17時近くなってからでした。

【建設環境委員会】
小金井3・4・11号線と3・4・1号線を「優先整備路線」としないことを
東京都に求める意見書の提出を求める陳情書の採決結果

賛成5、反対2で無事に採択されました。

多くの方に市議会まで傍聴に来ていただき、インターネット中継も視聴していただきました。(陳述の時間帯のネット中継の録画は256回視聴、採決の時間帯は304回視聴)ありがとうございました。


市議会YouTubeより、採択の瞬間!


この陳情はこの後、本会議にてはかられてまず陳情を採択され、その後東京都に送付する意見書について議決され、無事に可決されたら小池百合子都知事に市議会からの意見書として送付されます。本会議は9月25日の予定です。
またそれに先立ち、市長が3月に撤回した市長報告を再整理して9月19日(金)市議会にて発表する予定です。5回の説明会、1回の意見交換会、市議会の決議、この陳情の採択を市長がどう受け止めたのか、注目です!!


はけ文・横須賀、陳述中

陳述内容はこちらでお読みいただけます。
陳述文原稿

はけ文の陳述や委員の質疑はこちらから録画がご覧いただけます。
(リンク先は10〜12時の委員会の模様です)
小金井市議会YouTube

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オンライン署名継続中です!!
はけと野川を壊す道路建設に反対しています!!
ぜひご協力ください!!
Change.org
 

2025年9月5日金曜日

小金井市議会に陳情書を出しました!!9月12日に陳述します!!

 小金井市議会は9月議会がスタート。9月議会の中で市長は3月に撤回した市長報告を整理して再提出すると言っています。一体どうなるのでしょうか。
その前になんとか陳情を出したいと思い、6団体で陳情書を提出しました。はけ文が取りまとめましたので、9月12日(金)の建設環境委員会で陳述予定ですので、ぜひ傍聴にいらしてください!(YouTubeでも見られます)

今まではずっと2路線の「中止・見直し」を私たちは訴えてきました。今でもその気持ちは変わりませんが、今東京都に向けて何をいうのが一番良いのか考えた結果、このような陳情になりました。

小金井3・4・11 号線と3・4・1号線を「優先整備路線」としないこと を東京都に求める意見書の提出を求める陳情書

です。ぜひ市議さんたちに可決していただき、東京都に意見書を送っていただきたいと思います。応援よろしくお願いします!!











2025年8月31日日曜日

小金井市の都市計画道路説明会に参加して【其の2】

都市計画道路説明会、参加者レポート【其の2】です。
武蔵野市在住の芹ヶ野瑠奈さんが参加された感想を寄せてくれました。ぜひお読みください。

3日目:緑小の説明会に参加しました。

 先日、武蔵小金井の都市計画道路に関する市の説明会に初めて参加した。私はこれまでの計画道路の議論や詳細について知識が足りない点があるため、職員による説明が早いのと専門用語や経緯などが多かったため、少々理解しづらかった。
 説明会では、都市計画道路のうち、都が施行 する「小金井
341 号線」や「3411 号線外」に関心を寄せる参加者が多いように見受けられた。にもかかわらず、市が施行する別の道路についての説明も一緒に行われており、参加者の多く が戶惑いを感じているように思った。私自身も、何が論点で、どこに焦点を当てて聞けばよいのかをつかむのが難しく、議論が分散している印象を受けた。

 市が行った「都市計画道路に関するアンケート調査」を読むと、都市計画道路そのものに反対する意見が過半数を占めていることが分かった。さらに、そのアンケートには新しい道路の建設よりも、既存の市道に対する不満が多く寄せられていた。具体的には、道路の凸凹やひび割れ、 歩道の狭さ、夜間の視認性の悪さ、カーブミラーの不足など、安全性や利便性に関する問題が多く指摘されており、こうした課題への対応を優先すべきではないかと感じた。
 新たな道路建設に巨額の予算と時間を費やす前に、すでにあるインフラを整備することで、より多くの市⺠が直接的な恩 恵を受けられるのではないかと思う。

 また、説明会の参加者を見渡すと、年配の男性が大半を占めており、私と同世代と思われる20 代の参加者はほとんどいなかった。もちろん、地域の課題にどう関わるかは人それぞれであるが、将来的に自分たちの世代が何らかの公共事業や行政の方針に疑問を感じたとき、どのように声を上げ、行していけばよいのかを考えさせられた。
 単SNS での発信にとどまらず、こうした実際に足をんで対に加わることの重要性を、今回の経からだ

 説明会をじて、計画道路の是非という一の問題ではなく、都市の将来や地域の課題、市⺠の意見の多性など、多くの論点が複雑んでいることを感した。また、小金井市⺠、市議、都議がうまく連携して一緒にく体づくりができているのはとても心く、市⺠自のあるべき姿だと思った。   そして今回の説明会ではその体を少しでも間で見ることができた。
 今後も、自分のむまちがどのようにわっていくのかに関心をけ、このような市⺠自を武蔵野市でもどう継続できるのかについて考えたいと思った。


 

2025年8月26日火曜日

小金井市の都市計画道路説明会に参加して【其の1】

 都市計画道路説明会に参加された、はけ文のメンバーで東京都の都市計画道路2路線の近くに住む池田さんから3日目、4日目、5日目に参加された中で、気づかれたことなどをまとめてもらった参加者レポートです。とても重要な指摘です。ぜひお読みください。


3日目:はけと重複する道路が、観光拠点へアクセスする区間として○の評価!?

 

はけ、野川、武蔵野公園を破壊する3.4.11の必要性が第1位、3. 4.1⓶は3位!?

今回の説明会の第一部では、「都市計画道路の検証結果」の説明が行われた。検証では、19の指標に基づいて都市計画道路の各路線を評価、各路線をAからEにランク付けして、順位付けがされた。結果は上の通り。

これで3.4.11の必要性は立証されたのかと思われるような、多くの市民にとってはショッキングな結果だったが、市民からは検証のやり方の問題点が多く指摘された。その一部を紹介したい。

私からは、指標14「都市の多彩な魅了の演出・発信」で3.4.1⓶に○の評価がついていることに対して質問した(注1)。「評価方法には、「小金井まち歩きマップに掲載されている観光拠点へアクセスする区間を評価」とある。「まち歩きマップ」は私も日頃から愛用して、ここに載っているはけの小路やはけの森美術館などの周辺を散歩するのに役立っている。しかし、3.4.1⓶がこの点で○の評価になる、というのがよくわからない。ここに道路を作ることで、はけの小路などにアクセスしやすくなる、という発想はありえないのでは。道路を作ったら、この辺りを「まち歩き」などできなくなる。魅力の演出どころから観光拠点をまさに破壊するのではないか。」

この質問に対して都市整備部都市計画課長からの回答は、観光拠点に「道路が物理的にあたらない」という観点で評価しているとのこと。道路が直接あたらなくても目の前に巨大な道路ができたら、まち歩きでアクセスできなくなることは明らかなので、よくわからない回答だと思っていたら、この日の説明会の後、課長から話しかけられ、「おっしゃっていることはわかります」とのことだった。やっぱり指標14はおかしいと認めている様子。

指標の設定がおかしいのなら、その指標に基づいた評価も成り立たない。だから、指標14の◯は削除するのが理にかなっている。すると、芋ずる式に、順位にも影響が出てくる。調査の目的に合っていない指標を使った、やり方に問題のある検証であることが明らかになった。


 

注1:説明会での資料1「都市計画道路に関する市民説明会」p. 40の「評価の取りまとめ」参照。ただし、肝心なところであるのに表の字が極端に小さく、判読はほぼ不可能。代わりに、資料5「優先整備路線の検証について 報告書 令和7年年1月」p.13p.16を参照。どちらの資料も以下からダウンロードできます。

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidousetumeikai.html

 

 

 

3日目:道路を整備することでなぜ防災時に「いのちを守る」ことになるのかが不明

 

 説明会では、2本の都市計画道路は都へ中止・見直しを要望するという公約に反して、「3411号線の必要性は否めない」とした市長報告への批判が多く寄せられた。そんななか、市長は、市民のいのちを守る責任がある、という点を強調した。ということは、3.4.11号線を作ると災害時に市民のいのちを守れる、と考えているのだろう。では、市の独自検証のどこにその根拠が示されているのだろう?この点が気になり、質問した。

「資料1の指標7「避難場所へのアクセス向上」に基にした評価で3.4.11が◯になっている。評価方法を見ると、「小金井市防災マップ」で指定されている「広域避難場所、一時避難場所に接続する区間」を評価、とある。この防災マップには、地震発生時に、まず火の元を確認するとか、靴や厚手のスリッパを履くとか有益な注意事項があって、それでも火災や倒壊などの危険が迫っている時には、広域避難場所や一時避難場所に「すぐに避難!」として、走っている人のマークが載っている。ということは、この検証でも避難場所には歩いて、あるいは走っていくことが想定されている、ということでよいか」。その通りだと回答があった。

「では、地震発生時に3.4.11のような大きな道路までみんなが出て行ってゾロゾロと歩いている、という想定でよいか」、と続けて質問。その通りだという回答があったので、さらに、「そのように道路上を多くの人がゾロゾロと歩いている状態であれば、物資を輸送する車両は通れそうにないが、その想定でよいか」と質問すると、最初は人々が歩いているが、ある段階から車両を通すようなフェーズが来る、という回答。では、そのフェーズをどのように判断し、どのように人々の流れを整理するのか、と聞くと、特に考えはない様子。

想定されている状況では道路上にベビーカーを押している人やお年寄りもたくさんいるはず。公約に違反しても「いのちを守る」責任を果たすために3.4.11号線の必要性は否めない、と言うにしては、具体的な想定や実行的なプランがあまりに乏しいと言わざるをえない。




 

5日目:一次検証は「基礎資料の一つに過ぎない」と明言

これまでの説明会で、市の検証を根拠に3.4.11の必要性が一番高いと結論することは無理筋であることが多くの市民から指摘された。その影響もあったのか、この日、都市整備部都市計画課長は、この検証は「基礎資料の一つに過ぎない」と繰り返し強調。本当のところは基礎資料としても使えない、というのが説明会での市民とのやりとりの教訓のはずだが、それはさておき、それでも肝心な点を確認できた。なにしろ、「必要性」のための検証には、自然やコミュニティへの悪影響という市民が一番気にしている観点が全く入っていないのだから。

ともあれ、総合的判断には、必要性だけでなく「合理性」(というと分かりにくいけど、こちらには、はけや野川への悪影響などについての評価が含まれる)も大事ということである。しかし、配られた資料(注)では、合理性については評価項目と評価の視点は書いてあるけど、必要性の場合のように○や△での評価結果が書いていないという点を市民が指摘。これに答える都市計画課長によると、議会での様々な意見があり、評価をまとめることはできなかった、とのこと。ならば、素人意見ではなく、専門家を交えてきちんと評価し直すべきでは、との声もあがった。市民の多くが自然環境や生物多様性への影響を案じているのだから、たしかにそこをいい加減に済ますわけにはいかないはず。

 

注:説明会での資料4「都施行の優先整備路線に係るこの間の経過と現時点の市の状況について」。上のURLからダウンロードできます。

 

5日目:3.4.11号線の主な選定理由は「自動車交通の円滑化」、市の独自調査の結果は3.4.11号線を作っても交通流動面に影響はない(混雑緩和にはならない)、3.4.11号線の選定理由は崩れているのでは?

 

資料1p.51に気になる点があったので質問した。19の指標による検証は、総合判断のための「基礎資料の一つに過ぎない」と課長が強調したので、ではそれ以外の基礎資料は何だったか?と思い、p. 51の「交通流動面からの評価」「整備上の主な課題」「概算事業費」の三つであることをまずは確認。

そこで、「交通流動面の評価」に着目すると、3.4.11号線は空欄になっている!これはつまり、3.4.11号線を作っても交通流動面に影響はない(混雑緩和にはならない)ということ。この点はとても大事なはず。というのも、元を正せば、3.4.11号線の東京都の主な選定理由は「自動車交通の円滑化」だったからだ(資料5 p. 5参照)。市は独自調査によって、都の見込みとは異なり、3.4.11号線を作っても「自動車交通の円滑化」にはつながらないことを示したのでは? ならば、市の独自調査は、3.4.11の必要性云々以前に、3.4.11を選定する根拠が成り立たないことを示したのでは?と問うたはずだったが、時間切れを理由に市側はマイクを切って回答は得られず。



5日目:一つの公約違反が人の心を深く苦しめる

説明会では、2本の都市計画道路は都へ中止・見直しを要望すると公約を掲げて市長に当選した白井市長が「3411号線の必要性は否めない」と公約を翻した市長報告を行ったことに対し、選挙戦を応援した立場や一票を投じた立場から怒りや失望がたくさん表明された。なかでも印象に残ったのが、道路計画を止めたくて選挙戦を応援したという方が、「選挙で誰に入れても裏切られるかもしれないと思うと、政治も信じられなくなった」と痛切に訴えたことだった。

一つの裏切りは大きな不信に育っていき、人の心を苦しめる。市長は、5日目には、市長報告を撤回したことに対してではなく、公約とは異なる市長報告をしたことに謝罪したように聞こえた。公約違反に対して謝罪したのなら、公約違反を過ちとして認めたということ。違反を自覚してもなお違反し続けるなら、スピード違反だと分かっていても暴走を続けるようなもの。市長は立ち止まり、過ちを正して、 公約の立場に戻らなくてはならない。











2025年8月25日月曜日

都市計画道路に関する市長との意見交換会が開催されます。

 8月初旬に5日間開催された都市計画道路に関する市民説明会は時間が足りず、質疑応答のが不十分なまま終了したため、あらためて開催すると市長が約束していた意見交換会の日程が発表になりました。

日時 9月6日(土)午後6時45分から9時半まで
会場 宮地楽器ホール大ホール
申込 不要(当日会場に直接お越しください)
主催 小金井市

問い合わせ 小金井市都市計画課都市計画係
      電話042-387-9859 
                 mail:s060199(at)koganei-shi.jp(atを@に変えてメールしてください)

小金井市のHP
https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidousichouiken.html



2025年8月6日水曜日

【小金井市主催】都市計画道路の説明会3日目報告

 小金井市による都市計画道路市民説明会3回目が緑小学校体育館を会場に開催されました。
私は仕事で参加できませんでしたので、「都市計画道路を考える小金井市民の会」代表の阿部達さんの報告を許可をいただいて転載させていただきます。

ーーーーーーーー

8月4日、都市計画道路市民説明会の3回目の説明会が緑小で開催。午後230分開始で終了は午後7時40分と5時間を超える質疑となりました。

 

・ 市の説明に対し、「早口の説明と文字が小さくて読めない資料で、これでは市民に理解してもらおうという姿勢でなく、『説明しました』という実績つくり。」と。
     また、「議会に提出した市長報告を撤回したという文書が説明会で配布されていないので、市長がお詫びしても、経過がわからない出席者がいると思う。配布すべき」と。「第2回目の説明で言っておいたが用意されてない」との指摘に、白井市長は「用意していないのは申し訳ない」とのみ。

・ 市民アンケートをとって、その結果を資料に掲載しているが、「アンケートの取り方は、計画を進めようと意図した内容になっている、『自然をつぶしてまでやるのか、コストに見合うのか』などが含まれていない、私は計画の反対でも賛成でもないが、おかしいと思う」との意見に、市は「自然が抜けているのはそのとおり。別途加味していきたい」と。

・ 「交通量は減っていると市長も認識していると認めているが、9年前の都の第四次事業化計画は増えるという前提で作っている。これからも減る。各地に見直しが行われ、国交省も見直せと言っている。東京だけやりたがっている。」との意見に、市は「交通量は6000台を超える見込み」と答えるのみ。

・ 指標の信用性が問題と指摘した方は、「小金井市まち歩きマップの観光拠点へのアクセスで、3・4・1号線が評価できるとあるが、大きな道路を作ったら、『はけの小路』を子ども連れて歩けると本気で思っているのか。はけの道を壊して、なんで評価が「〇」なのか。思ってないなら評価するのはやめてほしい」 

・ 「3・4・11号線でインターチェンジへのアクセスが良くなるとしてるが、時速24キロののろのろ運転で計算してるんですね。実態に合ってない。こういうのはやめてほしい。評価は変わるんですね。」

 

 第二部では白井市長から、市長報告の撤回につい「お詫びします」と、経過を説明。

・ 「『本日の皆様からのご意見、ご要望を踏まえて今後の対応について検討』と書かれているが、どのような対応をされるのか。」

・ 「優先整備路線の独自検証で3・4・11号線によって、『・新たな景観形成 ・街路樹による都市緑化への貢献 ・渋滞の解消によるCO2の削減 ・都立公園・野川の石器局的な活用の貢献』と書いてるが、本当にそう思っているのか、ありえない。削除してほしい。」

・ 「市長は防災が大事と言われたが、計画道路は防災に役立たない。道路の両側に隙間なく耐火建築物を立てないとだめと東京都は言ってる。そんなの何十年後のことですか。」

・  市が作成した3月の「報告書」に、「交通面から見た都市計画道路の混雑度の評価」という資料を参加者に配布して、「混雑度が、1.06とか1.03とか将来の見込みを出しているが、3・4・11号線は、混雑度が増えていくという記載もない。東京都は混雑度が1.25を超える道路を対象にしている」と指摘。「6000台と市は言うが、問題はまず混雑度なんです。この混雑度が減っているのです。

・ 「市長は道路をつくらせないというのに共鳴したから一票入れた。今回の都議選でも民意は示された」

・ 「避難場所には歩いて行くんですか。車で行くんですか。市の防災マップには人が走っている絵が載っている。広い道路を走って行くんですか、そうしたら緊急車両は通れない。防災に役立たない。削除して。」

・ 「市長は交通量減っているのはわかっている、見解を変えたのは防災が大事と言っているが、そんなこと前から分かっていたはず。裏切りは絶対許せません。」

・ 「都に市民の反対の声があることを伝えたのか」の質問に、市長は「伝わっている」と返答。「誰が伝えたのかの再質問に、市長や課長が相談を始め、結局「西岡市長の出した文書」と回答。

 「では、西岡市長の『市民の理解が得られないなかで、事業化に賛同できない』との立場は今も変わりないですね」と確認しました。

・ また、341号線で計画されている橋梁の上に高圧線があり、危険なので、鉄塔を移設するしかないが、「検討してるのか」との問いに、「これは東京都が検討するもの」と返答するだけで、検討もせず、費用を算出したり、動植物などの生態系への影響を論じていることを証明した形となりました。

 以上のように、筆者が出席した第1回目の説明会同様、市の説明は到底市民を納得させるものではありませんでした。

 

 これからの説明会

  86日(水)午後530分開会 本町小学校体育館

  87日(木)午後530分開会 前原小学校体育館

 

 みなさん、ぜひご参加ください。             (報告・阿部逹)

2025年8月5日火曜日

【小金井市主催】都市計画道路説明会2日目報告

 説明会2日目。会場は南小学校体育館。15:30からだったからか、冷房がちっともきかず蒸し暑い。昨日の東小学校は午前中だったから冷えたのだろうか。参加人数も多く、100人は軽く超えていると思われました。
昨日紛糾したので、少しは小金井市側も対策を考え、少し説明を短くするなどしましたが、やはり時間が足りなくなり、15:30にスタートしたのに終了したのは20:00!!実に4時間半・・・途中短い休憩は挟みましたが、お互いによく頑張ったという感じでしょうか。

昨日私から「市民のアンケートの自由記述欄のまとめ方がひどい。ここに市民の思いが込められているんだから、自由記述欄を印刷して次の説明会から配って」と言ったのでそれは追加資料として配布されました。(ありがとうございました)

都市計画道路についてのアンケート結果はこちらでご覧いただけます。31pからの自由記述欄をぜひお読みください。

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidouanke-tokekka.files/tokeidouanke-toshuukeikekka.pdf



今回の説明会、第一部は「市施行
のこれから選定する都市計画道路を決めるための調査やアンケートの結果の報告」というものです。ここは市施行の話なので、都道の2路線については聞かないでくださいというのだけれども、道路というのは繋がっているし、なかなか理解しにくいのです。

しかし第一部の重要なところは「これから選定する市施行の道路」というもの。これについて私は発言しました。「なんとなく聞き流してしまいますが、現道のないところに道路を作ったり現道を拡幅するのが新設道路なわけです。ということは誰かの家が立退になる。それをこれから決めるという話。アンケートの「市の道路に望むこと」なんていう設問に気軽に答えていたら、自分の家が立退対象になるなんてこともあるわけです。私たちは昔々に都市計画マスタープランが決まる時に3・4・11号線を優先しようなんていう計画だとは知らずに、さらっと通してしまってそれが今になってこんな大変なことになっているんです」
そして「多分次に拡幅しようということになる都道は五日市街道です。3・4・11ができることになったら必ずやることになる。でも玉川上水や小金井桜がどうなるのかとても心配」と質問しましたが、拡幅するとしてもどんな道路になるかはまだ不明という回答でした。

また別の参加者からは「市施行の道路を決めるための資料で、評価が○とか▲とかで書いてあってちっともわからない。どの道路がいいのか悪いのかもよくわからない。将来交通量の推計が書いてありますが、すべてを整備した場合というのは書いてあるけど、整備しない場合の検証結果は書いてない。これでは比較にはならないと思う。」という指摘がありました。

市長は「市施行路線として整備するための道路を選定するために調査して、コンサルにまとめてもらった報告書をみなさんに報告している。これまではその調査の経緯や途中経過は市民の皆様にお示ししてこなかったので、今回はしっかりお伝えしようということでやっています。」と回答。


そしてまだまだ質問は続き第一部もかなり時間が長引きましたが結局終わらず、また中断して第二部へ。

初日はほとんど市長からの発言する時間がなく、市長がなぜ公約を撤回したのかわからないまま終わってしまいましたが、2日目は少しずつ市長からの発言も出てきました。
まずは公約を撤回するような発言になってしまったことの謝罪から始まりました。



「どうして市長公約を撤回したのか」という市民からの質問に「公約を守ろうと思っていたけれども、市長になってから都市計画マスタープランなどですでに決まっている計画を撤回して良いものか、マスタープランは市民も参加して決めた計画だから、変更するのは問題があるのではないかということで、悩んだ結果です。能登半島の地震の様子を見て能登と小金井では様々地形や事情が違うことは承知の上ですが、やはり防災上の観点から命を守る道路は必要と考えました。でもやはりあの場所の自然もとても大切だし、自分もとても大切に思っているので、自然を破壊せずに道路を作ってほしいと考えている」とのことでした。
ちょっと聞くと「なるほど」と思ってしまうような発言ですが、かなり重要な課題を投げかけています。
すでに市の計画として決まっているものについて、市長はどんな公約を掲げても実現はできないということになる。次の市長選に立つ人も、もうすでに決まっている計画に反する公約は出しても無駄だということを言っているのです。どんな無茶苦茶な公約でも当選さえすれば果たされるということになったらそれはそれで大変なことですから、公約がすべてであるとは思わないけれども、白井市長が言っていることは、公約よりも市の計画が最優先ということです。なんのために市長が選挙で選ばれるのか、という根本的な問題にもなってしまうような大きな課題が突きつけられたように思いました。

「さっさと辞職しろ!なんでまだ市長やってるんだ!」という怒号も飛び交う中、東町の地権者の方が「私は白井さんが辞めたらいいとは思っていない。道路を止めることはできるのは白井市長だけです。辞めるのではなく道路を止めると言って公約を果たしてほしい。」と言われたのが印象的でした。
怒鳴ってしまう人たちの気持ちもわかります。もう時間がない。次の第5次計画が決まるまであと数ヶ月。市長の公約撤回で私たちは瀬戸際に追い詰められている。それでも「辞めるのではなく公約を果たしてくれ」と静かに言われる地権者の方の声をしっかりと受け止めてほしいと思います。
道路ができるということは地権者は小金井市から追い出されるということです。ここに住み続けたいと思っても、よほど余裕がなければまた小金井に同じ規模で暮らすことは難しい人も多くいると思います。それでも叫ばず忍耐強く説明会に参加されている地権者の方々がいることをしっかりと小金井市も東京都も感じてほしいと思います。

終了間近のはけ文メンバーの発言「市長報告は撤回されたけれども、道路は作ってもいいというメッセージを東京都に送ってしまっている。今はとても大事な時期。次の整備方針に向けて検討が始まっている。そこに小金井市は参加してこの2路線について何も言ってくれていないと思う。もう時間がない。極めて重要なこの時期に白井市長は容認すると言ってしまった。市民は白井市長を当選させた時と今も変わらずに道路に反対しているんです。都議選の結果を見てもはっきりしている。民意が変わったと市長が思っているなら、2路線についてしっかりしたアンケートを取ればいいじゃないですか。無作為抽出でやったらいいんですよ。民主主義が崩されているという危機感を感じている。9月に意思を表明すると言っているけれども、自分がまだ迷っているなら<市民は反対している>だけでいいですから言ってください。」
市長は「この場では受け止めます」との回答でした。



本日3日目で緑小で14:30から開催されましたが、またまた延長して18:00にも終わらなかったようです。私は仕事で参加できなかったので、参加された方の報告を待ちたいと思います。

                                  (報告・横須賀)


2025年8月2日土曜日

【小金井市主催】都市計画道路の説明会がスタートしました!

 本来市民から求めていたのは白井市長が公約と違う市長報告をしたことについての説明を求める市民説明会でした。しかし小金井市が開催したのは、第一部は市施工の都市計画道路について検証した報告、そして第二部もまずは延々と2路線の経緯について部局が説明。結局市長が謝罪したり説明したりする時間も短く、市民の質問時間も短くなり、こんな説明会は望んでいないという声で騒然とし、結局第一部、第二部ともに「中断した」ということで終了しました。説明会として成立はしていません。

市長、副市長、都市計画課長


冒頭、そもそもこの進行はおかしいということで紛糾し、第一部はなんとか始まりましたが、第一部は「市施工の優先的に整備する都市計画道路の候補路線選定のための検証及び調査について」ということでしたが、この説明のもとになるのが、今年3月に外部に委託して作られた「都市計画道路に関する検証報告書まとめ」というもので、小金井市のHPに6月10日に公表されています。しかしこれが市議会で説明されたり、資料として使われている記憶がまったくなく、市議さんに確認しても「説明されていない」と言うことなので、市民から確認したところ、部局の説明は「市議会では6月13日にHPにアップしたのでご確認くださいとお伝えしている」とのこと。こんな大事な資料をそんな一言ですませるなんてありえないと言うことでこの問題は5日の議会で追及される予定。

進行に納得できない市民が詰めかける。


そして第一部を司会が強引に終わらせようとしたのでまた紛糾。「終わってない。中断である」と言うことを市民と確認してようやく第二部へ。(第一部の説明が終了したとなると、市民への説明は完了したということで、東京都に報告するということになるのでそれは認められません。この検証にはまだまだ問題があり、それについてしっかり意見する必要があります)

第二部は撤回した市長報告についての説明と謝罪と市民との意見交換なのかと思ったら、これまた部局が長々と2路線について説明。市長からの話も市民の質疑も短く、第二部も時間切れ。
明日に持ち越しです。
今日は「はけと野川の文化祭」でもお世話になった高槻成紀先生も出席してくださり、意見を言ってくれました。「市長選挙で道路反対を公約にされたことに共感して私は市長報告の前に武蔵野公園の自然の大切さについてレクチャーした。あの場所は小金井市だけでなく東京都にとっても宝であって壊してしまったらもとには戻らない。
この歳になって振り返った時、自分は自分がこうだと決めたことは変えずにこれまで生きてくることができてよかったと思っている。白井さんは考えを変えても変えなくても責められる立場なのだから、どうせ同じなら自分の考えを貫いていった方がよかったのにと思う。前言を翻さなくてよかったと思ってほしい。市長さんはリーダーとしてここの自然を残すべきということをしっかり考えてほしい。誠実に対応してください」
と話されました。とても良いお話だったと思います。

高槻先生

ですが、市長からは「3・4・11号線の必要性は否めないという考えは変わらない。しかしあの場所の自然は大切だと思うし、自分もとても好きな場所なので、壊して欲しくない。だから積極的に作って欲しいという気持ちにはなれない」と3月からの自分の持論を繰り返すだけでした。
他にも多くの市民から意見が出ました。「公約を破ったのだから信頼関係はもう壊れている。もう信じて欲しいと言われても信じることはできない。出直しをされたらどうか。バトンを渡ししたら違うところに行ってしまったんですから、もうあなたに資格はないんです」という厳しい意見もありました。
時間が足りず、もっと細かく追及していくことはできず、明日以降に持ち越しです。

市民側からの要求として私は「今回の資料の中の市民アンケートはとても答えにくい設問だったと思う。それでも市民の方は答えてくれている。自由記述欄にとてもいい回答がたくさんあるのに、それをひどいまとめ方をしている。明日は自由記述欄を資料として配布してください。市側の説明に無駄に時間を使うのはやめてほしい。私たちは市長と意見交換をしたくてきている。明日は車座集会にしてほしい」
と要望しました。さて明日はどうなるでしょうか。            (報告・横須賀)