2016年1月30日土曜日

【 コラム】あなたの近くにもあるんですよ・・・

いきなり道路ができるなんて、本当にびっくり!
と思われていると思いますが、小金井市内にはまだまだ計画道路があるんです。
昭和37年、50年前にできた計画が今もしっかり生きているのです。
そしてこの計画は余程のことがない限り、計画廃止にはなりません。
計画がある以上はいつか実行される日が来ると思ってください。はけのことをは
全く他人事ではありません。50年前の亡霊が突然あなたの前に現れるのです!

写真は1971年、昭和46年に発行された都市計画街路網図です。赤と黄色で示された線が計画道路です。
地図は古くから住まわれている住民の方からお借りしました。

2016年1月28日木曜日

【コラム】連雀通りって重要じゃないの???

多摩地区を東西に貫く「連雀通り」名前の由来になっている「連雀」とは、
荷物を背負う時に使った背負子(しょいこ)のことで、肩に当たる部分を藁や
裂織りなどで織ったり編んだりして、それを木枠につけたもののこと。
昔の行商人やそれを使っていたので、昭和の時代まではなんとなく見たことが
あるような気もします。
wikiによれば、その行商人が住んでいた町が連雀町であり、三鷹の連雀の地名も
それが由来(神田連尺町からの移住者でできた町だからだそうですが)。
連雀通りは連雀をつけた人が行き交ったから連雀通りなのかと思っていましたが、
三鷹の地名からきていると考えるのが妥当なようです。

歴史ある名前を持ち人々に親しまれてきたのが連雀通りですが、今回の小金井の
道路問題の話の中で3.4.1号の話になるとよく「連雀を拡幅すればいいじゃないか。
新たに道路を作る必要はないよ」との声をよく聞きます。私もそう思います。
しかし、先日、小金井市の都市計画課で聞いた説明で連雀が拡幅できない理由を
知りました。連雀通りは(一部が)都市計画道路に含まれていないからとのこと。
えっ?連雀って重要な道路だからあちこち拡幅してるんじゃないの??
と一同びっくり!
よく聞いたら昭和37年に都市計画道路に指定されたところは、もともと地下や
鉄筋の建物が建てられず立ち退けと言える法的根拠があるけど、指定されていない
ところは何の根拠もないので、立ち退きを迫れず、道幅も広げられない。
おまけにこれは市の予算でやらなければならなくなるので、小金井市には無理!
ということで、都道ができるならそっちの方がお金もかからなくていいから
なんだそうです。(市だろうが都だろうが私たちの税金であることは一緒ですけど)

で、なんで連雀の一部が含まれていないかというと、簡単な図を作りました
(下手でゴメンなさい)。連雀のさらに北にもう1本計画道路がありまして、
その間の部分だけ計画道路じゃないんだそうです。
(赤いのが計画道路、水色を引いたのが計画道路になっていない部分の連雀)
確かにこの間の部分は拡幅されていませんね。私たちには知らされないことって
たくさんあるんだと思い知りました。

だったら計画道路にこれからすればいいんじゃないか?というのも誰でも思う
ところですが、「それは難しいんですよねえ」という答えしか返ってきません。
ちょうどせいしん幼稚園の真ん中を通る計画道路です。今回の優先枠には入って
いませんがこれもいつか実行される日がきっと来るんです。
計画道路は見直しにならない限りはいつか実行されると思った方がいいと感じる
今日この頃です。
(はけ文・横須賀)

「小金井市都市計画課に聞きに行こう」の報告

ブログのアップが追いついていませんが、1月20日(水)に小金井市へ道路についての説明を求めた時に聞いてきたことをまとめました。説明は都市計画課課長です。

1
都市計画道路のメリットの説明
電柱を地下化、緊急車両が通りやすくなる、車歩道分離で人身事故が減る
交通の円滑化、渋滞の緩和、CO2の削減ほか

2
優先整備路線に選定された経緯
平成26年・27年の2年間をかけて、全体の計画について23区26市2町で協議してきた。
策定検討会議は平成25年から5回行ない、平成27年11月会議で都から案が示された。
最終的な選定は、東京都でおこなった。決定の会議に小金井市として立ち会っていない。

第三次事業化計画(平成18年)で優先整備路線に選定された梶野町の
《3.4.8号線》※市施行は進捗していないので、小金井市は四次には上げなかった。(財政難で進められない)

《3.4.1号線》
連雀通りの拡幅によって問題を解消するのが妥当、との市民から意見

<回答>
連雀通りの現在のルートは、都市計画道路ではない。→市施行となる
拡幅については、中町自治会なども参加し、超党派で集まり検討した。
法的根拠がないため用地買収がむずかしく、拡幅を断念。
安全対策(ミラーの設置等)を行なった。
連雀通りの現状は都も充分に認識している。

《3.4.11号線》
平成24年に策定された小金井市都市計画マスタープランで、必要とされた。


3
市民からの要望
計画を知らない地権者も大勢いる。もっと広く分かりやすく広報してほしい。選定された2路線について、パブコメを書くほどの情報がない。小金井市として道路の必要性や選定理由をきちんと表明してほしい。小金井市民のための地図をつくってほしい。

<回答>
都と相談する。ご意見はうけたまわる。地図は権利の問題がありむずかしいが検討する。

市民の上記要望に対する回答を文書で出すように要請、了承される。

************************

話を聞いての感想

《小金井市の選定理由》
市施行の場合、財政事情で進捗は見込めない。
しかし、都市計画を進めることは行政の使命である←ここ重要。
小金井市の都市計画道路の整備率は43%と低く、これではまずい。
都施行だと市の財政負担はない。

《3.4.1について》
連雀通りの拡幅は止まったまま。
法的根拠なく住民を立ち退かせ、財政の厳しいなか用地買収するのは相当に覚悟がいる。
→3.4.1号線は連雀通りから西に伸びる路線。ここなら都施行なので市の財政負担はない。
法的根拠もあり進捗しやすい。
それが市の選定理由である。それ以下でもそれ以上でもない。

しかし!
都市計画マスタープランに、「3.4.1号線に関して、はけの保全を勘案し、
将来的にはの一定区間で路線変更などの可能性について検討する」とある。
小金井市として、この点について協議したのか。恐らくしていない。
市は連雀通りの拡幅をあきらめてしまっている。
はけの保全のために市がどこまで本気でやるか、という問題である。

《3.4.11について》
都市計画マスタープランに、3.4.11の連雀通り以南の整備推進を都に要望する、
とある。議会でも議題に上がっている。南北路が必要との声も多い。
連雀通り以北と府中方面は着々と整備が進み、両側から同時に攻められている状況。
しかし!平成19年策定の「東京都景観計画」にある国分寺崖線の景観保全、
都建設局の事業「野川の自然再生」とんぼたんぼなどとの整合性はどう説明するのか
これも小金井市と東京都の考えが聞きたい。

《現時点での結論》
東京都にとってもはけは貴重な社会的資源である。
そのことについて、都で検討をおこなっているのか?
おそらく都市整備局だけで決定している。
学者や区長で形ばかりの検討委員会をやっている。
それでいいのかと小金井市からの説明を聞き、思いを強くしました。

追記・はけ文からの要望の結果、ようやく小金井市のHPに地図が掲載されました。
ご参考にご覧ください。→地図

文責 はけ文(安田)

2016年1月26日火曜日

【小金井市内でのお知らせご協力のお願い】

現在、はけ文では市民掲示板への掲示や手渡し、ポスティングができるチラシを以下のように作成しています。
ぜひ印刷し、周囲の方にお知らせいただけたらと思います。

小金井市の市民掲示板の設置場所はコチラ(PD F)からご覧ください。
※掲示板へ掲示する際には注意事項を必ずご確認ください。



2016年1月25日月曜日

東京都のオープンハウスに行きましょう!

東京都が第4次計画道路について説明するため、新宿と立川でオープンハウスが開催されています。今回の小金井市にできる計画の道路「3.4.11」と「3.4.1」は東京都が施工する道路なので、東京都から説明を受ける必要があります。
オープンハウスは誰でも行って説明を受けることができますが、一人ではなかなかと思う方もいらっしゃいますし、何人かで行って他の方の質問とその回答を聞くとよくわかるという面もあると思います。
ということで、27日(水)に「みんなでオープンハウスに行きましょう!」を開催します。お時間のご都合がつく方は是非ご参加ください。

2017年1月27日(水)午前10時 JR立川駅改札を出たところにある緑の窓口前に集合。
(10時10分には出発します)オープンハウスの会場は立川合同庁舎なので、そこに直接いらしていただいても大丈夫です。

参加ご予定の方は
hakebun⭐︎gmail.com
までご連絡ください。(⭐︎を@に変えてください)

担当 安田、横須賀