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2026年7月7日火曜日

大西隆氏講演会、動画公開しました!!

 5月23日(土)、小金井萌え木ホールにて、都市計画の専門家、大西隆さんの講演会を開催しました。

主催は小金井市の自然と文化を愛し活動する市民団体6団体。会場はほぼ満席。

大西隆さん(東京大学・豊橋技術科学大学の名誉教授)は、昨年12月に『人と国土21』(一般財団法人国土計画協会)という専門誌に、小金井の3・4・11号線についての評論を発表され、とても明瞭で素晴らしい評論だったので、ぜひ講演をお願いしようということで、実現しました。


まず、6団体を代表して、都市計画道路を考える小金井市民の会代表の阿部達さんから挨拶。小金井2路線が優先整備路線に選定されたところからの市民の活動をまとめてお話いただいてから、大西先生のお話に入りました。



大西隆さん


大西隆さんはわかりやすいスライドを示しながら講演されました。まず冒頭に、これまでやってこられた仕事として、首長の方針を決めるアドバイザーをあちこちで務めて来られ、ちょうど高度成長期を終えて、もう拡大路線だけではダメという時代が来ていたので、東京臨海副都心計画の見直し、市川、船橋の三番瀬埋め立て中止、千葉都市モノレールの延伸中止などを提言して来られたことを紹介されました。時代的にそういう役割だと思っているとおっしゃっていました。


そして3・4・11号線について様々な角度から、必要性があるのか検討された結果を具体的に示されました。この道路は近隣市は本当に必要としているのか。府中市のマスタープランには書かれていない。府中としては東八まで出られれば十分なのではないだろうか。3・4・1が繋がる国分寺は遺跡があるので、もちろん作ってほしいとは思っていないだろう。小金井公園も潰して貫かなければ、便利な道路とはいえないのでないだろうか。

「都市計画道路は賞味期限切れの道路が増えている」と先生はおっしゃいます。「60数年もの間、できなかった道路というのは必要性がないのではないか。しかしその計画が残っている間は地元は爆弾を抱えているようなもの。だったら論理を逆転させてまずは一旦計画をすべて廃止して、改めてみんなでよく考えるということにした方がいいのではないか」と言われ、本当に小金井の2路線は賞味期限切れだと感じました。大西さんの言われる通りです。


会場の萌え木ホールは満席。
質問も多く出て関心の高さを感じました。

自動車の保有台数の変化、人口減少、高齢化、などから見ても、道路計画はもっと見直しされるべきだし、小金井市の特有の問題である自然環境の破壊や根強い市民の反対などから考えてもこの道路を作るべきではないと導かれています。

とてもわかりやすくお話しくださっていますので、ぜひこちらの動画でご視聴ください。


動画はこちらから↓↓

https://www.youtube.com/watch?v=vgQ_xWvQzbU

 



司会の横須賀と主催者を代表して
挨拶した阿部達さん。


第二部は「現状報告と意見交換」ということで、小金井市と東京都の現状を、坂井えつ子市議会議員と、漢人あきこ都議会議員からそれぞれ報告していただきました。

東京都の第5次事業化計画が決定しスタートしたばかりだったので、それについてもご説明いただきました。


坂井えつ子市議会議員から小金井市の
現状を報告。



会場からの質問も多くあり、活発な意見交換が行われました。

今後も引き続き大西さんとも連携し、この道路がほんとに必要なのかを明らかにしていきたいと思います。



大西隆さんと記念撮影。
皆様お疲れ様でした!


2026年5月23日土曜日

「未来の東京を一緒につくるために 緑とくらしを乱開発から守るシンポジウム」

517日(日)専修大学の神田キャンパスを会場に「未来の東京を一緒につくるために 緑とくらしを乱開発から守るシンポジウム」が開催されました。

このシンポジウムは開催実行委員会と専修大学の土屋昌明先生の「トポスと環境研究会」の共催で開催。建築ジャーナルが後援してくれました。

はけの自然と文化をまもる会は、実行委員会に参加し、運営メンバーとして関わりました。

東京中の乱開発と戦う市民団体が参加し、33団体が本会場で2分半のスピーチによる発表、別の展示会場では31団体がそれぞれの運動のパネルを展示しました。階段教室に所狭しと展示された手作りのパネルの間を来場者が歩き、それぞれの団体の方々と話す様子は、文化祭のようでした。どこの展示も楽しい内容ではないものの、お互いに共感し合える話ができ、とても意義深く楽しい時間でもありました。


小金井の展示コーナー
ほたる村たよりも販売

小金井チーム記念写真
展示解説頑張りました!!



その後、本会場にてまずは市民団体33団体からの報告がありました。
スピーチは2分半、スライド3枚、それでも1時間半かかってしまいます。はけ文を代表して横須賀が
11番目に登壇。これまでの小金井の道路問題10年の歴史をまとめてスピーチ。とても自然豊かな場所に道路が作られようとしていること、住民の多くが反対しておりパブコメも圧倒的な数が小金井の道路に反対していること、たった一人しか選ばれない都議会議員が中止見直しを公約に当選、市議会も中止見直しの意見書を東京都に送っている。そして中止見直しを公約に当選した市長は寝返ってしまったが、それでも反対派の方が小金井市民は負けずに反対し続けるというような内容で話しました。


小金井の道路問題について
報告。450人の参加者が
耳を傾けてくれました。


 

【今回の参加団体】

1、善福寺川流域の自然と暮らしを守る会

 2、日比谷公園の歴史と文化をこよなく愛する会 

3、渋谷区玉川上水旧水路緑道 緑道の会 4、調布留保地について考える会

5、野津田・雑木林の会
6
、芹ヶ谷公園をより良くする市⺠の会
7
、築地浴恩園再生学会
8
、神田警察通りの街路樹を守る会

9、名主の滝公園のみどりを守る会と自然を考え文化財登録を目指す会

10、名主の滝の自然を考える会

11、はけの自然と文化をまもる会

12、くらし・環境・歴史遺産を守る 86 号線住⺠の会

13、外環ネット
14
、住⺠の暮らしと安全・環境を守る会 (特定整備路線 補助 29

15、「杉並区の都市計画道路を見直す会」⻄荻窪窓口有志

16、⻄武新宿線鷺ノ宮・都立家政利用者の会 

17、大山問題を考える会 

18、住み続けられるまちづくりをめざす品川区⺠の会

19、中野サンプラザ・旧区役所エリアを考える会
20
、中野四丁目 67 番再開発に反対する有志の会

21、世田谷のまちづくりを考える会
22
、千代田区⺠の声を届ける会
23
、やさしいまちをつくる会きたく

24、日本橋室町1丁目地区市街地再開発
25
Save Jingu Gaien
26
、明治神宮外苑の緑を守る会
27
、みんなの緑を守るネットワーク

28、コモンズの緑を守る全国ネット 

29、昭島巨大物流センターを考える会

30、巨大データセンターから住⺠の暮らしと環境を守る市⺠の会

31、都市型データセンターあり方検討会 

32、住⺠参加のまちづくりを考える会@高島平 

33、烏山のまちづくりをみんなで考える会

34、明治神宮外苑を子どもたちの未来につなぐ有志の会(展示のみ)

35、環境と暮らしを考える会(小平、展示のみ)

36、葛西の自然を守る会(登録のみ)

37、都市計画道路補助133号線に反対する会(登録のみ)

38、国分寺崖線(はけ)の自然を守る会(小金井市、登録のみ)


こちらで動画で当日の33団体のプレゼンが見られます。

https://www.youtube.com/watch?v=7VjaFo2VRsQ


 33団体からの報告はとても聞き応えがあったと参加者の方に何人もお声がけいただいたので、2分半にうまくまとめられてよかったと思っています。

 

休憩を挟んで、建築家の山本理顕さんの基調講演がスタート。


山本理顕さん

基調講演はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/TBlmvyXq264

ここのところ東京都の乱開発について積極的に発言されている山本さん、1時間半もの間、ずっと黙って我々の報告を一番前の席で聞いて下さった。これだけでもとてもすごいことだと感じています。講演の冒頭「私は皆さんの考えに賛同します。でも私は何もしてあげられない。皆さんが自分たちで頑張るしかないんです」と言われました。
「この数年、東京都の開発は黙って見ているわけにはいかない。都知事の独裁でどんどん開発されていく。企業献金というものをなくしていかなければ開発は止まらないんです。

選挙というのはとても大事。誰を選ぶかで街並みは変わっていくんです。住民がないがしろにされている都政をこれ以上許すわけにはいかない。」と熱く語っておられました。

「町内会の大切さ」も力説されていて、町内会を破壊してきたのはマンション建設。「もっとこの繋がりを大事にしていかなければだめだ」とおっしゃっていました。


基調講演に続き、専門家の先生も壇上に上がり、パネルディスカッションへ。



パネルディスカッションの動画はこちらからご覧いただけます。
https://youtu.be/a7xdi7u2zuY

引き続き山本理顕さん、そして石川幹子さん、岩見良太郎さん、原島幸彦さん、それぞれの立場から、乱開発についてのお考えをお話しいただきました。

 専門家の先生方のお話をもっと聞きたかったのですが、時間が足りずまたの機会にお聞きしたいと思いました。

この後再び18時まで、展示会場に移り、展示を見ていただく時間となりました。

「小金井にこんないい場所があるなんて知らなかった。ぜひ見にいきたい」と声をかけられたり、「このあたりに実家があり自分にとってもはけがふるさと。守ってほしい」と声をかけられたりして嬉しかったです。


東京中の方々と繋がりができ、お互いの活動から学べるところがありそうだと感じました。


2026年3月13日金曜日

武蔵野公園「多様な生物が生息する都立公園づくり事業」完成報告会に参加しました。

令和3年度に実施された武蔵野公園に係る市民団体を集めて行われた意見交換会にて武蔵野公園の「多様な生物が生息する都立公園づくり事業」について出された意見をもとに、東京都が行った事業の工事が終了し、東京都から指定管理者へ引き渡されたということで、工事完了後の現場を見ながらの説明会がありました。

意見交換会で意見を出した市民団体、4団体が参加しました。東京都の担当者と武蔵野の公園パートナーズの方々の案内で、公園内を実際に歩きながら現場を確認しました。

「多様な生物が生息する都立公園づくり事業」についてはこちらをご覧ください。

最初に苗圃の南側に新しく作られた池を見学。トンボ、両生類、鳥のために作られた池で、私たちが見ている時に早速ヤマガラが飛んできて水を飲んでいました。
水は井戸を作って手動で汲み上げるシステムで、定期的に見回って水を入れているそう。高いフェンスで囲われているのは、人が入ってしまわないように高くしたとのこと(普段は鍵がかかって開けられないようになっています)、人が落ちても危ないし、ザリガニなどの外来種を入れられる危険性もあるとのことでした。
参加者からは「ラインセンサスでも鳥が水辺にきている様子が観察できている。私たちの要望を実現してもらえてとてもよかった。ただフェンスが高すぎて観察しにくい。」との声がありました。
ヤマガラ、カワラヒワ、イカル、シジュウカラ、メジロなどが観察されているそうです。


見えにくいですが汲み上げ井戸。
水はドボドボ入らないよう自然に
染み込むように入るようになっています。




東八道路沿は、鳥が隠れられる茂みを作るために植樹、多摩霊園から飛んできた鳥が隠れながら過ごせるようにしたと報告がありました。

わかりにくいですが、低木が新たに
植えられています。


免許試験場沿いにエコスタックを新設。枯れて伐採した木を活かして、木組みをして中に落ち葉を入れて作った。カミキリムシなどが住んでくれるのでは。虫が増えれば鳥やネズミも来るはず。



はらっぱにあったモトクロス場だったところは、現在は閉鎖管理中で、腰くらいの高さの草地になる予定。はらっぱは通念でイベント利用などもあるため、どうしても草を短く刈ってしまうことになり、カンタンの営巣地はもっと背の高い草地になっているので、ここは腰くらいの高さにして、様々な環境を作りたいと考えているとのこと。ちがやの種が入った土団子をプレイパークのこどもたちと一緒に埋めたので何年後かにいい感じの草地になることを期待しているとのことでした。

草地が定着するまでは人が入らない方がいいと
のことで、閉鎖管理になっている。オレンジの
覆いが外せるのは1年以上先かもとのこと。


はけの閉鎖管理地。ここは日頃から市民団体のほたる村が管理に関わっていて、下草刈りなどを定期的にやって環境を良くすることに協力されています。ここにぜひ池を作って、カエルなどが卵を産んだりできる環境を作りたいとほたる村からの希望もあり、ここにも池を作りました。野川の水が枯れている今は鳥たちにとっても大事な水辺となっています。

ここにも井戸が掘られて、その水が
供給されるシステムです。

下草刈りをして、茂っていた笹などがなくなり、ナラ枯れのためにコナラやクヌギを数本伐採したため、明るくなったはけの斜面にはキツネノカミソリが群生、ギンラン、マヤランなども増えているそうです。


多摩川線の近くにもエコスッタク。こちらは枝だけで作られていて、キクイムシなどがまず入って、キノコが生えて柔らかくなってきたらクワガタ、カブトムシなども入ってくるのではないかと思っているとのことでした。




最後に参加者から感想をいう時間があり、それぞれ感想を言いました。
「とてもいい工事をしてくれたけれども、ちょっと人工的すぎる感じがしている。もう少し自然に任せてもいいのではないかと思う」「やぶの中の道がつながるような整備をしてもらえるといいと思う」などの意見がありました。また今回は都市計画道路とは無関係な公園整備の説明会でしたが、「本当にいい整備をしていただいてもますけれども、くじら山の横に新たなに駐車場を作ろうとするような整備計画も出ている。これは道路計画とも関連していると思うので懸念している」との意見もありました。はけ文からも「日頃は東京都とは道路問題で対決姿勢になってしまいますが、このような自然を大切にする公園整備をしてくれていることは本当に素晴らしいし、こういうこともしっかりと市民に伝えていきたいと思う」とお伝えしました。

昨年工事が完了した放送設備の使用状況についても質問しました。一度テストした後は特に使用していないとのこと。ただ今後、雷や強風などの災害時、そして不審者情報などの注意喚起には利用する予定とのことでした。

東京都の職員の方には「公園整備の皆さんは公園の自然を再生するために本当に頑張っておられます。その一方で道路を作ろうとしていることは本当に残念です」と私たちの気持ちをお伝えしました。本当にこの矛盾のある行政のやり方には納得ができません。
しかしその一方でこのような機会に参加させてもらって、意見を伝えたり自然再生の様子を報告してもらえるのはとてもありがたいことでもあると感じています。武蔵野公園の利用者団体懇談会はコロナで一旦お休みになっていましたが、今後は継続して開催する予定とのことなので、私たちもまた参加していきたいと思っています。
                                (報告・横須賀)



2026年1月31日土曜日

パブリックコメント締め切られました。

30日の深夜、12時を過ぎました。
東京都のパブリックコメントが締め切られました。きっときっとたくさんの方がパブコメを送って下さったことと思います。送ってくれた方、一緒に呼びかけて下さった方、がんばってねとお声かけくれた方、多くの方の「はけと野川」への愛を感じ、幸せを感じる瞬間が何度もあった1ヶ月でした。ありがとうございました。
あとはパブコメの発表まで楽しみに待ちましょう。


はけと野川よ永遠なれ!!
私たちの願いが世界標準になる日はきっとくる!!
それを信じて頑張りましょう!!


 

2026年1月25日日曜日

パブコメ締切は今週金曜日!!

 1月24日(土)2回目の「みんなでパブコメを書こう会」を開催しました。
お天気は良かったものの寒かったのでどのくらいの方が来られるかしらとちょっと心配でした。午前中はぽつりぽつりと、お昼過ぎから徐々に来場者が増えて午後はいつも来場者がパブコメを書いたり、展示を熱心に見たりされていました。
たまたま宮地楽器ホールに来られて立ち寄られた方が「道路計画を知らない」という方で、私たちの展示を見て「こんなところに道路を作ってはいけませよ」とパブコメを書いて行かれました。
来場された方々に「何を見て来られましたか?」とお聞きしました。
「元旦の折込を見てきました。元旦の新聞を開いて、やったな!と思いましたよ」と言われる方、「change.orgの署名から送られてくるメールで知りました」という方、「家のポストにチラシが入ってました」、「今、駅前の街宣でチラシを受け取ったので」という方も。(この日は市民団体のひとつ「プンプンアクション小金井」が街宣をやってパブコメ書こう会と連動して活動してました!)
「ブログいつも読んでます」と言ってくださる方もいて、読んでもらえてるんだ〜と嬉しくなりました。市外からわざわざ来られた方もいて、はけと野川、武蔵野公園を守りたいと思っている方が、思っている以上に多いことをまた知ることができました。

パブコメを書いて帰られる時に私たちに「頑張ってください」と声をかけて帰られた女性がいました。その声に私は素直に「ありがとうございます」と答えたのですが、それを聞いていた別の女性が「頑張ってはおかしい。同じ市民なのに。こんな会をやってくださりありがとうございます。一緒に頑張りましょう」と言って下さいました。確かに同じ市民なんだから、頑張ってはちょっと違うかも・・・でも「頑張ってください」も嬉しかったし、「一緒に頑張りましょう」はもっと嬉しかったです。「来てくださりありがとうございます」という気持ちです。

スペースDは外からもよく見えるので外に向けても
展示。実際に足を止めてじっと見ている方も。


展示も熱心に見ていただきました。

会場に人が多く入っている時は
忙しくて写真が撮れなかった(泣)

時間をかけて丁寧にパブコメを
書かれていました。

今回は市民団体7団体の共催。
忙しい中、会場に駆けつけて来ら
れた方に説明をしたり対話をした
り力を合わせて開催しました。


パブコメの締切は今週金曜日、30日です。「書き忘れた!!」ということがないように皆さん、よろしくお願いしまーす!!


        東京都の都市計画道路の整備方針案(概要版)はこちらからご覧いただけます。


こちらからフォームでパブコメが提出できます。
これを利用するのが一番簡単かと思いますのでぜひご利用ください。
個人情報を伝える必要はありません。

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