2021年11月4日木曜日

小金井市のマスタープラン策定について西岡市長に要望を伝えました。

現在、小金井市では10年に一度の都市計画マスタープランの見直しを行なっています。 小金井市の20年後のまちづくりの将来像を示す重要なプランです。これを市民も参加した策定委員会を中心に時間をかけて策定していくわけですが、平成24年にまとめられた現行のマスタープランに「都市計画道路3・4・11号線は東京都に対して整備推進を要望する」と書かれていることが大きな問題となってきました。 2016年に優先整備路線に選定された2路線については小金井市議会も見直しの決議を出し、パブコメなどを通して多くの市民から圧倒的な数で反対の声が上がっています。そして西岡市長も前回の選挙で「市民の望まない都市計画道路は作らせない」と公約し、再選しました。しかしながら東京都は道路計画を着々と進めています。 そんな状況下で改定するマスタープランには非常に注意が必要だということで、私たちはけ文はマスタープランの策定委員会の議論を見守ってきました。中間まとめのパブリックコメントにも危惧する方々からたくさんの声が寄せられ、都市計画道路に反対する声はとても多いことがわかりました。これらの市民の声がプランに生かされないことに危機感を抱き、10月27日夕方、はけ文の4名で市長に面談し、要望をお伝えしました。 要望書を提出し、その回答をいただくというかたちでの面談でしたが、西岡市長からは「市民の方々が望まない道路は作らせないという私の考えはこれまでとなんら変わっていない。パブリックコメントに寄せられた意見も大事にしています。要望書でいただいた意見も参考にしながら策定委員会の議論を踏まえながら、直せるところはしっかり直していきたいと思っています。」などお答えいただきました。市長の考えは変わっていないのであればそれをそのまま反映してもらえればと思いますが、中間まとめで示されたは、推進と言えるような記述があり、私たちとしてはもっと具体的に道路がいらないということを書いてもらえなければ納得できない、2路線とも見直しを明記してほしい、ということを強く要望しました。 次回、11月24日の第8回策定委員会では、パブコメの結果を受けた修正案が示されるとのこと。都市計画道路問題にとって非常に重要な「都市計画マスタープラン」で示される道路整備の方針案を、注意深く見ていきたいと思います。