2019年12月18日水曜日

長谷川裕さんの講座「武蔵野デモクラシー」報告

11月17日(日)10〜12時、小金井市公民館貫井北分館にて、はけ文企画、小金井市公民館主催、市民が作る自主講座「武蔵野を語るvol.1〜武蔵野デモクラシーみんなで武蔵野を語ろう!」が開催されました。
講師はTBSラジオプロデューサーの長谷川裕さん。小金井市在住で武蔵野、はけ、そしてはけを通る都市計画道路問題もずっと関心を寄せてくださっている方です。長谷川さんとの事前の打ち合わせで、長谷川さんだけが話すのではなく、武蔵野やはけに注目しているメディア関係者にも声をかけてはどうかということになり、『武蔵野樹林』副編集長の住谷はるさん、小金井市在住で地元ではフリーペーパー184のメンバーでもある編集者の刈屋琢さん、その他会場にはいろいろな方にきていただきご発言もいただきました。参加者も20歳代から90歳代まで幅広く、今までの講座とはまた一味違ったものになったと思います。ありがとうございました。


左から司会の安田、長谷川さん、刈屋さん、住谷さん。

当日参加してくれていた小金井市民・小山剛さんに感想をお寄せいただきましたので、ご紹介します。


はけ文のイベントは毎回参加させていただいています。今回は、地元在住のラジオプロデューサーの長谷川裕さんが今回のゲストということで、講師が一方的に語る講演会ではなく、はけ文の安田さんと二人のパーソナリティのいる公開ラジオ収録のような企画でした。
中央線の高架化と新しい商業施設のnonowa、雑誌での武蔵野特集、KADOKAWA本社の東所沢移転、一個一個の動きについては知っていても武蔵野ブームとして考えることはなかったので新鮮でした。今、武蔵野が注目される理由・価値とは何なのかというと、長谷川さんは「ほどほど」という言葉で表現されましたが、都会すぎず田舎過ぎないバランス、利便性を保ちつつも都市の喧騒から離れた地域環境でしょう。高度成長期に拡大してきた都市圏が再度、都心に収斂されていく中で、都心へのアクセスのよい場所としてだけではなく、地域そのものの価値が再評価され、武蔵野ブームにつながっているという話でした。




フロアーの発言も交えた対談は、渦中の2本の都市計画道路と野川や武蔵野公園のことに話が展開していきます。今の野川の景観も昔のまま放置されて残ったのではありません。護岸工事でコンクリート張りとなった野川を自然に近い形にするべく、奔走し行政に働きかけた市民がいました。当時のことを語った、御年94歳の小金井の生き字引が、強調したことは、市民の働きかけに理解を示す行政の担当者がいて、一緒に勉強会を開いてともに考えたということでした。高度経済成長以後、右肩上がりの人口増の中で消えていきかねない自然環境を守ってきたのは、市民の意思・選択であることを改めて学びました。
今回は、長谷川さんの手掛けるラジオ番組のリスナーも市外から多く駆けつけていました。市外から参加された方にとって、市民が声を挙げて動かしてきた歴史は大きな驚きであったようです。市民の手で街を作り上げてきた歴史とそのエネルギーの継承こそ「武蔵野のポテンシャル」になるのかな、と思いました。                           (小金井市在住・小山剛)


写真提供・宇野正樹
 さん


Vol.2は、12月22日(日)14〜16時「古地図に見る武蔵野」講師は芳賀ひらく先生です。
ぜひご参加ください!

2019年11月23日土曜日

【小金井市議会議員補欠選挙】都市計画道路についてのアンケート公開!!

はけの自然と文化をまもる会では、小金井市の市議会議員補欠選挙に合わせて予定候補者の方々にアンケートを実施しました。清水がく候補、水谷たかこ候補、(到着順)にアンケートをお願いし、回答いただくことができましたので11月22日に集計し、本日(23日)公開いたします。



2019年11月18日月曜日

【小金井市長選挙】都市計画道路についてのアンケート公開!!

はけの自然と文化をまもる会では、小金井市の市長選挙に合わせて予定候補者の方々にアンケートを実施しました。西岡真一郎候補、森戸洋子候補、河野律子候補(到着順)にアンケートをお願いし、回答いただくことができましたので11月17日に集計し、本日(18日)公開いたします。







2019年11月10日日曜日

「武蔵野はらっぱ祭り」報告です。

112日、3日の2日間、武蔵野公園で開催されたはらっぱ祭りに、「はけの自然と文化をまもる会」(以下「はけ文」)は、今年も「都市計画道路を考える小金井市民の会」と共同で出店しました。
2017年から制作したパネル等を展示、新しいはけ文ニュースの配布、シール投票と0円ショップを行いました。






 *シール投票 

シール投票のパネルは、置いておくと通る人に見え難い為、抱えて持っていましたが、その分投票する人の反応がよく分かりました。 最初のうちは投票数が少ないので、せっせと声がけして投票を呼びかけましたが、徐々に数が増えて来ると、パネルに目を留めてスーッと寄って来て、「反対」にシールを貼っていく人が増えていきました。
今回も、メンバーの説明を聞いて初めて道路計画を知り、「いや、要らないこの道路。」と言って貼りに来る人も。「賛成の人がいるの⁈」と驚きの声を上げる人も多くいました。 
「反対」の票が増えるに連れて、「賛成」にシールを貼る人はいなくなったのですが、初日には「賛成」の人もいました。3411号線には賛成、という人が2人です。その内1人は「便利だから」。もう1人は、「もう府中の方はできているし。」というのが主な理由でした。




 *様々な意見 

目の前を通って行く人達を見ていて気になったのは、こちらをじっと見て黙って通過していく、近隣住民と思しき方々です。道路計画にはどちらかというと賛成なので、反対であるはけ文のブースの前を黙って素通りする人、というのはある程度数いたのではないかと思います。敢えて議論を仕掛けてくる人は殆どいません。
例外的に、犬を連れた2人連れの女性たちが、投票はしませんでしたが、「道路には賛成!」と言うので理由を聞いてみました。3411号線の東側に走っている、二枚橋の道沿いに住んでいるという方達で、あの道は危ない、と力説していました。狭い道を通過する車を減らす為に、3411号線が必要という意見です。 
このような意見を持つ人が多くいるとすれば、見過ごせない事です。二枚橋の道に通り抜けの車が集中するのは、西武線の線路を挟んで東側にあるもう一本の道が、車両通行止めになっている事にも原因があるかもしれません。そうなった経緯は、前出の道路に賛成という人達も知らないという事です。
しかし、この問題を放置しておいて道路に反対しても、より多くの市民の共感を得るのは難しいのではないでしょうか?この点は今後の課題だと感じました。 


*外国人の視点 

最後に、外国人に方達の意見です。欧米系の人達には、道路計画反対に賛同しつつも、苦言を呈する人もいました。 「日本人は控えめ過ぎる。もっと主張しないと。」と、もどかしそうな女性。あるイギリス人男性は、「(公園の中を通り、住民を立ち退かせて道路を建設するなんて)イギリスでは有り得ない。」と言っていました。イギリス人は闘う、と。 
闘い方にもいろいろあるでしょうが、日本人の場合は闘う前から「行政には勝てないんでしょ?」という人もいます。そんな事はやってみなければわかりません。一般市民が立ち上がって行動する事に対して、日本人はまだまだ抵抗が強いようです。自分で考えるよりも周りに合わせておけばいい、という古い習慣が残っているのかもしれませんが、行政の言いなりになっていて、環境を守る事はできません。 


*まとめ 

多くの人にこの道路問題を知って、考えてもらう。反対の声を広げていく。そして、賛成の人の意見も聞いて、粘り強く説得して行く事が大事なのでは。と感じました。
環境の悪化があらゆる面で問題になっている現在、海外では一本でも多く木を植えようという運動が起きている所もあります。こんな時に、多くの住民がにとって大事な場所である都立公園やはけの木々を切って道路を建設するなどという計画は、暴挙以外の何物でもありません。


1日目、記念写真。

2日目、記念写真。
 *今後の動き 

128日には、小金井市長選挙が行われます。市長の都市計画道路に対する姿勢は、今後の東京都の動きに大きく影響するでしょう。はけ文は独自に立候補予定者に公開アンケートを送付しました。1118日には回答を公開する予定です。市長選挙の投票の参考にご覧ください。選挙戦の行方を、はけ文も注視していきます。


(報告・はけ文会員 安永)

2019年11月1日金曜日

はらっぱ祭りに出店します。

今年も11月2日(土)、3日(日)の両日、都立武蔵野公園にて武蔵野はらっぱ祭りが開催されます。はけの自然と文化をまもる会は都市計画道路を考える小金井市民の会と一緒に都市計画道路の現状をお知らせし、道路が破壊してしまうはけ(国分寺崖線)と自然の大切さを訴えるブースを出店します。
武蔵小金井方面から入った場合、リサイクルバザーを通り過ぎてすぐのあたりに出店していますので是非お立ち寄りください。はけ文NEWSの配布、「都市計画道路」と「小金井市の都市計画マスタープラン」についてのシール投票などやっています。
お待ちしています。

武蔵野はらっぱ祭り
http://the-harappa.net





2019年10月15日火曜日

小池都知事と西岡市長の面談が行われました。

東京都の全首長と小池都知事の面談が行われ、1010日午後、小金井市の西岡真一郎市長も都庁で小池百合子都知事と10分ほどの面談し、
ユーチューブでそのすべてが公開されました。
今回の面談では都市計画道路問題について言及すると事前に明らかにしていた西岡市長ですが、今回はこの問題を面談冒頭に議題に。これには市長の意気込みを感じました。しかし、その内容は以下に文字起こししましたが、用意した文面を読み上げるスタイルで「反対」どころか「見直し」も強調されず、
「丁寧に」という要望ばかりが目立った結果、これまでのやり取りから一歩も出ないままに終わりました。
私たちは「自然環境に配慮した道路建設」はあり得ないと考え、9日の道路関係の市民と市長との面談の場でもそのように市長にお伝えしてあります。そのように小池都知事に伝えて欲しいとお願いしましたが、伝えてはいただけませんでした。
今後も小金井市、小金井市議会の動きを注視していきたいと思います。

12/8に予定されている小金井市長選と市議補選では、この問題に関する候補者の考えをアンケートで各候補の考えを明らかにし、市民のみなさんへ広くお伝えする所存です。


↓↓↓youtube冒頭10分くらいから始まります↓↓↓


以下、文字起こし全文です。

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20191010
小池都知事×西岡市長 意見交換

①第4次事業化計画に選定された2路線についての要望

西岡市長

2路線について、小金井市のとても貴重な財産である国分寺崖線や都立公園などを通る計画となっていることから、市民や市議会の皆様方から多数の意見が寄せられており、地元の理解がとても重要です。私としましては、都市計画道路3411号線については、都市計画マスタープランを尊重する立場でございます。しかしながら、この間、市民の理解の進展が十分であるとは言えない状況です。現時点では、事業化に賛同いたしかねます。環境への配慮など、市民の理解を深めるための市民との意見交換の機会を、ぜひ継続していただくとともに、その運営方法について、これまで以上に工夫していただくよう、引き続きていねいなご対応を市長として強く要望いたします。なお、都市計画道路341号線につきましても都市計画マスタープランを尊重する立場でもあり、市長としてその見直しを求めます。2つの路線につきましては、引き続き丁寧に対応していただくとともに、ぜひ小池都知事には現場にお越しいただき、現地をご覧いただきたいと、あらためて要望いたします。
また、今後の進め方について、特段のご配慮をお願いいたします。


小池都知事の回答

都市計画道路小金井3411号線、341号線についてのご意見いただきました。広域避難場所へのアクセスの向上であるとか、生活道路への通過交通の抑制など、地域の安全性の向上などに資する重要な路線であると考えております。今お話ありましたように様々な意見があることを承知いたしております。また、西岡市長も何度か「丁寧に」という言葉を繰り返されました。都といたしましても様々な意見があることをベースに、丁寧に対応してまいりたいと考えております。

西岡市長


都市計画道路に関しては意見交換の場というものを非常に重要だと思っておりまして、ぜひ、これまでの経過をふまえて、より工夫もしていただいて、意見交換を継続して開催していただきたいと思います。これは何事もそうですが、出発点だと思います。

2019年10月9日水曜日

西岡市長がまた小池都知事と面談します!!

明日、10月10日に、東京都の全首長と小池百合子都知事の面談が予定されています。
それに関して先日から小金井市議会では西岡真一郎市長が都市計画道路についてどの都知事にどのような発言をするのか、複数の議員から質問が出ていました。その答弁の中で西岡市長は「都知事との面談に私なりの決意を持って臨む」というようなことを言われるのですが、具体的に何を発言するのかと質問されると「3・4・11号線は、現時点では、賛同できる状況でないと申し上げている。地元の市長としてそういう認識があるならば、東京都は事業化できないと、私は信じている。東京都がいろんな事業をして理解を求めようとするのは、事業主体は東京都ですから、それを地元の市長としてどう判断するか、根幹は市長ですから、市長としての判断が重要であり、東京都は、市長が了解していない事業化は強引に進めることはできない。市長と東京都の調整が付かない状況で、強引に進めることはありえないし、許されないのではないか」と答弁。この西岡市長の発言は一歩踏み込んでいるとも受け取れるし、そんなに今までと変わらないとも取れます。誰が聞いてもはっきりと「反対」という意志を都知事に伝えなければ意味がない。議会でもなんども様々な議員から質問して、市長の決断を求めましたが、決定打は出ませんでした。

このままでは心配なので、「都市計画道路を考える小金井市民の会」と「はけの自然と文化をまもる会」では市長への面談を申し込み、一緒に今朝(10月9日)8時15分から30分弱、緊急に時間を取っていただき、市長室で西岡市長と面談させていただきました。
市民側の参加者9名、小金井市側は市長、都市整備部長と課長の2名が出席。参加した市民一人一人から発言し、市長へ明日の都知事との面談内容について確認とお願いをしてきました。
面談冒頭に市民側から「今のままでは市長の考えというのは東京都に明確には伝わっていない。今回こそはしっかりとした言葉で伝えていただきたいのでお願いに来ました」と発言しましたが、今日も市長から出てくる言葉も議会と大きく変わらず「現時点では賛同できない」とか「環境に配慮しない道路計画は受け入れられない」などの発言が続いたので、「環境に配慮された計画になったり、住民の合意が取れたということになったら賛成するのか?それは何を根拠にどうなったら合意が取れたということになるのか教えて欲しい」とか「環境に配慮した道路というものはあり得ない。環境に配慮できないのでこの計画には反対ですとはっきり言ってきて欲しい」との意見が次々と上がりました。

市民の願い、議会での決議、いろいろなものを背負って、明日は小池都知事との面談に臨まれることと思います。ぜひネットで傍聴して市長がしっかりと踏み込んだ発言されるかどうか、しっかり注目していきましょう。

小池都知事と西岡市長の面談は明日10日(木)13時20分から20分間です。
こちらから見られるようです。







2019年8月7日水曜日

ムジナ坂の清掃を行いました。

8月4日(日)朝8時からムジナ坂の清掃を行いました。はけ文のメンバーの他に地域住民の方、道路市民の会の方も参加してくださり、全部で10名!過去最高の参加者でした。
梅雨の間に階段にへばりついてしまった泥と落ち葉をはがしながら掃き清めていきました。


坂の上のマンションの前の舗装路もそうじしましたが、不法投棄の空気清浄機と放置自転車もあり、斜面にはペットボトルなどのゴミが投げ込まれていました。やはりここには何らかの不法投棄対策が必要なのかと残念に思います。(写真は撮らず)




 クスノキの樹液にカブトムシがたかっていたり、タマムシや巨大ミミズやカエル、トカゲなどたくさんの生きものがいて楽しかったです。

記念写真。(上と下はちょっとメンバーが違うだけです)


きれいになりました。

この時期、朝8時はもうかなり暑いのですが、ムジナ坂は緑に包まれて暑さも気になりませんでした。
短い時間でしたが、地域の方と都市計画道路についても意見交換ができたりしたのも良かったです。また時間を作ってやりたいと思います。


2019年7月25日木曜日

東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針(案)


東京都は未整備の都市計画道路について検証結果を公表し、パブリックコメントの募集を開始しました。


膨大に存在する東京都の都市計画道路を対象としたこの方針案を読み込むのは容易ではありません。対象とされる身近な路線を確認しようとしても、地図には現道の記載がないため、現状がどうなっているのかまったく分かりません。

↓↓↓一例:検証対象を示した地図(小金井市)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/tokyo/pdf/draft_60.pdf


今回、はけ文では独自に、検討対象となった路線を示す地図を作成しました。小金井市域のみなので全体のほんの一部になりますが、近隣の方はぜひご覧になってください。
国分寺崖線を分断する2本の都市計画道路(小金井3・4・1号線及び小金井3・4・11号線外)は、優先整備路線に選ばれているため、対象になっていません。





〈都による「計画の見直し」の実態〉

国土交通省は各地方自治体に対し、未整備の都市計画道路の見直しを指示しています。それを受けて東京都は、「社会経済情勢の変化や道路に対する都民ニーズを踏まえ、都市計画道路の不断の見直しを行っていきます」と、第5章「今後の進め方」で力強く宣言していますが、その実態が問題です。

今回東京都が「検証した」とする4つの項目は、地域性を考慮せず、道路の機能性に機械的に照らし合わせただけのものです。その結果、ほとんどの路線が「計画の見直し対象にならない」という結論とされています。地域住民の目から見れば代替となる道路が存在していたとしても、まったく考慮されていません。

〈優先整備路線は対象外〉

未着手でもすでに優先整備に選ばれている路線は対象外とされ、その根拠は示されていません。都立武蔵野公園を分断する「小金井3411号線(外)」は「都市計画公園等との重複」の項目に当てはまりますが、第4次事業化計画に選定されているため、見直しの対象になりません。

方針案の検討体制の説明も極めて不十分です。パブリックコメントの周知にも熱心とは到底言えません。ほとんどの市民が知らないところで、知らないうちに「検証した」「住民の意見を聞いた」という既成事実が積み上げられ、実行に移されるのです。





〈パブコメを送ろう!〉

今後について都は、「皆様からの御意見を踏まえ、『東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針』を、本年中を目途に策定していきます」としています。

これまで都が真摯に「皆様からの御意見をふまえ」たのかはなはだ疑問であり、残念ながらこれまでの実績から今回も形ばかりの意見募集となる恐れが濃厚です。

しかし、市民の意見が公的な記録に残る大切な機会です。少しでも「おかしい」と思う方は、ぜひ意見を書いて都へ送ってください。

「パブコメが周知されていない」「地図が不親切すぎる」「当該住民に知らせるべき」「検証の仕方が機械的過ぎる」など、簡単な表現で十分です。
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基本方針(案)に対する御意見・御提案の提出方法
 基本方針(案)に関する御意見・御提案を募集いたします。主な御意見について、ホームページなどで公表することがあります。様式は自由です。可能な限り、お住まいについてお知らせください。

<募集期間> 
令和元年812日(月)まで
<提  出  先>
1.      窓口・郵送 〒163-8001 東京都庁 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
2.      FAX   03-5388-1354
3.      メール   S0000179@section.metro.tokyo.jp



〈あなたのそばにもきっとある〉

東京都にお住まいの方は、ぜひご自宅のある地域の地図をチェックしてみてください。この地図だけでは分からないので、都市整備局の都市計画図も合わせてご確認ください。

↓↓↓各検証項目の検証結果の位置及び一覧表


↓↓↓東京都都市整備局 都市計画情報 ポータルサイト

※サービス利用条件に同意すると、詳細な都市計画図を閲覧することが出来ます。

「え!ここも計画線が引かれているの?」と驚くほどに縦横無尽に都市計画線が張り巡らされ、そのほとんどすべてが時期はともかく実行にうつされようとしています。そしてほとんどの人がその事実を知りません。


将来は交通量の減少が予測されるばかりではなく、人口減少により既存のインフラの維持・管理すらもむずかしくなることが懸念されます。新規の道路をあくまでも「必要」と位置づける東京都の姿勢こそ見直すべきではないでしょうか。市民が感じる普通の感覚を、パブコメを通じて東京都に伝えましょう。

2019年6月26日水曜日

西岡市長に、東京都へ「都市計画道路3411号線に関する意見交換会の継続開催」の働きかけを求める決議を可決

積極的に動こうとしない西岡市長に対して、市議会から決議が出されました。
小金井をおもしろく会(白井亨)が主提案し、片山かおる(カエル会)、坂井えつ子(つなこが)、田頭祐子(生活者ネット)、水上洋志(共産党)、渡辺大三(情報公開)が賛同して署名提出した決議です。
6月24日本会議で採択されました。西岡市長には、東京都の動きを待つのではなく、市の代表としてリーダーシップを取ってほしいと思います。


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議員案第37号
西岡市長に、東京都へ「都市計画道路3411号線に関する意見交換会の継続開催」の働きかけを求める決議
東京都は、都市計画道路3・4・11号線に関する意見交換会について、2019年2月8日を最後に今後開催しない意向を示した。この間、市議会は東京都に意見交換会の継続開催及び建設の是非について意見交換できる場の設定を求める意見書を送付してきた。また、市長が東京都に提出した同様の要望書に対し、東京都はオープンハウス型の説明会の一環として、意見交換の機会を設けると回答したところである。
しかし、東京都がここで回答していることは、オープンハウス型の説明会の一環として、意見交換会参加者と意見交換することを意味するものであって、これまでの東京都の方針から特に変化はない。この東京都からの回答に対し、市長は一定の評価をされている見解を表明しているが、成果が乏しかったという認識に立っていないことは非常に残念である。
意見交換会に参加してきた市民が求めてきたとは、対話を軸とした意見交換の場であり、それはオープンハウス型の説明会の一環で行うものではなく、別の場で行うこれまでの意見交換会の継続である。
よって、小金井市議会は、市長に対し、オープンハウス型の説明会の開催とは別に、対話の場として設定したはずの意見交換会の再度の開催及び建設の是非について意見交換できる場の設定を求めるよう東京都への働きかけを要望するものである。
以上、決議する。
小金井市議会


【坂井議員の報告より】
賛成16:共産党(4)公明党(1)みらい(4)こがおも・市民会議・情報公開・改革連合・生活者ネット・カエル会・緑つながる
反対7:自民・信頼(4)公明党(3)
市議会に与野党はありませんが、いわゆる”市長応援派”の議員は賛成。これまで都に送付してきた意見書の範疇を超えない内容ですが、自民・信頼さんは反対。公明党さんは前回から態度が割れています。


2019年6月6日木曜日

田中兄一さんに90歳のお祝いをお届けしました。

先日、はけと野川周辺の緑を守る大先輩、田中兄一さんが90歳のお誕生日を迎えました。今年1月にはけ文企画の自主講座で講師を務めていただいたり、いつも色々とご教示いただいているはけ文としてはお祝いしないわけにはいきません。当日に安田、安永、横須賀でお祝いに行って来ました。
はけの自然を大切にする会の会長、そして中四町会の町会長として長年活動してこられた田中さん。自宅近くの谷口邸の保全活動を長年牽引され、今も谷口邸向かいのキンヒバリの里の保全のために尽力されています。
本当にお元気で頭脳のキレもますます冴える田中さん。小金井のこと、そして日本文化論について興味深いお話を聞かせていただきました。
これからも小金井市の緑を守る活動を我々も一緒にやらせていただきたいですし、市政のこと環境保護のこと、たくさん教えていただきたいと思います。



2019年5月27日月曜日

雑誌『武蔵野樹林』『東京人』に小金井の道路問題が取り上げられました。

角川書店が新しく創刊した季刊誌『武蔵野樹林』。第2号の2019春号の目玉として「対談・國分功一郎 ×長谷川裕 武蔵野デモクラシー」が掲載されています。


國分さんは哲学者で小平在住、小平の3・2・8号線の住民投票に深く関わられた方、長谷川さんはTBSラジオのプロデューサーで小金井市在住で今はけと小金井の道路問題に強い関心を寄せておられます。お二人は大学の同級生だそうです。
小金井、小平の道路問題を取り上げて、武蔵野の自然と文化、そして民主主義について語り合った対談です。
今を鋭い視点で分析しているお二人からみる小金井と小平。とても心強く読ませていただき「道路っていうものがある種の経済的価値を持っていることは間違いない。でも、そろそろ、それだけじゃなくて、自然環境の経済的価値も考え始めないといけないと思う」という國分さんの言葉に深くうなづきました。

他の特集も武蔵野のことが多角的に書かれていてとても面白いです。ぜひお読みください。


左・長谷川さん、右・國分さん。はけの森カフェにて対談。



そして雑誌『東京人』でも武蔵野特集が組まれています!前号は「反骨の多摩・武蔵野」、そして今発売されている純喫茶特集号では、特集とは別にコラムを長谷川裕さんが書かれていてその中でまた小金井のはけ周辺の環境について、そして道路計画について語られています。



反骨の多摩・武蔵野特集は、中央集権的な体制に抗う多摩・武蔵野人の歴史の一端を知ることができます。必読です!(2019年5月号)


長谷川さんのコラムも小金井愛に溢れています。ぜひお読みください。(純喫茶特集号、2019年6月号)