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2021年5月13日木曜日

都市計画マスタープラン中間報告(案)に対する意見が多数寄せられたことが判明!!

 本日5/12、小金井市都市計画マスタープラン中間報告(案)に対する意見及び検討結果が市ホームページに公表されました。意見とその回答は204ページにも及んでいます。

https://www.city.koganei.lg.jp/.../tos.../pabukomekekka.html


意見総数は、331件・242人。
ちなみに前回、平成24(2012)年のパブコメ結果は、意見数:11件・3人。参考に、先日4/23に公表された第5次小金井市基本構想・前期基本計画(案)の意見数は、 8件・3人。
都市計画マスタープラン中間報告(案)にこれだけ多くの意見が寄せられ、特にはけと野川を分断する2路線に関心が高いことは明白です。多くの声を受けて、どのように計画に位置付けられるのか。その際の議論はオープンで市民が納得できるものになるのでしょうか。
来年3月に策定予定の都市計画マスタープランに、今回の意見が反映されないということになれば、パブリックコメントの存在意義が問われます。この先の都市計画マスタープラン策定委員会の議論にぜひ、ご注目ください。
以下、道路問題に関する意見をほんの一部ピックアップしてみました。

・小金井市の都市計画で最も目指すべき内容は、自然が残る緑豊かで住みやすい町づくり、だと思っているが、今回の計画内容を読んで、相変わらず道路中心の町づくりとなっており、また総花的で大変残念ながら小金井市行政の貧相さを痛感した。すなわち、人口減少、少子化、高齢者拡大が本格化しており、「時代が変化している」ことを認識されていない。

・僕は店をやっていて顧客にアメリカンスクール(ASIJ)がいます。彼らは今回の計画にあきれていますよ。開発の名の下環境破壊なんて時代遅れもいいところ、東京は何をやっているんだ。という感じです。そして、彼らはこれを SNS で世界中に発信するでしょう。(一部はすでに発信し始めている)ASIJ といっても彼らのルーツは多様、カナダ、英国、シンガポール、上 海、メキシコ、などまさに世界中です。 IOCの森元会長の件を見るまでもなく、渡来の日本式のやり方 を押し通せば、あなた方が予想もしなかった方面から火の手が上がるでしょう。

・時代はモノの時代からコトや心の時代に変わりました。古い価値観で作られた道路計画を見直し、将来にわたって大切な自然環境を守る姿勢で計画を見直すことが今求められています。車中心の社会は終わりました。

・このプランは 60年前に計画した 11 路線を引っ張り出して、 現像性もなく、実態に合わない時代錯誤の案である。経済・社 会の状況は 60年間で大きな変化があり、さらに 20年後を見据えた案とのこと、80年という時代差に対応できていない。

・『小金井市都市計画マスタープランが20年経つので社会情勢 の変化を踏まえ見直す』と言っていながら、60年前の計画を見直さない役人の怠慢に怒りを感じる。目指す将来像が『野川や国分寺崖線などの自然環境を活用し、守り育てるまち』とうたいながら、計画に有る3・4・11号線は自然環境の破壊の最たるもの。

・「そもそも、これは本当にマスタープランと して機能するのか?」ということです(特に計画道路の項に関 しては)。あまりに内容がなさすぎでは。 「~道路整備を計画的に進めます」とありますが、それは当然のことであり、マスタープランというのは「具体的にどのような方針に基づいて計画を立てるのか」を明らかにするものなのでは?その部分の具体的記述が「自転車専用レーンを作る」だけなのはいかがかと思います。 また「~必要に応じて今後の方針を検討します」とありますが、「3・4・1号線」および「3・4・11号線」の2路線は東京都によって優先道路として決定済みで、後者は事業化に向けての環境調査が既に始まっている状況です。本来であれば「方針を検討する」段階は過ぎており、現状がマスタープラン 案を追い抜いてしまっているのではないでしょうか? これではマスタープランを立てる意味がありません。特にこの点が「マスタープランとして機能するのか?」という疑問をもった所以です。

・「必要に応じて検討する」とありますが、不要か必要かと言われたら道路は必要なんです。あれば便利ですか ら。でもそれにも勝る「ハケと野川の自然を守る」という重要なことがあるから3・4・11号線、3・4・1号線は見直すべきなのです。 多くの立ち退きをさせてまで作る必要もないと私は考えます。でも必要という人もあるかもしれません。 曖昧な表現では20年間行政に携わる人、そして小金井市民を惑わせてしまいます。はっきりと「小金井市ははけと野川の自然環境、景観を守ることを第一優先に道路計画は見直します」と書いてください。小金井市議会でもなんども決議されていることですし、市長の 公約でもあります。しっかり守ってマスタープランにも生かしてください。

・西岡市長は「都市計画道路」の整備について、市民の理解が得 られない事業化は望まないという方針を述べておられますが、 この「中間報告」には、道路整備を「計画的に進める」とあります。これは市民の意向に対する公約違反といえるのではないでしょうか。


・私が通っている南小学校では、春夏秋冬、それぞれの季節に昆虫や木の実など四季に触れたり、思い切り走りまわったり、夏にサンダル持参して、川に入ったりと、緑豊かな自然に触れる体験を授業の中に取り組んだりしています。その自然を壊すような道路は作らないでほしいです。

2020年8月7日金曜日

はけ文宣言

201512月に活動を始めたわたしたち「はけ文」は、7月29日3回目の定期総会を開催しました。2020年に入り新型コロナウイルス感染症が広がって、世界中で大きな影響を及ぼし、大きな社会変化が起きたことは、私たちの暮らしやこれからの地域社会のことを考え直す機会となりました。総会を機に、コロナをふまえた私たちの態度を「はけ文宣言」としてまとめました。


2020年1月21日火曜日

東京新聞ではけ特集が組まれました。

2020年1月7日の東京新聞の朝刊で小金井市の見どころとして「はけ」の特集が組まれました。はけ文もはけの自然環境に詳しいほたる村の江頭さんをご紹介したり、見どころをお伝えしたり取材に協力しました。
道路計画についても少しだけ触れられています。本当にこんな素敵な場所に都市計画道路が通るなんてありえませんね。


2018年12月24日月曜日

【平成 30 年度 市民がつくる自主講座「地形を知って考える 私たちのまちづくり」】報告

「崖博士に聞く!国分寺崖線の成り立ち」

 講師:芳賀ひらくさん(東京経済大学客員教授/古地図研究家)
11 月 25 日(日)午前 10 時〜 12 時 @小金井市公民館貫井北分館






今年度のはけ文自主講座のテーマは「地形」!
第 1 回は「崖博士に聞く!国分寺崖線の成り立ち」と銘打ち、古地図研究で知られる芳賀ひら くさんに講師をつとめていただきました。当日は、会場の定員 50 名のところ、なんと 70 名 もの方が足を運んでくださり、席が足りなくなり増席するという大盛況ぶりでした。

「ブラタモリ」に代表されるような地形への関心の高まりに加え、地震や豪雨など、自然災害
 が頻発していることもあり、テーマへの関心の高さ、崖博士・芳賀さんの人気ぶりを実感しました。
以下、講座の要旨です。



崖にまつわる考察

〈崖の定義〉
ほとんどの自治体は「30 度を超える傾斜のもの」としている。これは宅地造成等規制法施行令 による定義を準用したもの。高さについては 2m を超えるもの(または 2m 以上)としている自 治体が多いものの、一部の自治体では 3m 以上など、異なる定義がされている。
地形上の分類では、江戸・東京の崖には侵食崖と人工崖がある。国分寺崖線は、侵食崖。


〈崖線という言葉〉
「崖線」という言葉は、新しい言葉である。2009年11月、岩波新明解国語辞典 第七版に初めて 立項された。→(かなり大きな)川が台地を浸食してできた崖が連なって成す線。「国分寺―」
河川が長年にわたって台地を削りとってできた 崖の連なり。「立川―」(集英社国語・3)
2018 年には広辞苑第七版に登場。ただし、説明が間違っている。「線上につらなった崖」とあるが、 線上、ではなく線状、である。
崖が「線状」に連続していれば「崖線」。一般にはそれでもよいかも知れない。しかし地形学的には、 そのような理解では不十分で、誤りですらある。










「国分寺崖線」の命名と定義

Wikipedia の「国分寺崖線」の説明に誤り
がある。「武蔵村山市緑が丘付近に始まり (中略)世田谷区の砧地域、玉川地域南部 を通り、大田区の田園調布を経て同区の嶺 町付近に至る」とあるが、「立川面と武蔵 野面とは国分寺崖線によって分けられてい る」のであれば、地質図で見ると国分寺崖線の東端は、世田谷区成城付近までである。 また、「古多摩川 ( 関東ローム層下に存在 ) の侵食による自然堤防と考えられている」 という記述も論外である。「自然堤防」と は、堆積地形のこと。「崖線」は、侵食地 形である。


(20 万分の 1 地質図「東京」1987 年)



「国分寺崖線」が、若い地質学者によって「発見」され 命名されたのは1952(昭和27)年。福 田理・羽鳥謙三「武蔵野臺地の地形と地質 東京都内の地質 IV」第4節「各論」の第1項「武蔵野 段丘」『自然科学と博物館』第 19 巻に初出する。


「この段丘は北多摩郡砂川村九番から平兵衛新田、府中町飛地、国分寺町、小金井町、東京天 文 台敷地、深大寺、神代村滝坂・入間を経て、世田谷区成城町に至る明瞭な崖線で次に述べる立川段 丘と接している。この崖線を国分寺崖線(Kokubunji cli -line)と呼ぶことにする」
1950 年発表の「武蔵野夫人」には「国分寺崖線」という言葉は出て来ない。「はけは即ち、峡(は け)にほかならず、長作の家よりはむしろ、その道から流れ出る水を遡って斜面深く喰い込んだ、 一つの窪地を指すものらしい」とのみある。


「国分寺崖線」の地形学上の本質は 「段丘崖」である。「段丘」でない急斜 面は「国分寺崖線」ではない。地形学 的に「崖線」という言葉は認証されて いない。段丘、もしくは段丘崖 という。


(地図アプリ「スーパー地形」から)


ガケ=ハケ ではない

「ハケ」とは《崖線そのものをいうのではなくて 崖線に刻み込まれた特殊な形》を言う 田中正大『東京の公園と原地形』2005 参照:『季刊Collegio』No.64, 2017 Spring

(鈴木隆介 2000 年)






急傾斜部 ( ガケ ) の連なりがすべて「国分寺崖線」なのではない。 「崖線」と「開析谷壁」は区別されなければならない。
それは、成因(営力)も異なり、時間(時代)も異なり、形(方向)も異なるからである。


「国分寺崖線」はなぜ、いつできたのか ?

関東平野は侵食地形ではなく堆積地形。武蔵野台地は、 多摩川の扇状地である。その上に富士山の火山灰が降り 積り、関東ローム層が形成された。8 〜 4 万年前に起源 する「国分寺崖線」は 少しずつ削られてできたのでは なく、氷河性海面変動と一般的に言われている、激変(カ タストロフィ)に成因があったのではないか。
氷河性海面変動とは、寒くて海面が下がると侵食作用が 激しくなり、崖ができる。低地が段丘になる。暖かくな ると海面が上がる。10 万年単位で海面が上がったり下 がったりを繰り返してきた。
最近 14 万年間の海面変動のグラフを見ると、6 万 5 千 年前の氷河性海面変動によって、国分寺崖線が形成され たのではないかと私は思っている。しかし、侵食基準面 の変動だけから河岸段丘(河成段丘)の 成因を引き出 すことはできない。海面変動のほかに 気候変化(雨量) や地殻変動 などの要因も考慮しなければならない。地 層を掘って調査しなければ正確なところは分からない。


(貝塚爽平 1983 年)

東京は、自然災害リスクが世界一

ミュンヘンの再保険会社が算出したデータでは、東京・横浜が、自然災害リスクが世界でダントツ 1位。首都圏の地形は、基盤の上に砂と泥が約3000m 日本アルプスより深く積もっている。これ だけ深いとどこに活断層があるかなんで分からない。ここに 3600 万人が生活している。世界的に 例がないほど人口が集中している。
1939 年(昭和 14 年)に、東京緑地計画が策定された。計画区域は東京 50km 圏、962.059ha。 環状緑地帯計画とも言い、日本の都市計画および公園史上初めての大規模かつ具体的なマスタープ ランだったが、郊外の地主などが経済成長が阻害されるとして大反対、計画は頓挫した。
現在の東京は破綻した都市計画の結果、世界一野放図に広がってしまったメガロポリス(巨帯都市) である。「一極集中のメリット」が「デメリット」になり、もはや「デンジャラス」になっている。
そんな中残された国分寺崖線の緑地帯は非常に貴重である。いま、緑地を残すことの重要性は、ま すます高まっている。


(「クロワッサン」特別編集・防災 BOOK 2014 年)



古地図に色を塗ってみよう

この後、参加者に色鉛筆が配られ、昭和 14 年の地図に色を塗る作業をしま した。机が足りず、ほかの部屋から借りて何とか間に合わせました。最初に 開析谷底を流れる川から始め、田んぼ、等高線の順に塗っていきます。最後 に、都市計画道路の線を引きました。実際に自分で色を塗り、線を引くこと で、この道路が地形を無視して引かれた線だということが実感できたのでは ないでしょうか。


1:10000 都市計画図 (1939(昭和 14)年) に着色。 緑色は等高線、黄色は田んぼ、
青色は野川及び水路、赤色の線は都市計画道路







防災ジオラマを展示

調布市の NPO 法人 「防災・災害ボランティアかわせみ」 の代表の方が、防災ジオラマを持参してくださり、急きょ、 隣接する IT ルームで展示しました。帰りにみなさん立ち 寄って興味深そうに見て行きました。




まとめ

参加者は小金井市のほか三鷹、国分寺、小平、調布、府中 など近隣市からの方、川崎市や八王子市、墨田区、杉並区 などからの方もおられ、関心の高さを感じました。アンケートには、「もっと聞きたかった !!」という要望や、「地層も歴史も積み重ねのなかで、自分たちが生活してい ることが分かった」「学校の授業で、もっと太古から学ば せたほうがよいと思った」など、様々な感想が寄せられま した。「また芳賀先生を呼んでほしい」との声もいただい たので、ぜひまた企画出来ればと思います。 ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました !!
        

レポート:安田桂子(はけの自然と文化をまもる会)


2017年6月22日木曜日

NHK「新日本風土記」にムジナ坂、富永さんが登場!

【ムジナ坂・富永一矢さんが登場します!】
日本の文化・風習・風景などを後世に伝える番組、NHK「新日本風土記」
明日放映のテーマは「武蔵野」です。
都市計画道路予定地に住む富永一矢さんが、はけの風景とともに登場します。
微力ですが、はけ文でコーディネートをお手伝いをさせていただました。
富永さんは小金井のはけの象徴のような方であり、
作家・大岡昇平さんとの交流や、はけの原風景のことなど、
語られる内容は昭和の歴史そのものです。
ディレクターさんによると、そのお人柄が伺える映像が撮れたとのこと。
登場は短い時間ですが、ぜひご覧ください。
6/23(金)夜8時〜
NHK BSプレミアム
再放送 毎週金曜 午前8時
再放送 毎週木曜 午後11時45分
お見逃しなく!!
詳しくはこちら
http://www4.nhk.or.jp/fudoki/x/2017-06-23/10/33824/2148201/

2016年10月7日金曜日

はけと野川について学ぶ連続講座

小金井市公民館
市民がつくる自主講座

まもりたい!はけと野川の自然(2回講座)

「自然がゆたか」といわれる
私たちのまち、小金井。
その緑や水が、
年々減っていることを
知っていますか?
はけと野川を取り巻く
現状を知って、
一緒に考えてみませんか。

☆第1弾☆
10月22日(土)午後2時〜4時
場所:公民館貫井北分館学習室AB

“はけと野川はどう守られてきたか”

ドブ川だった野川を蘇らせた経緯、はけの森を守るトラスト運動など、自然保護に市民がどう関わってきたのかを、時代背景と共に分かりやすく解説。今後の展望や残したい自然についてなど、後半30分はお茶をのみながら意見交換をします。

講師:江頭輝さん(野川ほたる村事務局長)

〈江頭さんプロフィール〉
「野川ほたる村」で長年に渡りはけや野川の自然保護活動に取り組む。佐渡でトキを再生するNPOを創設するなど、生態系を軸とする自然再生がテーマ。人と自然が共生できる地域づくりを目指し、子どもが自然に親しむ仕掛け作りにも尽力中。小金井市在住。

※参加無料
※保育あり。必ず事前に電話でお申し込みください。
☎090-8057-4422 安田まで
















































主催:小金井市公民館 ☎042-383-1184
企画:はけの自然と文化をまもる会
hakebun@gmail.com

2016年2月14日日曜日

他県でも紹介されている「はけ」の魅力

東北地方の有力ブロック紙『河北新報』に掲載された「東京おでかけ日和」という記事を宮城の方からお寄せいただきました。昨年の記事だそうです(2015年4月27日夕刊)。
東京のあちこちをお散歩する連載なのだと思われますが、名所の多い東京の中で小金井の「はけ」が選ばれたのは喜ばしいことですね。
「東京都の名湧水57選」にはけの森美術館の中の湧水が選ばれていることが書かれていますが、これはこの取材の根拠というか、この連載の一つにここが選ばれた理由なんだろうと思います。
今回の道路計画線にはけの森美術館は含まれていません。しかし地下の水の道はとても複雑に走っているそうで、遠くに道路ができても突然湧水が止まるということはよくあることだそうです。
そしてはけの小路は3分の1が道路で潰されます。