本日5/12、小金井市都市計画マスタープラン中間報告(案)に対する意見及び検討結果が市ホームページに公表されました。意見とその回答は204ページにも及んでいます。
https://www.city.koganei.lg.jp/.../tos.../pabukomekekka.html
意見総数は、331件・242人。
ちなみに前回、平成24(2012)年のパブコメ結果は、意見数:11件・3人。参考に、先日4/23に公表された第5次小金井市基本構想・前期基本計画(案)の意見数は、 8件・3人。
都市計画マスタープラン中間報告(案)にこれだけ多くの意見が寄せられ、特にはけと野川を分断する2路線に関心が高いことは明白です。多くの声を受けて、どのように計画に位置付けられるのか。その際の議論はオープンで市民が納得できるものになるのでしょうか。
来年3月に策定予定の都市計画マスタープランに、今回の意見が反映されないということになれば、パブリックコメントの存在意義が問われます。この先の都市計画マスタープラン策定委員会の議論にぜひ、ご注目ください。
以下、道路問題に関する意見をほんの一部ピックアップしてみました。
・小金井市の都市計画で最も目指すべき内容は、自然が残る緑豊かで住みやすい町づくり、だと思っているが、今回の計画内容を読んで、相変わらず道路中心の町づくりとなっており、また総花的で大変残念ながら小金井市行政の貧相さを痛感した。すなわち、人口減少、少子化、高齢者拡大が本格化しており、「時代が変化している」ことを認識されていない。
・僕は店をやっていて顧客にアメリカンスクール(ASIJ)がいます。彼らは今回の計画にあきれていますよ。開発の名の下環境破壊なんて時代遅れもいいところ、東京は何をやっているんだ。という感じです。そして、彼らはこれを SNS で世界中に発信するでしょう。(一部はすでに発信し始めている)ASIJ といっても彼らのルーツは多様、カナダ、英国、シンガポール、上 海、メキシコ、などまさに世界中です。 IOCの森元会長の件を見るまでもなく、渡来の日本式のやり方 を押し通せば、あなた方が予想もしなかった方面から火の手が上がるでしょう。
・時代はモノの時代からコトや心の時代に変わりました。古い価値観で作られた道路計画を見直し、将来にわたって大切な自然環境を守る姿勢で計画を見直すことが今求められています。車中心の社会は終わりました。
・このプランは 60年前に計画した 11 路線を引っ張り出して、 現像性もなく、実態に合わない時代錯誤の案である。経済・社 会の状況は 60年間で大きな変化があり、さらに 20年後を見据えた案とのこと、80年という時代差に対応できていない。
・『小金井市都市計画マスタープランが20年経つので社会情勢 の変化を踏まえ見直す』と言っていながら、60年前の計画を見直さない役人の怠慢に怒りを感じる。目指す将来像が『野川や国分寺崖線などの自然環境を活用し、守り育てるまち』とうたいながら、計画に有る3・4・11号線は自然環境の破壊の最たるもの。
・「そもそも、これは本当にマスタープランと して機能するのか?」ということです(特に計画道路の項に関 しては)。あまりに内容がなさすぎでは。 「~道路整備を計画的に進めます」とありますが、それは当然のことであり、マスタープランというのは「具体的にどのような方針に基づいて計画を立てるのか」を明らかにするものなのでは?その部分の具体的記述が「自転車専用レーンを作る」だけなのはいかがかと思います。 また「~必要に応じて今後の方針を検討します」とありますが、「3・4・1号線」および「3・4・11号線」の2路線は東京都によって優先道路として決定済みで、後者は事業化に向けての環境調査が既に始まっている状況です。本来であれば「方針を検討する」段階は過ぎており、現状がマスタープラン 案を追い抜いてしまっているのではないでしょうか? これではマスタープランを立てる意味がありません。特にこの点が「マスタープランとして機能するのか?」という疑問をもった所以です。
・「必要に応じて検討する」とありますが、不要か必要かと言われたら道路は必要なんです。あれば便利ですか ら。でもそれにも勝る「ハケと野川の自然を守る」という重要なことがあるから3・4・11号線、3・4・1号線は見直すべきなのです。 多くの立ち退きをさせてまで作る必要もないと私は考えます。でも必要という人もあるかもしれません。 曖昧な表現では20年間行政に携わる人、そして小金井市民を惑わせてしまいます。はっきりと「小金井市ははけと野川の自然環境、景観を守ることを第一優先に道路計画は見直します」と書いてください。小金井市議会でもなんども決議されていることですし、市長の 公約でもあります。しっかり守ってマスタープランにも生かしてください。
・西岡市長は「都市計画道路」の整備について、市民の理解が得 られない事業化は望まないという方針を述べておられますが、 この「中間報告」には、道路整備を「計画的に進める」とあります。これは市民の意向に対する公約違反といえるのではないでしょうか。
・私が通っている南小学校では、春夏秋冬、それぞれの季節に昆虫や木の実など四季に触れたり、思い切り走りまわったり、夏にサンダル持参して、川に入ったりと、緑豊かな自然に触れる体験を授業の中に取り組んだりしています。その自然を壊すような道路は作らないでほしいです。
0 件のコメント:
コメントを投稿