東京都が小金井の2路線よりも10年早く、第3次事業化計画で優先整備に選定し、すでに事業化決定している「小平3・2・8号府中所沢線」。この道路は道幅36メートルもあり、玉川上水をその幅で通るため、グリーンベルトとして生物をはぐくむこの緑地帯を破壊してしまう計画です。
今回東京都に提出されたこの署名はすでに事業化が決定している道路の賛否ではなく、本当に玉川上水を破壊して良いのか、都知事の視察と生物の多様性を測る調査を求めています。
緑の連続性によって昆虫も鳥も植物も移動ができ、豊かな生態系が形成されていることを指摘し、その調査を求めるのはとても大事な視点だと思います。
今、世界の都市計画は豊かな自然などは避けて、道路を作るのが主流といわれます。もうかなり完成に近づいている道路ですが、史跡でもある玉川上水の重要性を東京都には今一度考えて欲しいと強く願います。