2024年7月3日水曜日

東京都知事選挙の候補者の方々に小金井の道路についてアンケートを実施しました!!

 7月7日投開票で、東京都知事選挙が行われます。

720日に告示され、56名の方が立候補しました。

私たち小金井市の都市計画道路2路線について活動している5団体、連名で連絡先が判明した主要候補の方々にアンケートを出させていただきました。

 

回答期限は6月28日(金)とさせていただきました。

いただいた回答を原文のまま、こちらのブログ、SNS等に公開させていただきます。ぜひ投票行動のご参考にしてください。

 

アンケートを送付することができたのは以下の方々です。

(敬称略にてご容赦ください)

 

【回答いただけた候補者】

うつみさとる

小池百合子

清水国明

田母神俊雄

蓮舫

 

【回答いただけなかった候補者】

安野貴博

石丸伸二

 

 


質問1

【東京都の道路行政のあり方】についてお聞きします。

 東京都は、都市計画道路のあり方について抜本的な見直しを行うべきと考えますが、いかがでしょうか。ご見解を伺います。

 

 = 回  答 =(到着順

【うつみさとる回答】

仰る通りかと思います。ただこれでさえ枝葉末節と私個人は考えており、当方チラシの主張通り、外資系企業、多国籍企業、一部の投資家、中国系企業、そこから甘い汁を吸う政治家を含めて、根本的な構造が都民のためではなく一部の既得権益者の為にあると考えております。この道路計画も内情は分かりませんが、その一端なのではないかと推測します。これらの都民の税金や財政から横流しされていくお金を、中小企業や貧困層、シングルマザー、学生、低給与者の補助に充てるべきというのが意見であり、市民団体のお考えに従えば、この計画は白紙に戻すべきであると考えます。


【小池百合子回答】

都市計画道路は、交通・物流機能の向上による経済の活性化のみならず、日々の生活を支え、災害時には救急救護活動を担う重要な都市基盤です。

都は、これまでも、社会経済情勢の変化や道路に対するニーズを踏まえて策定した事業化計画などに基づき、都市計画道路の整備を計画的、効率的に進める一方で、見直しについても適宜行ってきています。

今後とも、地元自治体と連携、協働しながら、整備すべきものは整備し、見直すべきものは見直すとの考えに基づき、必要な都市計画道路を着実に整備して参ります。

 

【清水国明回答】

このような意見がある以上、計画について見直したいと思います。

 

【田母神俊雄回答】

半世紀以上も前の道路計画にしがみつくのは、そこに権益がからむからではないか。都政とは、そこで暮らす都民の幸せと、その生活基盤たる環境もあわせて守り育むことが使命だ。開発をするなら、納得のいく正当性が大事になる。

 

【蓮舫回答】

都市計画道路は東京の重要な都市基盤であり、必要な道路は整備を進めるべきであると考えます。しかしながら、高度成長期に計画されたものの未着手となっている路線を新たに整備することについては、必要性について抜本的な見直しを含む検証が必要だと考えます。蓮舫は、人口減少の時代において、都市の成長・拡大を前提とした計画を見直し、財政の健全化を図り、少子高齢化、地球沸騰化などの課題に率先して立ち向かう東京都をつくっていきたいと考えます。

 

質問

【国分寺崖線を分断する都市計画道路*と自然保護】についてのお考えをお聞きします。 (*小金井都市計画道路 34号線及び 3411 号線外)

小金井の都市計画道路優先整備路線 2 路線について、どうするべきと考えますか。次の 3  から選び、またその理由を教えてください。
(A)
見直すべき (B)推進するべき (C)その他


= 回  答 =(到着順

【うつみさとる回答】

私は医師であり自然育児や先住民思想、東洋医学などを重視する人間であり、自然体系の保護、無農薬農業の重要性、一次産業支援などを重視する立場の人間です。それに上記1の回答を加えれば、読む限りこの計画自体を白紙に戻すべきであると考えます。

 

 

【小池百合子回答】

C)その他

 小金井3・4・1号線及び小金井3・4・11号線は広域避難所へのアクセス向上や生活道路への通過交通を抑制することによる地域の安全性向上などに資する、重要な路線と考えています。

 あわせて、どのように環境を守っていくか、環境への配慮も重要なテーマであり、現地の地形の状況や景観を踏まえた検討が必要と考えます。

 今後とも、道路の果たす機能や役割、環境への配慮について、市民の皆様との意見交換を行うなど、きめ細かく、丁寧に対応して参ります。

 

 

【清水国明回答】

A)見直すべき   

反対意見がある以上立ち止まって見直すべきと考えます。


 

【田母神俊雄回答】

A)見直すべき

一度壊した環境は、そう簡単には戻らない。開発事業が何のため、誰のために行われるのか。それは地元住民の思いを差し置いても実施する必要があるものなのか。政治の本質が問われる問題だ。

 

 

 

【蓮舫回答】

(A)  見直すべき 

小金井市の2路線は、緑豊かな都立公園と野川、はけの貴重な生態系を破壊し、多くの住民が立ち退きを強いられると聞いております。多くの反対の声があり、市議会や市長も見直しを要望している中で、地方自治の観点からも、見直しが必要だと考えます。今回の都知事選の争点の一つに神宮外苑再開発があります。こちらはすでに事業化されているにもかかわらず、反対の声が非常に大きいため、蓮舫は「都民投票」をすることを都議会に提案することを公約に盛り込みました。 小金井2路線につきましては、まだ事業化まで進んでいない道路ですので、一度しっかりと見直しをさせていただきたいと思います。




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アンケートには質問1、2それぞれに「補足と私たちの見解」というのをつけました。

下記の通りです。


質問1の補足と見解

[補足説明 及び 私たちの見解] 国土交通省は、都市計画法により、「道路整備は⻑期視点に立った整備の必要性を謳う

と同時に、その前提となる環境予測の難しさ・変化の激しさから、常に計画を見直し、必 要な場合は適切且つ迅速な修正を行うこと」を義務付け、再三、既存計画の見直し要請を 行っています。昨今、あらゆる計画立案の基本として特に重視されるFBPM(Fact Based Policy Making)の徹底です。

道路計画の多くは今から50年以上も前、1960年前後に決定されたものです。その後、日 本の社会は高度成⻑時代を経て安定・成熟へと大きく変貌しました。今直面する社会環境 も、人口減、少子高齢化、災害増・激甚化、財政逼迫、国際緊張の高まり等、過去の状況 から大きく変化しています。また、地球環境問題の深刻化から、自然環境の修復・保全も 世界で喫緊の課題となっています。

こうした状況を背景に、全国各地で道路計画の廃止・見直しが進んでいます。一方東京 都は、車両交通量が既にピークを過ぎ減少傾向にあるという道路行政の基盤となる重要な 事実をも無視し、「首都としての交通ネットークの重要性」を理由に、とんどの路線 を見直すことなく、着々と事化を進ています。また、東京都では道路整備をめぐり、 住⺠による異議申し立てや裁判が多れています。しかし、都は大きな問題として捉 ず、都市計画法の趣旨沿うことなく、住⺠見を道路計画に反映するという姿勢が 見られまん。

少子高齢化・教育・福祉・激甚化する災害、既存インフラ老朽化等への対策、財政健全化 な ど喫緊の課題が山積する中、地域住⺠の合意形成の機会もないままに旧態依然として新た な道路建設に膨大な予算を費やすことに、都⺠の理解が得られていると言えるでしょうか。

質問2の補足と見解

小金井市の南側には、 はけ(国分寺崖線)の湧水集め野川がれ、都立武蔵野公 園にはや雑木林ががっています。かな生態系まれた里山的景は、都にとって 安らぎの空間です。東京都は2016年、この小金井ともえるエリア分断する2本の 都市計画道路(小金井341号線及び3411号線)を優先整備路とし、20263ま でに事業着手すると決ました。

高度成⻑期、生活排水によりドブ川となった野川を、市と行政協力で清流へ復、東 京都もコンートをはがし自然型河川へと修しました。 2006年には自然再生推進法に よる「自然再」 が都内唯一の事としてスタート。市と行政が協働で、ぼや 池湿地、地等を復し、オオタカがい、たるがしいつ、かな生態系が よがえりました。

都の「環境調査委託報告書」(2021年)では、植物では329在来種が確認され、 70%近くの在来種率植物昆虫野鳥どに多くの重要が存し、猛禽類生息する かな生態系が確認されました。報告書は、道路事による影響ける可能性があると 警鐘らしています。

2016 年 月に公表された都市計画道路の整備方針に関するパブリックコメントには圧倒 的多数の反対の意見が出され、小金井市議会では、計画の見直し・中止を求める意見書や決 議を 11 本可決しています。2021 年には道路計画反対を公約にした漢人あきこ都議が当選。 2022 年の市⻑選で当選した白井亨小金井市⻑は、道路計画の中止・見直しを都に要望することを施政方針として掲げています。そのような中、都は 2024 年度も引き続き予算計上し ており、事業化に向け着々と準備しています。2026 年 月まであと2年。私たちは都に道 路事業断念と、はけ” と野川の生態系を保全、復元していく道を求めています。

以上




 

 

 

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