【くじら山下原っぱ防災スピーカー設置工事の住民説明会】
会場:南小体育館
説明内容:
1 防災公園整備の必要性と工事概要について
2 放送設備の配置プランについて
年末押し迫る中、寒い夜の体育館で開催された説明会、夏にコロナで延期、その後市長選と重なりまた延期せざる終えなかったとはいえ、12月26日の開催はなかなか参加が厳しかった人も多かったはず。それでも30名近い市民が参加し、開催されました。
まずは東京都が配布した資料をもとに東京都の浅野設計担当課長代理が30分説明、主に都立公園の防災性をいかに高めているか、武蔵野公園がそのどのランクに位置しているのか、その防災計画に乗っ取りどう取り組んでいくのかという説明でした。
武蔵野公園の自然環境についての認識不足も強く感じ、市民からもそれについての疑問を投げかける質問が多く出され、また実際の災害時には広域避難場所として小金井市が公園の管理を任されると聞いているのに、実際に発災時に防災スピーカーを管理するのが誰なのか明瞭な回答はもらえませんでした。説明会にはオブザーバーで府中市、小金井市も出席していましたが、その方々からも明確な回答はいただけませんでした。
スピーカーをどう使うかの基本的なマニュアルもないまま、とりあえず作るという状態で、このままでは実際に役に立つことはないまま、通常の「イベントのお知らせ」や「忘れ物のお知らせ」放送に使われるだけになるのでは?という疑念は払拭できません。
これまでの市民からの働きかけで、スピーカーの設置場所は大きく動き、原っぱの中心を通す計画はなくなりました。スピーカーの使い方についても少しずつまとまってきてる気はしますし、改善されつつあると思います。でも東京都が「そもそもここは防災公園」というところから説明し始めたところに違和感も感じてしまいました。武蔵野公園は防災公園であると同時に「自然再生事業」によって貴重な動植物が生息する公園であることも忘れないで整備してほしいと強く思います。防災の名の下になんでもやっていいわけではないのです。原っぱのど真ん中にトイレを設置しようとしたり、スピーカーを立てようとしたり、その度に声を上げなければならないのは市民として疲れるし、やりきれないのです。防災の大切さはわかります。だからこそ慎重にきちんと考えて整備してほしい。
まだ質問で手を上げている人がいる中で、20時半で打ち切ろうとしたため、会場は紛糾。来年3月末までにもう一度説明会を行うこと細川西部公園緑地事務所長が約束しようやく終了しました。
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