2025年11月16日日曜日

小金井玉川上水の講演会のお知らせ

小金井玉川上水の自然を守る会主催の講演会のお知らせです。
はけ文でもお世話になっている高槻成紀先生は、玉川上水の生物について日頃より調査研究をされていて、大変お詳しく、小金井地域の玉川上水の現状についてもよくご存じです。
桜を優先にしている現在の整備の状況により、この環境がどのように変化したのかなど、詳しく聞ける場になると思いますのでぜひご参加ください。

「小金井玉川上水の生物多様性を考える」

主 催 小金井玉川上水の自然を守る会(こだま)

講 師:高槻成紀さん(麻布大学いのちの博物館名誉学芸員)

ゲスト:大石征夫さん(森林インストラクター、小金井自然観察会会長)


日 時:20251129日(土)15:00-17:00

会 場:萌え木ホール(小金井市前原町3-33-25

参加費:300円(資料代)


1部 桜以外の樹木の伐採の経緯と現状(こだま)

2部 小金井玉川上水により良い自然環境をつくるために(高槻成紀)

3部 質疑応答







 

2025年11月13日木曜日

こがねい環境フォーラムに参加します!

 令和7年度こがねい環境フォーラムに参加します。

毎年開催される小金井市主催の「こがねい環境フォーラム」に今年もパネル展示、そして環境座談会にも参加します。

さまざまなイベントが予定されているので、ぜひご来場ください。


詳細はこちらの小金井市のHPでご確認ください。

https://www.city.koganei.lg.jp/smph/kurashi/473/kankyokyouikugakusyu/kankyoforumR7.html






2025年11月9日日曜日

武蔵野はらっぱ祭り、無事に終了しました。

今年は2日間に戻り、無事に開催された武蔵野はらっぱ祭り。はけ文今年も出展しました!!前日夜まで雨が降っていたので、ぬかるんでいるかと思いきや、本当に水捌けがよくコンデションもバッチリ!風もなく気持ちの良い二日間でした。
はらっぱでは今年も「はけ文ニュース」を配布。道路計画の進捗や小金井市議会の状況などお伝えさせていただきました。そしてオンライン署名をやっていることもお伝えすると皆さん「わかった!署名します!」と言ってくださり、とても嬉しかったです。






はらっぱの旗が高々と。
実行委員の皆様、毎年ありがとうございます!!



いつもはけ文ブースは市民活動ブースの端っこ。
角地をいただけてパネルも目立ってありがたや。


お天気サイコーでした!

今年も「NO!!道路カフェ」を開催。1日は特に内容を決めなかったからか、いつものメンバーでのんびりという感じでしたが、2日目は「菊地びよさんと語ろう!」というテーマで開催し、びよさんはじめ、数名参加してくださり、さまざま意見交換ができてとても良かったです。
菊地びよさんは舞踏家で、小平などの道路予定地でパフォーマンスをされたり、道路問題などについて日頃から行動されている方です。
小金井の道路問題にも心を寄せていただき、今回はらっぱ祭りに来てくださいました。ステージで身体を使って大地や重力を感じるパフォーマンスを参加者と一緒にやって、私たちも一緒にステージ前で寝転びました!これが思いのほか気持ちよかった!重力をしっかりと感じることができました。これからもびよさんと何かできたらいいなと思います。

びよさんと記念写真。


重力を全身で感じてるところ。

NO!!道路カフェ2日目。

そしてたくさんの方がブースにお立ち寄りくださり、道路問題について意見交換することができました。小学生の子どもたちが「道路は作らない方がいいよ」と積極的にニュースを受け取ってくれたり、「どこに道路ができるんですか?知りませんでした」という方、また私たちが気がついていない大事な視点を教えてくださる方など、本当にたくさんの交流ができました。
ありがとうございました。




松下玲子衆議院議員も道路には反対!!



水上議員にも毎年ご協力いただいてます!!
ありがとうございます!!


写真には写っていませんが、ほたる村など他の道路反対団体の方々にもご協力いただき、駐輪場当番なども手伝っていただきました。お力添えいただいた皆様、ありがとうございました!!

2025年10月31日金曜日

今年も武蔵野はらっぱ祭りに出店しまーす!

 はけの自然と文化をまもる会は今年もはらっぱ祭りに出店します!!今年は2日間の開催ですよ!!

道路予定地にほど近い、武蔵野公園のはらっぱは道路問題に関心の高い市民がたくさん来場し、「道路はまだ中止にならないの?」「白井さんが市長になったんだからもう止められるよね?」などなど、毎年たくさん声をかけていただき、市民の方々と道路について意見交換や、情報交換ができる貴重な場です。
今年も市民活動ブースに出店しておりますので、ぜひお立ち寄りください。
今年は展示に加えて一昨年もやった「NO!!道路カフェ」も開催します。
【はけ文ブース】
10時〜16時頃まで展示
(祭りは20時までですが、暗くなったら展示が見えないので終了します)
【NO!!道路カフェ】
ブース内でやります。気楽に道路問題について話しましょう!
1日(土)14時〜15時
2日(日)13時〜14時
2日(日)11:40∼11:55に祭りのステージの方で、菊地びよさんという方がパフォーマンスをします。道路問題などについてパフォーマンスされる方で、小金井の道路問題にも関心を寄せてくださっています。ぜひご覧ください。
そして菊地さんともカフェの時間にお話しできたらと思っています。
気軽に立ち寄ってください。
お待ちしております!!




2025年10月17日金曜日

小金井二路線を優先整備路線としないことを求める意見書を市議会から東京都へ提出しました!!

はけ文を含む市民団体6団体で小金井市議会に提出した陳情書が、9月25日市議会本会議で採択され、それに基づく意見書を東京都知事宛に提出していただきました。10月16日、小金井市議会の意見書に賛成した議員の方々の代表が、関係する4会派の都議の方々にも立ち会いのもと、東京都都市整備局と建設局に手渡しました。陳情を出した市民団体を代表してはけ文の横須賀も同席させていただきました。
市議団から意見書を手渡し、それから市民団体からオンラインで集めている署名が5000筆を超えたのでこの機会に市民から署名の束をお渡ししました。

左から坂井市議、安田市議、村上市議。

提出した意見書はこちらでご覧ください。

市民団体から署名を手渡し。

その後着席して市議団、市民団体、都議の順にそれぞれ意見を述べ、都市整備局、建設局からのコメントもお聞きしましたが、「自然環境の大切さも理解しているが、道路整備は交通の円滑化や防災性の向上などの理由から必要なので、自然環境や景観に配慮しながら進めていきます」というこれまでと大きく変わらない内容でした。「第四次整備計画は東京都だけで決めたわけではなく、小金井市などの自治体と相談しながら決めたもの。次の整備計画も同様です」とのこと。次の計画(第5次計画なのだろうと思うのだけれど、第5次とは東京都はなぜか絶対に言わない)の具体的な路線が発表されパブリックコメントが開始するのは年末頃ではないかということでした。

同席してくださった都議の方々からも具体的なご発言をいただきました。
里吉ゆみ議員は「東京都は道路のメリットについてはたくさん出してくるけれどもデメリットは一切出さない。両方の情報がなければ検証にはならない。失われたら二度と戻らない自然については本当に失って良いのかという検証がされていない。これをしっかりやるべき」
岩永やす代議員は「国分寺に住んでい流のではけの重要性は自分ごと。10年前と今とでは様々状況が違う。立ち止まるべき。」
上田令子議員は「2016年に我々は小池知事の初当選時に応援した。その時にこのはけは守られるべきと考え、小池知事は必ず予定地を視察すると約束したのに未だ守られていない。葛西臨海水族園も伐採されてしまった。どんどんヒートアイランド現象が進んでいる。交通量なども含め暴走列車にならず一旦立ち止まって再検証をしてほしい。」
さんのへあや議員は「決算委員会で質疑させてもらう予定。環境局に武蔵野公園の生物多様性のデータを資料要求したらないと言われてしまった。きちんと環境についての配慮をしてほしい。実は私は小金井市の生まれ。素晴らしい環境がある地域と聞いている。しっかり立ち止まってほしい。」
左から、さんのへ議員、上田議員、
岩永議員、里吉議員、漢人議員。

など様々なご意見を言っていただきました。地元の漢人都議だけでなく、様々な地域選出の様々な会派の都議の方に小金井の地域のことを理解していただけているのはとてもありがたいと思いました。

【都議の方々】
里吉ゆみ(日本共産党)
岩永やす代(立憲民主党・ミライ会議・生活者ネットワーク・無所属の会)
上田令子(地域政党 自由を守る会)
さんのへあや(地域政党 自由を守る会)
漢人あきこ(グリーンな東京)

【小金井市議】
坂井えつ子(緑・つながる小金井)
村上ようすけ(れいわ新選組)
安田けいこ(生活者ネットワーク)

*森戸よう子市議(日本共産党)も参加予定でしたが、一身上の都合で欠席となりました。

10月17日(金)朝日新聞朝刊むさしの版に掲載していただきました。


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オンライン署名を東京都に提出しましたが、まだまだ継続していますのでぜひご協力を!




2025年9月28日日曜日

白井亨市長が都市計画道路に関する市長報告を再発表しました。

都市計画道路2路線についての市長の総合的判断を伝えるための「市長報告」。
2月に1度発表し、「道路の必要性は否めない」という結論を出した報告でしたが、その中の文章内で市長が動物生態学者の高槻成紀先生から受けていた専門的なアドバイスを引用、高槻先生は自然環境の観点からはあの場所に道路を作ってはいけないという観点から書かれた文章を市長に渡したのに、それを結論を変えて引用されるのは学者としては到底納得できるものではないとして抗議。その結果3月4日に市長報告を撤回するという事態になりました。
その後「市長報告」の再提出を模索しましたが、そもそも白井亨市長は2022年11月の市長選で初当選、その時の選挙公約は「2路線は中止・見直し」というものでした。この2月の市長公約を出すまで、ずっとそれが市長の基本姿勢でのはずで、中止見直しの要望を東京都に出すためには小金井市独自の検証が必要と言って、検証作業を行なっていました。その検証結果が3・4・11号線の必要性が第一位になってしまったこと、そして「市長になってから様々な方とお会いしてお話を聞くうちに、市民の命と財産を守るにはこの道路の必要性は否めないという気持ちに至りました」と2月に初めて発表しました。
選挙公約を撤回したので、この間8月に5回の市民説明会、そして市民との意見交換の時間が足りなかったということで9月にもう1回意見交換会を小金井市が開催。のべ600名以上の市民が暑い暑い中参加し、意見を述べた参加者の98%が道路建設に反対、とても理にかなった意見を市長にぶつけました。小金井市が行なった検証結果も非常に恣意的で間違ったものであると市民からは鋭い指摘がぶつけられていました。
それらを経て改めての市長報告が9月19日(金)13時から市議会本会議で報告されました。

こちらからご覧いただけます→   再提出された市長報告

今回のポイント、最初に出てくる結論部分は

【結論】
・小金井都市計画道路3・4・11号線の道路整備の必要性は否めない。
・国分寺崖線(はけ)、野川及び武蔵野公園の自然環境をできる限り守る。


とあり、「道路は必要だけれど自然環境はできる限り守る」と言っています。これはこれまで我々が「自然を守りながら道路を作ることは不可能です」と言い続けてきたこととはやはり全く違う考えであり、受け入れることはできない市長報告です。

ただ、この後に続く東京都の要望事項の中で、9月9日の市議会が出した決議について引用し、「(2路線を)優先整備にしないこと」を引用していること、それに続けて「私としては性急な進捗を望まず」と書いていることは評価できます。
ただこの文章のまとめが「影響が大きいと考えられる場合は既存案の設計、 施工の見直しの検討及び必要に応じた事業課題の検討をお願いいたします。」とあるので、「やっぱり道路を作ることが前提なのね」と感じずにはおられません。
私たちだってこの道路問題で何か妥協点がもしあるなら妥協したいと思ってないわけではないですが、「自然に配慮しながら道路を作る」というのはどうにもこうにも無理なのです。

市長報告の後の市議会の質疑は大荒れに荒れて13時に始まり終わったのは日を跨いだ深夜でした。

当日のインターネット中継はこちらからご覧いただけます→ 再・市長報告
(質疑部分は途中休憩を挟み幾つかに分かれて視聴でいます)

結局、市議会では大荒れになりましたが、市長としてこの内容をまとめて東京都に提出するということになったようです。
「この道路の整備は否めない」というところからどうにも市長は動けなくなってしまった。本当にそれが我々市民の命と財産を守ることになるならば、合理的な根拠を示して説明会できちんと説得してほしかった。「市民の理解が進んでいない」という言い方をするけれども、理解できるだけの説明がされていないとこちらとしては言いたい。これまでも東京都の説明、小金井市の説明に対して、私たちは理解もしようとも思ったけれども、どれもとても理解できるものではなかったのです。
「影響が大きいと考えられる場合は」と書いてあるけれども、影響が大きいことはもうすでにわかっているのです。なぜ現実を見ようとしないのか、私たちの話を理解しようとしないのか、理解している人だと思ったからこそ市長に押し出したはずだったのですが・・・

高槻成紀先生が市長報告を読まれた私見を公開されましたのでぜひお読みください。
高槻成紀「白井市長報告に対する私の私見」

この市長報告をまとめたものは東京都にまだ提出されていないと思われます。
市議会の決議、そして我々の出した陳情も採択されて小池都知事宛に「優先整備としないこと」という意見書が送られています。
これをもっともっと重く受け止めて、民意を強く反映した要望を東京都に提出していただくことを、ここでさらに強く要望したいと思います。





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市長報告翌日の新聞各紙

東京新聞


読売新聞

朝日新聞








小金井市議会本会議で市民団体6団体で出した陳情が採択されました!!

 すでに9月12日の小金井市議会建設環境委員会で採択されていた市民団体6団体連名で提出した陳情書が9月25日の本会議(正確には日を跨いだので26日)にて賛成多数で採択されました。東京都に小金井市から意見書を送って欲しいという内容なので、東京都小池百合子都知事宛に小金井市議会からの意見書がすでに送られているはずです。

賛成12 緑・つながる(坂井えつ子) みらい(鈴木成夫・吉良のりこ・岸田正義) 共産(水上洋志・森戸よう子・たゆ久貴) 子ども/情報(片山かおる・渡辺大三) ネット(安田けいこ) れいわ(村上ようすけ) 見える化(藤川賢治)

反対10 みらい(天野かな) 自民(河野麻美・吹春やすたか・遠藤百合子) 公明(小林正樹・太田宏徳・中井れい子) こがおも(水谷たかこ・ながとり太郎) 自民街仲(清水学)

退席1 みらい(沖浦あつし)

真夜中の起立採決となりました。

インターネット中継はこちらからご覧いただけます→https://youtu.be/Ovd2M1OkyTc?t=2402


下記が、小金井市から公開された我々の陳情書。一箇所過去の市議会の決議のタイトルを間違えているのを議会事務局の方が気がついてくださり、手書きで直していただくというちょっと恥ずかしい間違いをやってしまいましたが、この公開された陳情書で気になるのは黒塗り部分。連名した5団体の団体名と代表者名、住所が記載されています。手書きで書けばハンコは押さなくても良いということなので、全部手書きで書きました。提出の時に「住所は個人情報だからというのは理解している。でも他5団体の団体名と代表者氏名は黒塗りにしないでほしい」とお願いしましたが、「そういうルールになっている」ということで認められませんでした。こちらが求めているのに黒塗りにしてしまうのはおかしいと思いませんか?

あらためてこの陳述書は以下の6団体で提出しました。

都市計画道路を考える小金井市民の会
3・4・11 号線関係住民の会
野川ほたる村
国分寺崖線の自然を守る会
プンプンアクション小金井
はけの自然と文化をまもる会