2025年6月22日投開票で都議会議員選挙が実施されます。
立候補を予定されている4名の方に都市計画道路小金井2路線についてアンケートを実施しました。皆様からご回答をいただくことができました。ご協力いただき誠にありがとうございました。
都市計画道路3・4・11号線外と3・4・1号線は、どちらも東京都が施工する道路なので、小金井市選出の都議会議員がこの道路についてどういう考え方を持っているかはとても重要です。ぜひ投票の参考にされてください。
立候補を予定されている方は以下の方々です(50音順)
自由民主党(新) 大澤つとむ氏
無 所 属(現) 漢人あきこ氏
再 生 の 道(新) すけだ雄也氏
国民民主党(新) 堀口ひなこ氏
以下の回答と同じものをこちらからPDFでご覧いただけます。印刷したりする場合はこちらをご覧ください。
https://drive.google.com/file/d/1eLxR4AauQBxf8jT0Edd0C3IVi_VycBUh/view?usp=sharing
【質問1】
都市計画道路「小金井3・4・11号線外」(南北線)に関して下記の選択肢の中から最も近いものをお選びください。
【質問2】
都市計画道路「小金井3・4・1号線」(東西線)に関して下記の選択肢の中から最も近いものをお選びください。
(両方の回答を表にまとめました)
小金井市議会では上記二本の路線について、「計画の見直しを求める意見書」や「計画の見直しと誠意ある対応を求める意見書」など、合計12件もの見直しの決議をし、意見書を東京都に提出してきました。それにも関わらず、東京都は粛々と計画を進め、昨年11月にもオープンハウスを開催し、道路計画についての市民へ説明しました。
この現状についてどう考えますか。
堀口ひなこ氏
3•4•11号線については、災害に強い街づくり、医療機関へのアクセス向上といった観点で、重要な道路だと考えています。 東京都と連携し、近隣住民と丁寧なコミュニケーションを取りながら、最大限に環境に配慮しつつ、推進していく必要があると考えます。 野川の緑も大切ですが、皆様の命を守ることも大切です。 また、既に府中につながる側の道路工事も進んでおり、中止した場合の近隣自治体への影響も考慮する必要があります。 3•4•1号線については、前後の道路ができていない事に加え、はけがあるため建設難易度が高く、作るメリットよりも作った場合のデメリットが大きいため、建設見直し・中止も含めた慎重な判断が必要だと考えます。
【質問4】
東京都は将来予測として「交通量が増加」することを大前提に、事業化計画と優先整備路線の選定を行っています。
小金井の2路線が選ばれた理由は、それを前提として、小金井街道などの「周辺道路の渋滞を緩和」のためであり「自動車交通の円滑化」させることでした。 優先整備に決まってから、この約10年の小金井市内の交通量についての認識をお聞きします。
<その他と回答した方の記述部分>
堀口ひなこ氏
ここ10年については、どちらかと言うと減少傾向であると認識しておりますが、令和11年に西武多摩川線多摩駅に大型商業施設ができることなどを鑑みると、交通量が増える可能性はあると考えています。
【質問5】
最後の質問です。小金井市の都市計画道路問題について、現状や課題をどのように認識し、当選した場合は都議会議員としてこの問題にどう取り組みますか?お考えを教えてください。
(自由記述、200字以内でお願いします)
大澤つとむ氏
小金井市は災害に強く安全で安心な都市基盤を目指し、都市計画道路の整備推進を行政計画に明記しています。道路は災害時の避難、救助、消防活動等において不可欠で、市民の生命と財産を守る上でも重要です。一方、東京都においても強靭な首都東京の実現に向け、道路整備を含む都市インフラの強化が進められており、小金井市の都市計画道路問題につきましても都と市が連携し丁寧に取り組む必要があると考えます。
漢人あきこ氏
「小金井2路線」の優先整備路線としての事業着手の期限は来年3月です。都が策定中のその後の「新たな整備方針」において、「内容再検討路線」にすることを求めます。交通量も減少傾向は明らかで、一方「自然再生地域」であり、生物多様性の保全の重要性は高まっており、道路の是非も含め、見直しが必須です。それが小金井の民意です。50年前から市民と市と都が連携して、再生、維持してきた自然環境を次世代に手渡しましょう。
すけだ雄也氏
整備の必要性、自然環境への影響、安全性に関する根拠に基づく説明、市民への対話プロセスが不十分な限り断固反対致します。私自身、幼少期に小金井市の自然に育まれました。今でも当時の記憶は鮮明に残っております。次世代のためにこの自然遺産は守るべきと考えます。ただし、小金井3・4・11号線の「小金井公園と広域避難場所である武蔵野公園の接続」「災害時の救助活動や物資輸送強化」「防災性の向上」に関しては議論が必要と考えます。首都直下型地震は今後30年に70%の確率で起こることが専門家によって予測されております。災害対策として都市計画道路の整備の必要性について定量的な効果検証およびシミュレーション、継続的議論が必要であると考えております。
堀口ひなこ氏
3•4•11号線については、小金井市としても独自アンケートや客観的に評価をしてきた経緯もあるため、それらを活用しつつ追加で必要なアクションを行いながら、市民の皆様に対する丁寧なコミュニケーションを行い、東京都と密に連携しながら推進していきます。
ご回答ありがとうございました。
皆様のご健闘をお祈りしております。