2017年3月17日金曜日

都市計画道路について市議会議員候補者へのアンケートを実施しました。


はけの自然と文化をまもる会では、小金井市議会議員選挙に向けて候補者の方々にアンケートを実施させていただきました。回答をいただいた皆様の回答をこちらにて公開させていただきます。
質問は以下の2つです。

1、都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する質問

当選して議員になられた場合、この東京都の道路整備計画において、議員としてどのような行動をとりますか。回答1と2の場合は行動の内容を具体的に、回答3の場合はその理由をそれぞれお答えください。

1−1推進する。
1−2見直し・廃止を求める。
1−3特に何もしない。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する質問

「小金井市のいいところは、緑が多くて自然が豊かなところ」これは世代を問わず小金井市民の共通認識と言えると思います。しかし近年、全域で市街地化が急速に進み、雑木林や畑、屋敷林は次々と宅地、マンションへと姿を変えています。慣れ親しんだ日常の中で心がホッと和むような、緑のある風景は失われる一方です。今後ますます稀少になる身近な自然環境を次世代の子どもたちに受け継ぐためには、現況の法律や条例では十分とはとても言えません。
今後、小金井市の豊かな自然環境を守るために、地方自治体として、どのような政策が必要と考えますか。




1の質問の回答要旨を表にまとめました。(到着順)。詳細はさらに下記の原文をお読みください。







1の質問の具体的な理由と2の回答を以下に到着順に公開させていただきます。(到着順、敬称略)

●回答1
百瀬 和浩(リベラル保守の会・現)

1、都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
1−2 見直し・廃止を求める】
ふたつの路線について東京都知事に対して「見直し」を求めるよう小金井市に要求致します。また、私自身も都知事に対しては、現地をご覧になっていただき、周辺住民や市民とともにお考えになっていただくよう申し入れていきたい。現在野川周辺で取り組まれている国の自然再生事業は、現知事が環境大臣就任時に始められたものであり、その後の市民の活動は、地域にとって大変大きな意味を持つものであると考えています。
小金井市は、自らのまちづくりとの整合性を改めて図り、将来の道路計画をどうしていくのかを考える大きな機会と捉えて、都とともに再構築することをこれからも強く要求していきたい。
近隣自治体では、同様の環境下(国の史跡、国分寺崖線)にある路線の廃止や見直しを自らの意思で決定されている。
小金井市にもこうした事例を研究し、自らの意思を構築するよう求めます。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
減少する屋敷林を持った大きな邸宅、農地などの減少に歯止めをかけ、小金井らしいまちづくりを進めることは市民誰もが求めることです。
緑地保全のためのこれまでの市の取り組みは、一定の成果とともに理解するものではありますが、私自身も十分とは思っておりません。
既成市街地における土地の細分化は、税制上の問題などがあり条例や法律で規制することは、なかなか困難を伴うものと認識しておりますが、最低宅地面積の引き上げ、宅地化に伴う緑化の指導強化など基礎自治体として取り組めることは現状でも多々あると思っています。
最低限現状の緑地を確保することは、宅地開発等指導要綱などの強化により可能と考えていますので、今後小金井市のあるべき姿を市民合意のもと模索していく必要があると考えています。
また、その一方で「野川」「国分寺崖線」「玉川上水」などの歴史的、文化的、景観的価値の極めて高いエリアの保全については、近隣自治体と連携してその保全の意義を共有し、これまでにないダイナミックな政策構築が必要と考えています。
小金井市をはじめとするこれらのエリアは、自然遺産としても、文化遺産としても価値があるものと私は感じており、行政、市民双方がその認識をもち、「世界遺産」登録を目指していけるような環境を整えていくべきと考えています。
小金井市内では、前述の小金井341号線、3411号線外のみならず、小金井316号線(五日市街道)も計画決定されています。
道路計画による利便性の向上、安全性の向上についての見解は、一定の範囲で理解するものですが、それにより失うものも多いことを考えていくべき時代になっていると、私は思っています。
人口減少時代を迎え、まさに今時代の転換点にきているとの認識をもつことが、基礎自治体に求められています。

 ●回答2
岸田正義(小金井市議会民進党・現)

1、都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
【12 見直しを求める】
地元への配慮を欠いた事業着手については見直しを求めます。しかし、一方的な反対だけでは物事は解決しません。まずは、東京都、小金井市、隣接市、地元住民などがそれぞれの立場から都市計画の必要性、広域道路の必要性、はけの緑等の重要性などを聞くことができる場をつくり、課題を見える化して市民が共有する必要があると考えます。
それを無作為抽出された市民が討議のうえで意見をまとめて東京都に提言し、事業に反映させていく三鷹市の市民討議会から生まれた外環中央ジャンクション三鷹地区検討会の手法を参考にすべきと考えます。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
地方自治体として必要な政策
一般質問でも行いましたが、小金井市は緑の政策を一丁目一番地に掲げながら、その緑被率は下がり続け、昭和63年の第1次基本構想時の保存樹木1,626本から、平成7年の第2次基本構想時では1,015本、平成10年の緑の基本計画時には986本、そして平成22年の緑の基本計画策定時には881本と右肩下がりであり、生け垣や緑地面積も同様です。
減り続ける緑を守るための具体的な取組の1つとして、近畿の自治体では多く取り入れられている緑視率の導入を検討すべきと考えます。緑視率というのは、緑被率が上から見てどれぐらい緑が入っているのかということの指標であるのに対して、人が立っている位置、あるいは歩いている視界の中にどれぐらい緑が入っているのかという指標です。この緑視率が高くなると、人は緑化空間でストレスの解消、騒音感の減少、季節感の創出、自然と触れ合うことにより安らぎ感の向上を得ることができることが認められており、結果、緑視率の高い地域は地価が高くなり、不動産価値も上がることが実証されています。 この緑視率を上げるために、近畿の自治体では一部の地区で、新築や改築の際に最低基準を設けて、道路から見える空間の緑化を促したり、緑視率の基準を満たすと容積率や建ぺい率を緩和している自治体もあります。そのような取り組みにより住宅地の緑を減らさないことが必要です。
しかし、市全体の緑を守り抜いていくに当たって、行政単独でできることには限界があります。市の緑の大半を占めるのは民有地の緑であります。市民に身近な住宅地の緑を始め、公園緑地や市民花壇、街路樹など全ての緑の質と量がともに充実するためには、市民、事業者、NPOなどと行政が協力して取り組むことが重要であります。まずは、市民や事業者、小金井市で生活する皆様に、緑は将来にわたって残すべきかけがえのない共有財産であるとのご認識を持っていただき、自分たちの地域の緑は自分たちで守り、育てていくんだという強い理念を共有し、行動することによって、地域や緑への愛着が生まれ、それが地域全体へと広がっていく、武蔵野市方式とも呼ばれる市民委員会方式のような市民協働の仕組みを行政がコーディネートする必要があると考えます。そのうえで都市計画マスタープランにもある次世代に誇れる景観作りを実現するためのグランドデザインを策定し、その戦略に基づいて戦術を立て実施計画を作るべきであると考えます。


●回答3
田湯久貴(日本共産党小金井市議団・新)

1、都市計画道路小金井3・4・1号線及び3・4・11号線外に関する回答
1−2 見直し・廃止を求める】
私は廃止を求めていきます。理由は以下の通りです。
貴会におかれましては自然を守り、都市計画道路の問題でもご活動されていることに敬意を表します。
当該区域は、はけ(国分寺崖線)、野川、武蔵野公園が含まれています。この区域には貴重な動植物が生息し、自然を壊すことになるためです。
特に3・4・11号線外は武蔵野公園を縦断する道路ですが、市民、都民の憩いの場です。また341号線の国分寺崖線を突き抜けることになると景観を壊すことになり同意できません。
また、この都市計画道路は半世紀前につくられた計画ですが、まちの状況は大きく変化しています。2つの路線は地域のコミュニティを分断することになることも考えられます。
さらに、この間貴会のご奮闘により、パブリックコメントでも、2000通を超える反対の声が寄せられ、市議会にも陳情署名が提出され、採択されています。市民の反対の声がある中で、進めることは許されません。
私は、都議会でも廃止に向けて東京都に取り組んでもらえるよう、日本共産党都議団と連携していきます。また市長に対しも東京都に要請するよう引き続き働きかけていきます。
これまで市民のみなさんと一緒に署名活動に取り組んできましたが、今後とも世論を広げるために活動していきます。

2.小金井市における自然保護の在り方に関する回答
国分寺崖線は、2011年3月に策定された「小金井市緑の基本計画(改訂版)」にも位置付けられている
 また国分寺崖線は、東京都の緑地保全地域に指定されています。民有地の緑地を保全するため、特別緑地保全地区制度を活用し、緑地を拡大できるように都議団と連携し東京都等に働きかけていきます。
 また、小金井市の小金井市緑地保全及び緑化推進条例について検証し、積極的に市が緑の保全を推進できるようにしていきます。また緑を守るための財源づくりも進めます。



回答4
沖浦あつし(無所属・新)

1、都市計画道路小金井3・4・1号線及び3・4・11号線外に関する回答
1−2 見直し・廃止を求める】
先日東京都主催で行われました「知事と市町村長との意見交換」で西岡市長が小池都知事に要請したように、小池知事にははけの視察にお越しいただき、見直しを求めるように働きかけたいと思います。また本件2路線については各々区別して考えるべきと思っております。

2.小金井市における自然保護の在り方に関する回答
日頃より、良き小金井への活動に敬意を表します。
都市計画道路、小金井3・4・1号線および3・4・11号線外が第4次事業化計画に選定された直後、ムジナ坂を御会の皆様と一緒に歩かせていただきました。
2022年、「生産緑地制度」の法律施行から30年となり、生産緑地の所有者は市区町村の農業委員会に土地の買取を申し出ることが可能となります。
このため、その土地の宅地化、市街化が予想され、大規模な緑地の消失が懸念されます。
例えば、徒歩圏に公園がないエリアの生産緑地の指定解除の申し出については、市が積極的に関与して、その一部を公園として存続させるなどの対策が必要と考えます。
また、地産地消推進、学校給食に地場野菜をさらに取り入れるためのルート整備など、都市農業支援についても積極的に取り組みたいと思っています。


●回答5
水上ひろし(日本共産党小金井市議団・現)

1.都市計画道路小金井3・4・1号線および小金井3・4・11号線外に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
私は、廃止を求めていきます。貴会におかれましては自然を守り、都市計画道路の問題でもご活動されていることに敬意を表します。
当該地域は、はけ(国分寺崖線)、野川、武蔵野公園が含まれています。この区域には貴重な動植物が生息し、自然を壊すことになります。
特に3・4・11号線外は武蔵野公園を縦断する道路ですが、市民、都民の憩いの場です。また341号線の国分寺崖線を突き抜けることになると景観を壊すことになり同意できません。
また、この都市計画道路は半世紀前につくられた計画ですが、まちの状況は大きく変化しています。2つの路線は地域のコミュニティを分断することになることも考えられます。
さらに、この間貴会のご奮闘により、パブリックコメントでも、2000通を超える反対の声が寄せられ、市議会にも見直しを求める陳情署名が提出され、採択されています。
市民の反対の声がある中で、進めることは許されません。
私は、都議会でも廃止に向けて東京都に取り組んでもらえるよう、日本共産党都議団と連携していきます。また市長に対しも東京都に要請するよう引き続き働きかけていきます。
これまで市民のみなさんと一緒に署名活動に取り組んできましたが、今後とも世論を広げるために活動していきます。

2.小金井市における自然保護の在り方に関する回答
国分寺崖線は、2011年3月に策定された「小金井市緑の基本計画(改訂版)」にも位置付けられており、東京都の緑地保全地域に指定されています。
民有地の緑地を保全するため、特別緑地保全地区制度を活用し、緑地を拡大できるように都議団と連携し東京都等に働きかけていきます。
また、小金井市の小金井市緑地保全及び緑化推進条例について検証し、積極的に市が緑の保全を推進できるようにしていきます。また緑を守るための財源づくりも進めます。
そして、自然保護に様々な市民の方が関わり多彩な活動をしています。そうした活動を支援するとともに、市民に広げ、ハケや野川の自然の大切さに対する理解を深めていくことが必要です。
そのために私も努力します。


回答6
村山ひでき(小金井市議会民進党・元)

1.都市計画道路小金井3・4・1号線および小金井3・4・11号線外に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
既に市議会では計画の見直しを求める陳情も採択され意見書も提出されています。また、市民から8603人分もの見直しを求める署名が提出されたのを東京都も無視できないはずですが、今のところ具体的な見直しの動きは見えていません。小金井市議選や東京都議選などの政治スケジュールの都合で小金井の重要な問題が棚ざらしになるなんて、あってはならないことです。
改選後の市議会が最初に行うべきは、あらためて東京都の動向(本音)を確認すること。そのうえで市民の皆様と、情報と意見を交換しつつ小金井市全体としての反対意見を明確にまとめることです。注意すべきは「一部の市議や市民だけが頑強に反対を叫んでいる!」といった構図にとられないようにしなくてはなりません。私は、ある意味、この問題は地方自治の根幹が問われていると認識しています。反対と叫ぶだけで満足するのではなく今回は確実に実を採りたいと考えます。
東京都の動向を確認しつつではありますが、改選後の市議会で、場合によっては意見を同じくする議員が超党派で再度の意見書を提出することも有効な手段かもしれません。とにかく、ありとあらゆる考えられる限りの手段を講ずるべきです。

2.小金井市における自然保護の在り方に関する回答
緑被率をこれ以上下げないためにも何らかの形で緑を守る政策は必要です。私は、駅周辺の開発は財政上からも利便性からも必要と考えていますが、従来からある「はけ」、野川、玉川上水、都立公園などのエリアは、自然保護を謳うべきでしょう。
ケースバイケースで一律に述べられないところはありますが、まちづくり条例や湧水条例で不完全な部分があった場合は新たな条例の策定も考えられます。


回答7
武市裕貴(無所属・新)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
「環境市民会議」や「都市計画道路を考える小金井市民の会」に入会させて頂き、情報収集を図ると共に活動に参加しています。
今後はより一層、計画見直しに対する運動に協力したいと思います。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
昨年3月、市が策定した「小金井市人口ビジョン及び小金井市まち・ひと・しごと創生総合戦略」で、将来展望と目指すべき方向性の視点1で、「 小金井の魅力の発信と人々の交流から移住・定住への誘引」の中で『豊かな自然の保全・活用』が上げられています。
市がこのような戦略を立てたことから、行政はもちろん、市民や企業も協力して「オール小金井」で、小金井市の魅力である『緑が多く豊かな自然を守る活動』を進めることが大切だと思います。
今回の都市計画道路の問題は、小金井市民にとって「野川の自然」を改めて考える良いきかっけになることを期待しています。


回答8
橋本みか(無所属・新)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
東京都の都道である為、市議会を通じてあらゆる働きかけをしていくべきだと感じています。例えば東京都へ見直しを求める意見書を出すことや、東京都知事の現場視察が実現できるようにしたいです。市長部局に対してもより強い東京都への見直しを求める姿勢を取る様働きかけます。私個人としても、皆様と協力して市民への世論を広げていきたいと思っています。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
小金井の豊かな自然を守り次世代に受け継ぐために、小金井緑の基本計画を平成32年を目標にしっかり達成できる様にしたいです。その上で以下の2点の課題を解決する必要があると思います。

公共事業の場合は不必要な開発が行われないよう、市議会でしっかり監視します。しかし開発が進むような情勢であれば、公共事業で失われる自然と同等の自然を回復させる責任があるはずです。樹木を回復させる、緑地公園を増設するなどの努力義務を行政が行うような条例が必要だと思います。

民間の開発の場合は、開発事業者と湧水や緑を大切にしようとする市民及び市民団体との話し合いは、事業者の好意任せや一方的な説明会だけではなく、しっかりと意見交換できる様に、まちづくり条例の中で制度化して行くべきです。例えば狛江市のまちづくり条例にある、事業者と行政の市民が合意形成を図る為の調整会の様なものが必要だと思います。


回答9
鈴木しげお(小金井市議会民進党・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
都に対し道路整備の必要性について、地元地域などの説明と意見聴取の機会を設けるよう要望できればと思います。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
緑が豊かと感じる場所のほとんどが私有地であるために、行政からの関与が極めて限定される点が現状と感じています。この点を考えると、市が関与できる範囲も限定されてしまうことが悩ましい問題です。都市の緑地・農地の保全には、国・都が制度を整備して行くことが必要と考えています。


回答10
板倉真也(日本共産党小金井市議団・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
廃止を求めていきます。四十年前から小金井市に住んでいますが、この間農地や空き地、植木畑が次々に消え去り、ハケの緑地や国分寺崖線の緑は当時から私の心を穏やかにしてくれている貴重な宝となっています。日本共産党の国会での質問に対して、国土交通省が一般論と前置きしながらも「地元の理解が必要」との答弁を行ったように、小金井市長に対しては「反対する」の意思表示を明確にすること、東京都に対しては都議団とともに、この路線の廃止を追っていきます。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
国に対して、三大都市圏の農地の宅地化を促進させている「生産緑地」の見直しを求める意見書の可決を市議会で働きかけるとともに、東京都に対しては、民有地の緑地を保全するために、特別緑地保全地区制度を活用し、緑地の拡大を求める取り組みを、小金井市から東京都に働きかけていくべきです。
また、小金井市の緑地保全および緑地推進条例についても、積極的に市が緑の保全をすすめていくものに改善すべきです。


回答11
森戸よう子(日本共産党小金井市議団・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
私は廃止を求めていきます。理由は以下の通りです。貴会におかれましては自然を守り、都市計画道路の問題でもご活躍されていることに敬意を表します。
当該区域は、はけ(国分寺崖線)、野川、武蔵野公園が含まれています。この区域には貴重な動植物が生息し、自然を壊すことになるためです。特に3・4・11号線外は武蔵野公園を横断する道路ですが、市民、都民の憩いの場です。
また、3・4・1号線の国分寺崖線を突き抜けることになると景観を壊すことになり同意できません。
また、この都市計画道路は半世紀前に作られた計画ですが、街の状況は大きく変化しています。2つの路線は地域コミュニティーを分断することになることも考えられます。
さらに、この間貴会のご奮闘により、パブリックコメントでも、2000通を超える反対の声が寄せられ、市議会にも陳情書名が提出され、採択されています。市民の反対の声がある中で、進めることは許されません。
私は、都議会でも廃止に向けて東京都に取り組んでもらえるよう、日本共産党都議団と連携していきます。また市長に対しても東京都に要請するよう引き続き働きかけていきます。
これまで市民の皆さんと一緒に署名活動に取り組んできましたが、今後とも世論を広げるために活動していきます。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
国分寺崖線は、2011年3月に策定された「小金井市緑の基本計画(改訂版)」にも位置づけられている。
また国分寺崖線は、東京都の緑地保全地域に指定されています。国有地の緑地を保全するため、特別緑地保全地区制度を活用し、緑地を拡大できるように都議会と連携し東京都等に働きかけていきます。
また、小金井市の小金井市緑地保全及び緑化推進条例について検証し、積極的に市が緑の保全を推進できるようにしていきます。また緑を守るための財源づくりも進めます。


回答12
紀ゆき子(小金井市議会公明党・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
まずは、市長に対して、東京都に小金井市で都市計画道路についての、説明会を求めるように再度、要望します。東京都に対し、小金井市として、都市計画道路の計画の見直しを行うよう要望していきます。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
私は、平成28年第1回定例会において、都市計画道路「小金井3•4•1号線」「小金井3•4•11号線」の計画の見直しを求める意見書に対して、市議会公明党を代表して、賛成の立場から討論を行いました。その中でも述べていますが、公明党は、平成14124日、自然再生推進法案、要綱案を公表し、これがきっかけとなって自然再生を推進するための法案の検討が開始されました。国会審議を経て同年可決されました。この法律は、開発などで損なわれた各地の湿原や干潟、里山などの自然環境復元する事業を推進するためのもので、NPO、民間非営利団体や地域住民が計画段階から参画し、地域主導で事業を実施するのが大きな特徴です。現在、全国で25の自然再生協議会が設立されており、小金井市野川流域において都内で唯一、実施されているものです。このように、国と連携することも、大切な自然環境を守ってために大きな力となっていくと考えています。
具現化するためには、市民との協同も欠かせないと考えています。  また、小金井市都市計画マスタープランに(「環境共生のまちづくり」の基本的な考えとして、小金井らしさを代表する豊かな水やみどりを活かすとともに、自然資源の復活、創出により、地球温暖化への対応を図りながら、生物多様性に配慮した環境づくりが求められています。私たちは、地域固有の資源である野川や玉川上水などの「水」と国分寺崖線や武蔵野の面影を残す屋敷林、農地などの「みどり」を大切に保全し、云々)とあります。
小金井市基本構想を基に、この小金井市都市計画マスタープランが作られ、このように自然を守ることが、明記されていることの重要性を訴えます。この素晴らしい貴重な自然環境や景観を次世代に残してほしいとの多くの声を日頃から伺ってきました。小金井市にとって、東京都にとって、大きな財産である貴重な自然環境と景観が将来に渡って保たれるようにしていきたいと思います。
そして、小金井市として、「小金井市みどりの保全宣言」を行っていくよう働きかけます。小金井市緑地保全及び緑化推進条例や東京都の緑地保全地域制度と連携し、はけの水と緑の保全を図るよう働きかけていきます。



●回答13
篠原ひろし(改革連合・現、小金井市議会議長)

貴会より寄せられました「都市計画道路に関する公開質問状」については、議会内には賛否があると認識しております。
現任期の44日までは議長でありますので賛否のある事案に関しては意見表明を控えさせていただきますので、ご理解のほどをお願い申し上げます。


●回答14
白井とおる(無所属・元)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
都が事業を進める前に、まずは小金井市でいろんな考えを持つ人(賛成も反対も)を一堂に介し、この道路建設のメリット&デメリットについて話し合い、その是非を含め市としての見解をまとめて都へ示すよう、働きかけます。
小池都知事が選挙時の公開質問状の回答にあったように、現場をしっかり視察するよう働きかけます。
この都市計画道路は都の事業であるとはいえ、その道路の周辺で日常を暮らすのは小金井市民であり、道路の便益およびそれによっての喪失も小金井市民が受けることになります。小金井市の中で新しい道路が必要かどうかの議論が尽くされているとは思えません。

この小金井市にとって重要な地域資源である「はけ」をはじめとした自然環境と文化の姿を変えてしまい、地域コミュニティの分断を引き起こす恐れのあるこの道路計画については、多角的な視点で再度検証が必要であると考えています。
確かに、小金井街道からおよそ3kmに渡って南へ抜ける真っ直ぐな道がないことも事実であり、東八道路へ抜ける緊急輸送路の確保の観点からも重要と言われればその通りかも知れません。しかし、行政手続きに則り都は計画を策定している訳ですが、パブリックコメントでも明らかなように多くの反対意見が寄せられているが事実です。
これらの意見が一方通行になってしまい、肩透かしをくらったことにより自分の住むまちと行政へのロイヤリティの低下がおこることが繰り返されていくことは皆にとって不幸なスパイラルに陥るのではないかと思うのです。
長い目でみると人口減少と税収減のトレンドを迎えることがわかっている中で、行政だけでイニシアチブを取り物事を進めていくやり方から脱却し、そこに住む「市民で決める」プロセスへの転換を強く望みます。小池知事は「都民が決める」をスローガンに掲げていたこともあり、その考えに沿っているともいえるのではないでしょうか。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
小金井市内で暮らしていると、とても落ち着くことがあります。それは、多くの自然環境に囲まれていることが大きな要因といえます。その自然環境を奏でるもののひとつが農地です。都市農業は、単に食料の供給だけではなく、防災、環境保全、農業体験・交流の場とともに、住空間の中における良好な景観としての役割も担っています。国も都市農地については、これまでの「宅地化すべきもの」から「あるべきもの」と方針を転換するなど、都市農業の役割が認められてきたといえます。しかし、実際は担い手側の事情により手放さざるを得ないことが多く、どんどん小金井市でも農地が減っていることが大きな課題です。
また、質問状にあげられている雑木林なども同様に、どうしても個人の資産に関わるため、市として緑被率や景観を大切にしていくことを環境基本計画でも掲げながら、効果的な手を打てていないことから、今のままではご懸念されているように今後ますます自然環境は我々の日常から失われてしまうのではないでしょうか。
市の最上位計画である「長期総合計画」や、まちづくりのビジョンを描いていると言われる「都市計画マスタープラン」でも、自然環境を守る位置づけがなされていますが、身近なところでは着実に緑が減っていると感じています。
この状態を変えるには、例えば、以下のような政策について具体的に検討していくことが必要なのではないかと考えます。

政策例: 「小金井市環境基本計画(第2次)」に沿って、取り組む施策を住民参加・協働でプロジェクトチームをつくり、実行していく。
市の環境基本条例、そこに位置づけられて策定している環境基本計画は、小金井市の環境保全のために必要なあらゆることが書かれてあります。ただし、前期の計画もその施策の多くが「絵に描いた餅」で終わり、実行に移されていないことが多く、結局「実行力」が大きな課題といえます。もっとその実行を市民の知恵と力を得て、できることを着実に実行フェーズへ移していくという地道な作業が必要と考えます。

政策例: 都市空間における「景観」に関する条例の制定を検討する「例:小金井らしい景観をつくり・まもる条例」
本質問状の主旨として、「都市空間における自然環境を含めた景観」についても問題提起されていると認識しています。小金井市環境基本条例にも第8条に「良好な景観の確保」、第2次環境基本計画P.60にもまさにこのことが書かれてあるのですが、でも書いたように実効性に乏しいのが現状です。そこで、都市空間における景観に関する条例を制定することで、はけ・野川・玉川上水をはじめとしたこのまちの財産ともいえる小金井らしい景観を「まもる」だけではなく、積極的に「つくる」と位置づけ取り組むことで、将来へ良好な住環境を継いでいく一助になると考えます。

政策例:かけがえのない小金井市の財産としての牧歌的な風景をまもっていくための「みんなの農地基金」の設立、または、それに特化した「寄付」の呼びかけを検討する
現在、小金井市には「環境基金」が存在し定期的に積み立てていますが、環境政策は幅広く、いまは特に清掃関連施設への支出に使われています(小金井市の置かれた現状ではそれは仕方ないことですが)。
今後も、農地等が売りに出されることも想定されますが、計画的に優先して守るべき農地を市が保有することも視野に、そのための基金を積み立て、寄付を呼びかけるというものです。全ての農地を市が保有する訳にはいきませんが、景観を含め都市農業を地域資源として守るべきという位置づけのもと、守ることのできる農地や雑木林もあるのではないでしょうか。

<最後に>
環境政策は幅が広いため、何かひとつをやればいい訳ではないと考えます。また、玉川上水をはじめとして場所によって何重にもなる縦割り管理の課題も散見されます。重要なことは、行政だけではなく、住民参加・協働がベースとなり、一丸となってこのまちの自然環境・景観をまもっていく仕組みに変える必要があるのではないでしょうか。


●回答15
五十嵐京子(自由民主党小金井市議団・元)
1、都市計画小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
1-3 特に何もしない】
【理由】小金井市民の声を東京都の届けるのは自治体の役目としてあると思いますが、道路は小金井市内だけで完結するものではないので、広域的にその必要性など東京都が主体となって計画を立てるべきものと考えます。小金井市としてもメリットがあれば東京都の協力をしながら推進することも必要かと思いますが、現段階では危険な連雀通りの混雑緩和に有用かどうか検証が不十分と考えます。よって、今はどちらとも言えません。

2小金井市における自然保護のあり方に関する回答
小金井市内の野川周辺は、何年もかけて拡幅をしながら現在のように散歩ができる川周辺の整備と自然再生の事業として東京都が整備したものです。都市化された川の再生事業の見本のような小金井の財産と言えるもので、これは東京都と協力して守っていくべきものと思っています。


●回答16
今中京平(無所属・新)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
当面は、市民、諸団体、議会、市が一体となって、小池知事に「選挙公約としての見直し実現」を求めるため、関係者に働きかけます。また、見直し(=事実上の凍結)を廃止にもっていくためには様々な行政手続きが必要になります。各地の事例などを学び、小金井市にふさわしい方法を提案します。また、問題が行き詰った時の打開策としては住民投票も視野に入れるべきだと考えます。その場合、小平などの事例に学ぶとともに、小金井全域にわたり道路問題が潜在的にあることを全市民に伝えることが重要になります。積極的な広報活動にも力を注ぎます。

2小金井市における自然保護のあり方に関する回答
<情報収集と啓蒙活動>
小金井市としてまた、小金井市民として小金井の自然環境を守ることがどれほど重要度の高いテーマなのかをさらに確認する必要があります。
そのためには、市としても地政学的、歴史的、生物学的等の見地から積極的な情報収集に努め、市内大学や市民団体との連携も視野に、その重要度を市内外の人々から客観的に理解してもらえるようにする必要があります。また、広報活動では、例えば「縄文の人々に学ぶ自然との共生=小金井キャンペーン」など、イベント仕掛けで多くの方にわかりやすく自然とともに生きることの素晴らしさをアピールすることも重要です。
<持続可能な社会を目指す視点が重要>
また、小金井市が非常に人口密度の高い地域であることに鑑みて、単に緑を保全するというだけにとどまらず、人類と自然との持続可能な共生関係を積極的に目指す視点も重要となります。都市型農業のあるべき姿を検討することもその一つではないでしょうか。自然エネルギーの活用、新交通手段の検討、建築物への市独自の基準作り等もその先に見えてくるテーマだと考えます。当然、法整備については並行して検討することになります。
<小金井自然保護のための常設型環境トラスト基金>
試案としては市民と企業、行政、公共団体がそれぞれチカラを出し合う「小金井自然保護のための常設型環境トラスト基金」を考えたいと思います。組織には、行政、経済団体のほか環境保護団体や個人の参加も認め、まず運営資金を寄付金で賄うと同時に、小金井市民や、小金井に散策に来る人々に、募金、献金を呼びかけます。そのお金は、基本的には、はけの自然を守っていくために必要と思われる土地の取得に充てます。その活動自体がはけの自然を守るための市民運動のシンボルとなるのではないでしょうか。その運営に当たって公明性、公平性が求められることは言うまでもありません。


回答17
渡辺大三(リベラル保守の会・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
1-2を選択しますが、「見直し・」は削除し、「廃止を求める」にしていただきたいと思います。】
市民ニーズに適合し必要性が高い都市計画道路は推進し、不要な都市計画道路は見直し・廃止するというのが私の原則的な立場ですが、舛添前都知事が現地を見ることもなく優先整備路線に決定した都道2路線には反対の立場であり、都市計画そのものの廃止が必要だと考えます。
理由は以下の通りです。第一に、計画そのものが人口増大(=車両増大)の高度成長期に決定された大昔の計画であり、人口減少(=車両減少)社会には適合しません。第二に、計画線が、はけや野川の緑と水辺を分断しているからです。第三に、計画線が、小金井市の閑静な住宅街を貫き、非常に多くの住民に立ち退きを迫る「コミュニティー破壊」の内容になっているからです。それらの住宅街はいわゆる「木密地域」ではありませんので、延焼危険性は低いと考えられます。第四に、はけと野川の緑と水辺は、市民、東京都、小金井市、小金井市議会が長い年月をかけて保全してきた「小金井の宝」であり、仮に都道2路線にそれなりの効用が認められると仮定しても、失われるものの方が大きいと考えるからです。「保全は死闘、破壊は一瞬」であり、全都一律の短絡的な思考で台無しにすることは許されません。
なお、この都道2路線計画を廃止する場合には、以下の2点について改善が必要だと思います。第一に、連雀通りの交通安全施策の充実です。現在の施策は不十分であり、まだまだ改善の余地があります。第二に、二枚橋の坂がある通りの交通安全施策の充実です。この間、例えば路面の「一時停止」や「通学路」の標示が消えているまま放置されていたり、歩道スペースに雑草が生い茂っていたりして、改善を提案し、実現してきました。沿道住民の理解が得られるのであれば、一方通行化なども視野に入れ、流入自動車を削減する工夫が必要だと考えます。その際には、はけの道の一部への車の流入が増えるため、歩車道分離などの工夫がいると思います。
昨年12月、小金井市議会は、市民団体が提出した【「(仮称)はけと野川の緑と水辺を守り育てる条例」制定を求める陳情書】を反対多数で不採択にしました。賛成は、リベラル保守の会、共産党、生活者ネット、緑・市民自治の4会派10議員。反対は、自民党、公明党、民進党、自由民主の4会派12議員。退席は、市民会議の1会派1議員でした。僅差でしたので、326日投票の小金井市議選の結果次第では条例制定に至る可能性があると思っています。私は引き続き制定をめざして頑張ります。
小池百合子知事は、都知事選において、現地を視察した上で、必要であれば計画見直しも考える旨を回答しています。適切な時期に「東京のオアシス」とも言える環境を十分にご視察いただきたいと思います。

小金井市に住むということは「緑の住人」になることだと私は思っています。しかし、農地を中心に貴重な緑は年々失われ、また、管理の大変さから巨樹が突然伐採されるなどの「悲劇」が至るところで見受けられます。非常に悲しい現状です。
それを防止するための私の政策は以下の通りです。
・駅前交通広場への街路樹の植栽を大幅に増やす。駅を出た瞬間に森林があったというようなイメージ。先日の予算特別委員会でも、武蔵小金井駅北口や東小金井駅北口への街路樹植栽を提案しました。
・主要道路等への街路樹の植栽を大幅に増やす。先日の予算特別委員会でも、行幸通り(本町5丁目)や中央通り(中央線高架側道/緑町5丁目及び1丁目)への街路樹植栽を提案しました。
・道路拡幅の残地等をポケットパークとして整備し、緑化。
・公園、広場、緑地、児童遊園の増設と適切な樹種選定による植樹の推進。
・生け垣化支援策の拡充。保存樹木の維持への支援策の拡充。
・学校等の公共施設の敷地内緑化、接道部緑化、屋上緑化、壁面緑化の推進。
・蛇の目ミシン工場跡地(庁舎建設予定地)の既存樹木の保全。
建物の屋上緑化、壁面緑化への支援策拡充。
「花いっぱい運動」を進め、個人宅やマンション・アパートも含めて、一年を通して花が咲き誇る小金井を実現(我が家はアパートですが、狭いベランダに樹木や草花を数多く育てています)。ガーデニングコンテストの実施。
特に貴重な緑地を保全するための「基金」の計画的な積み立て。財源として、有料ごみ袋売却益の一部、たばこ税の一部を充当。寄附金も募る。
「農」のあるまちづくり(農地を持たない市民と農家の交流推進)。農業と商業のコラボレーション
東京都の豊かな財政力をムダな公共事業に浪費させず、緑地保全施策への十分な財源配分を求める。
人口減少社会に対応し、既存農地がこれ以上宅地化されないようにするため、税制の抜本改正を国に働きかける。


回答18
武井まさあき(無所属・元)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2見直し・廃止を求める】
 見直し・廃止を求める 2本の都市計画道路は小金井市の緑の背骨とも言うべきはけの緑を破壊するもので認められない。 

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答 年々小金井の緑被率が低下しています。
1.国分寺崖線の緑を守るための保護条例の制定や、宅地化をさけるための基金を計画的に積み立てることが必要。
2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
長期営農継続緑地の廃止に伴う市、都の買い取り計画など(現状では市の財政力では無理)について、都の協力を求め、方針を定めるべきと思います。


●回答19
片山かおる(緑・市民自治こがねい・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2見直し・廃止を求める】
市議会からはすでに意見書を都に提出しているが、改選後の議会でも、重ねて出すことも必要である。地方議会からの意見書は多数の民意を反映したものなので、選挙で選ばれた新しい議会でも同様の意見書が可決するか、都も注目するだろう。
また、東京都のアクションばかりを期待するのではなく、小金井市として主体的に野川やはけの自然保全について、これまでの市民活動の歴史をまとめる、市民と連携してシンポジウムを行なうなど、積極的に発信をするべきである。
野川やはけの自然保全に特化した計画や条例の策定については、すでに環境全体についての計画や条例があるので、屋上屋を重ねることになるので必要ない、と市は主張しているが、現在の状況をふまえ、あえて保全のための条例や計画を作ることにより、市民の意識を喚起し、市の姿勢を都に示すことにもなるので、必要である。

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
小金井の、特に野川やはけの水や緑は、決して野生のままではなく、人の力が加わった、ある種、人工的な自然である、と考える。
どのような自然保全がよいのかは、人によって異なる。市民同士で話し合い、合意形成しながら組み立てていくことが必要と考える。
15年前にできた、『小金井市環境市民会議』といった、市民が主体となり、市がサポートと連携に加わる環境保全の活動を、もっと多世代の市民に広げ、関わってもらうことが必要である。環境市民会議の説明には以下のような文章がある。
『市民・事業者・行政が協力してアイデアを出し合い、実践的な活動を通じて「こころゆたかに 暮らせるまち小金井」のまちづくりを進めます』
市はこれまで、「環境市民会議」の活動をうまく支えきれていなかった。市民がもっと有効に活用できるよう、人員配置や予算に力を注ぐべきである。
そして、市内の自然保全に関わる市民活動や農家などを緩やかに繋いでいくことで、自然保全と有効活用の意義が共有できるのではないだろうか。
市民発案で企画、設計、建設された、環境配慮住宅型研修施設(旧「雨デモ風デモハウス」)は、いまだに他自治体から注目される先進的な環境施設である。
市民活動の先進事例でもある、この施設を有効に活用し、市は環境先進都市としての自覚を持って発信をしていくことが必要ではないだろうか。


●回答20
林倫子(生活者ネットワーク・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2見直し・廃止を求める】
行動の内容
一般質問や委員会質問を通じて、市長の「地元への配慮を欠いた事業着手については両路線とも希望することはない」という考えに変更がないか確認します。
東京・生活者ネットワーク選出の都議会議員を通じて、東京都の動きを確認します。
市や都の動きを市民に情報提供します。
見直しや廃止を市民のみなさんと一緒に要望します。

2、小金井市における自然保護の在り方に関する回答
生物多様性国家戦略(20122020年まで)が策定され、地域戦略を持つ自治体が増えています。市でも重要課題の一つとして認識し研究を始めていますが、予算との関係で策定時期は未定です。生物多様性地域戦略を市民参加でつくることは、今ある自然の魅力を再発見することになり自然環境を守ることにつながると考えています。
小金井市にも、環境基本計画やまちづくり条例があります。環境基本計画には、緑を守り育てる、水循環を回復する、自然環境を一体的に保全する、などの目標が掲げられています。これらの目標を達成していくために、市民側にも環境学習や情報の積極的な活用が求められています。はけ文のみなさんがやられていた学習会などの行動を環境基本計画の観点で位置づけ、市民への意識啓発をさらにやっていくことも必要でしょう。そのうえで、今の計画や条例に足りないところの見直しを市民発意で求め、実効性を高めていく必要があると考えます。議員は、情報提供や議会対応などで役割がありますので、市民側からも積極的に利用してほしいと思います。


回答21
坂井えつ子(緑・市民自治こがねい・現)

1、都市計画道路小金井3・4・1号線および小金井3・4・11号線外に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
市長に2路線は、市として廃止を求める意思を都に伝えるよう求める
折りをみて、市議会から意見書を提出する
市議会で得た情報を、会派ニュースやインターネットなどで発信する

2、小金井市における自然保護のあり方に関する回答
・小金井市の自然環境や文化について学ぶ公開講座やまち歩きのイベントを開催していく
・生物多様性地域戦略を小金井市でも定める
・野川や国分寺崖線を保全する条例を策定する
・雑木林や屋敷林の保全に市民サポーターに関わってもらう仕組みをつくる
雑木林や屋敷林を環境教育の場として活用する
援農ボランティアの取り組みを広げていく


●回答22
田頭祐子(生活者ネットワーク・現)

1都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
一般質問や委員会質問を通じて、市長の「地元への配慮を欠いた事業着手については両路線とも希望することはない」という考えに変更がないか確認し、東京都へも見直し・廃止を求める様に働きかけます。
また市議会各会派や議員個人へも、公私にわたり様々な機会を捉えてハケや野川、湧水を守る意義への理解を求め、賛同者を増やすように働きかけます。
東京・生活者ネットワーク選出の都議会議員を通じて、東京都の動きを確認します。
市や都の動きを調査し、市民に情報提供します。
見直しや廃止に繋がる多様な取り組みを、市民と共に企画提案、実施します。

2小金井市における自然保護のあり方に関する回答
はけや野川の自然と景観を、市の計画の中で具体的に位置づける事がまずは必要です。
現状では「小金井市緑の基本計画」で「国分寺崖線(はけ)沿いの樹林や湧水に代表されるみどりやそのみどりを育んできた土、水(湧水を含む)、さらに玉川上水沿いの歴史的な風致、野川の自然を永く守り、親しめるものとすることを掲げます。」とあります。これを強化するための、景観、ハケや湧水、あるいは生物多様性など、具体的なポイントでの推進計画、行動計画が必要です。
その意味で今後は「生物多様性地域戦略」の策定を求めていくことが重要と考えます。
国は生物多様性基本法を定め、「都道府県及び市町村は、単独又は共同して(中略)生物の多様性の保全及び持続可能な利用に関する基本的な計画(生物多様性地域戦略)を定めるよう努めなければならない」と規定されています(第13条)。
平成32年までにすべての都道府県が策定していることを目標とし、東京都も「緑施策の新展開生物多様性の保全に向けた基本戦略」を新たに策定し、東京都の「生物多様性地域戦略」として位置付けました。 これまで「緑の東京10年プロジェクト」により進めてきた、街路樹倍増、校庭芝生化など、緑のを確保する取組みに加え、今後は、生物多様性の保全など、緑のを高める取組みが強化されます。
市では、環境政策課の職員がこの計画策定に意欲を持ち準備を進めています。平成29年度当初予算には計上されませんでしたが、国や都の動きを根拠に、市民からも策定の必要性を求めていくことも方策です。
小金井市民だけでなく、市外の人々にもハケや野川、武蔵野公園の魅力をアピールして、この二つの都市計画道路問題に関心を持つ人を増やす取り組みも重要です。武蔵野夫人の舞台としての魅力やハケの森美術館にできたカフェ、環境楽習館や滄浪泉園などを巡る散策コースは今でも人気があります。これらを市民協働で観光施策、まちおこしとげると面白いかも。
楽しく訴えてメディアも動かし、小池知事が、いつまでもほっておけないと考えるくらいの動きを作りたいですね。


●回答23〜26、31
中山かつみ、湯沢あやこ、吹春やすたか、遠藤ゆりこ(自由民主党・現)
河野律子(新)

1都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
1-2 見直し・廃止を求める】
はけの自然は市の宝であり、はけを保全し次世代に受け継いでいくことは非常に重要であると考えております。
都道は市域を超えて作られるものですので、小金井の道路の廃止を求めるのみならず、都の道路計画を全体として見直すことにならなければ、市内の狭隘な道路に市外からの車が入り込んで危険を及ぼすことにもなりかねません。
 東京都には、はけの自然の希少さ、素晴らしさを伝えるとともに、連雀通りをはじめとする交通の安全への配慮を求めていきたいと思います。

2小金井市における自然保護のあり方に関する回答
法律や条例によって自然環境を守ろうとすると、最も難しいのはその土地の所有権との関係かと思います。個人がお持ちの土地の利用を法令によって制限するのではなく、自然を残すことが所有者にとっても利益になるような制度を構築するべきであると考えています。
併せて、市民が描く「自然豊かな小金井市」のイメージを具体化して共有し、その理想に近づこうとする意識を一人一人が持てるよう啓発することも必要ではないでしょうか。


●回答27〜29
宮下まこと、小林正樹、渡辺ふき子(小金井市議会公明党・現)

1、都市計画道路小金井3•4•1号線および小金井3•4•11号線外に関する回答
1-2見直し・廃止を求める】
都道3.4.11号線については、はけと緑を守るあらゆる工法(吊り橋や地下道など)を条件に、推進に賛成する。都道3.4.1号線とは話して考えるべき。
都道3.4.1号線については、見直しを求める。
一般的に都市計画道路の建設の必要性は、認識しています。しかしながら、大切な自然環境や景観を守っていくことも、極めて重要です。
また、住民の交通安全対策と、市民の利便性の向上に利する政策を進めるのが、行政の責任であるともいえます。
小金井市から三鷹市井口にかけて南北に自由に通行できる道路は、小金井街道だけで、約3キロメートルに渡って自動車道路が整備されていないことから、はけと野川の自然が守られてきたことにはなるが、現代社会にあっては同時に、人と自然が共存し、かつ自然災害や火災等の人災の発生を未然に防ぐ方策を進めておく必要があります。
また、南北道路が整備されていないことから、東小金井地域から東八道路に出て通勤する市民や、多摩葬祭場等に向かう市民もすべて小金井街道に迂回せざるを得ない状況は、小金井街道の渋滞化を増幅しており、騒音被害や排気ガスによる被害は小金井街道沿いの市民に集中している。小金井市における社会的損失は計り知れない現状です。
特に東町1丁目、5丁目の道路は子供たちの通学路であるにも関わらず、道路は狭隘で、自動車の相互通行も困難である。住民による通行規制を設けていることも理解できるし、こうした状態を放置してきた市当局の責任が問われることは言うまでもありません。
そこで、私たちは、まずは、市長に対して、東京都に小金井市で都市計画道路についての、説明会を求めるように再度、要望します。そのうえで、東京都に対しては、都道3•4•1号線については課題が多いことから見直し検討を求めるものの、都道3•4•11号線については、はけと緑を守る建築方法を採用することを条件に、開通へ向けた検討をおこなうよう求めます。

2、小金井市における自然保護の在り方に関する回答
私たち市議会公明党は、平成28年第1回定例会において、都市計画道路「小金井3•4•1号線」「3•4•11号線」の計画の見直しを求める意見書に対して、賛成の立場から討論を行いました。
その中でも述べていますが、公明党は、平成14124日、自然再生推進法案、要綱案を公表し、これがきっかけとなって自然再生を推進するための法案の検討が開始されました。国会審議を経て、同年可決されました。この法律は、開発などで損なわれた各地の湿原や干潟、里山などの自然環境復元する事業を推進するためのもので、NPO、民間非営利団体や地域住民が計画段階から参画し、地域主導で事業を実施するのが大きな特徴です。現在、全国で25の自然再生協議会が設立されており、小金井市野川流域において都内で唯一、実施されているものです。このように、国と連携することも、大切な自然環境を守ってために大きな力となっていくと考えています。
具現化するためには、市民との協同も欠かせないと考えています。
また、小金井市都市計画マスタープランに(「環境共生のまちづくり」の基本的な考えとして、小金井らしさを代表する豊かな水やみどりを活かすとともに、自然資源の復活、創出により、地球温暖化への対応を図りながら、生物多様性に配慮した環境づくりが求められています。私たちは、地域固有の資源である野川や玉川上水などの「水」と国分寺崖線や武蔵野の面影を残す屋敷林、農地などの「みどり」を大切に保全し、云々)とあります。
小金井市基本構想を基に、この小金井市都市計画マスタープランが作られ、このように自然を守ることが、明記されていることの重要性を訴えます。
そして、小金井市として、「小金井市みどりの保全宣言」を行っていくよう働きかけるとともに、今後も、小金井市緑地保全及び緑化推進条例や東京都の緑地保全地域制度と連携し、はけの水と緑の保全を図るよう働きかけてまいります。


●回答30
斎藤やすお(こがねい市民会議・現)

1、都市計画道路小金井341号線および小金井3411号線に関する回答
1-2見直し・廃止を求める】
341号線については、小金井市都市計画マスタープランにより「路線変更などの可能性について検討する」と記されています。市民の意思として見直し・廃止を求めます。
議会として意見書を東京都に送付するなど、小金井市民の意思を東京都に伝えます。
3411号線外は、都市計画上・防災上全く必要ないとは言い切れません。また、小金井街道の渋滞は深刻なものがあります。かつて、中央線立体化後の交通予測で、私は小金井街道に渋滞が発生すると都市計画審議会の場で発言しましたが、東京都出身の委員は否定しました。しかし、私の懸念が現実のものとなりました。
そして、隣接市の同路線の延長部にあたる都市計画道路整備の状況も勘案しなければなりません。
議会として、市民意向調査(市民アンケート、住民投票等)を実施し、市民の意思を確定し、その結果を東京都に意見書として送付します。

2、小金井市における自然保護の在り方に関する回答
小金井市は「緑が多く自然が豊か」ですが、それは、都立公園や野川・玉川上水周辺であり、住宅地に緑が多いとは決していえません。緑の保護と創出には財源が必要です。
相続対策で失われる屋敷林を購入するには莫大な財源が必要です。都市計画的に賑わい・活性化ができる駅周辺や主要道路の沿道・交差点を整備することによって、その財源を生み出す必要があります。
小金井市の都市計画を見直し、メリハリのあるまちづくりが必要です。
空き家対策として、当該地を購入・貸借(更地の固定資産税を減免する)することによって、ポケット公園などによる緑を住宅地に創出することができます.



●回答なし
たけもと誠(無所属・)
・かんとうなつえ(無所属・新)



以上です。ご協力ありがとうございました。

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