2019年8月7日水曜日

ムジナ坂の清掃を行いました。

8月4日(日)朝8時からムジナ坂の清掃を行いました。はけ文のメンバーの他に地域住民の方、道路市民の会の方も参加してくださり、全部で10名!過去最高の参加者でした。
梅雨の間に階段にへばりついてしまった泥と落ち葉をはがしながら掃き清めていきました。


坂の上のマンションの前の舗装路もそうじしましたが、不法投棄の空気清浄機と放置自転車もあり、斜面にはペットボトルなどのゴミが投げ込まれていました。やはりここには何らかの不法投棄対策が必要なのかと残念に思います。(写真は撮らず)




 クスノキの樹液にカブトムシがたかっていたり、タマムシや巨大ミミズやカエル、トカゲなどたくさんの生きものがいて楽しかったです。

記念写真。(上と下はちょっとメンバーが違うだけです)


きれいになりました。

この時期、朝8時はもうかなり暑いのですが、ムジナ坂は緑に包まれて暑さも気になりませんでした。
短い時間でしたが、地域の方と都市計画道路についても意見交換ができたりしたのも良かったです。また時間を作ってやりたいと思います。


2019年7月25日木曜日

東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針(案)


東京都は未整備の都市計画道路について検証結果を公表し、パブリックコメントの募集を開始しました。


膨大に存在する東京都の都市計画道路を対象としたこの方針案を読み込むのは容易ではありません。対象とされる身近な路線を確認しようとしても、地図には現道の記載がないため、現状がどうなっているのかまったく分かりません。

↓↓↓一例:検証対象を示した地図(小金井市)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/tokyo/pdf/draft_60.pdf


今回、はけ文では独自に、検討対象となった路線を示す地図を作成しました。小金井市域のみなので全体のほんの一部になりますが、近隣の方はぜひご覧になってください。
国分寺崖線を分断する2本の都市計画道路(小金井3・4・1号線及び小金井3・4・11号線外)は、優先整備路線に選ばれているため、対象になっていません。





〈都による「計画の見直し」の実態〉

国土交通省は各地方自治体に対し、未整備の都市計画道路の見直しを指示しています。それを受けて東京都は、「社会経済情勢の変化や道路に対する都民ニーズを踏まえ、都市計画道路の不断の見直しを行っていきます」と、第5章「今後の進め方」で力強く宣言していますが、その実態が問題です。

今回東京都が「検証した」とする4つの項目は、地域性を考慮せず、道路の機能性に機械的に照らし合わせただけのものです。その結果、ほとんどの路線が「計画の見直し対象にならない」という結論とされています。地域住民の目から見れば代替となる道路が存在していたとしても、まったく考慮されていません。

〈優先整備路線は対象外〉

未着手でもすでに優先整備に選ばれている路線は対象外とされ、その根拠は示されていません。都立武蔵野公園を分断する「小金井3411号線(外)」は「都市計画公園等との重複」の項目に当てはまりますが、第4次事業化計画に選定されているため、見直しの対象になりません。

方針案の検討体制の説明も極めて不十分です。パブリックコメントの周知にも熱心とは到底言えません。ほとんどの市民が知らないところで、知らないうちに「検証した」「住民の意見を聞いた」という既成事実が積み上げられ、実行に移されるのです。





〈パブコメを送ろう!〉

今後について都は、「皆様からの御意見を踏まえ、『東京における都市計画道路の在り方に関する基本方針』を、本年中を目途に策定していきます」としています。

これまで都が真摯に「皆様からの御意見をふまえ」たのかはなはだ疑問であり、残念ながらこれまでの実績から今回も形ばかりの意見募集となる恐れが濃厚です。

しかし、市民の意見が公的な記録に残る大切な機会です。少しでも「おかしい」と思う方は、ぜひ意見を書いて都へ送ってください。

「パブコメが周知されていない」「地図が不親切すぎる」「当該住民に知らせるべき」「検証の仕方が機械的過ぎる」など、簡単な表現で十分です。
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基本方針(案)に対する御意見・御提案の提出方法
 基本方針(案)に関する御意見・御提案を募集いたします。主な御意見について、ホームページなどで公表することがあります。様式は自由です。可能な限り、お住まいについてお知らせください。

<募集期間> 
令和元年812日(月)まで
<提  出  先>
1.      窓口・郵送 〒163-8001 東京都庁 東京都都市整備局都市基盤部街路計画課
2.      FAX   03-5388-1354
3.      メール   S0000179@section.metro.tokyo.jp



〈あなたのそばにもきっとある〉

東京都にお住まいの方は、ぜひご自宅のある地域の地図をチェックしてみてください。この地図だけでは分からないので、都市整備局の都市計画図も合わせてご確認ください。

↓↓↓各検証項目の検証結果の位置及び一覧表


↓↓↓東京都都市整備局 都市計画情報 ポータルサイト

※サービス利用条件に同意すると、詳細な都市計画図を閲覧することが出来ます。

「え!ここも計画線が引かれているの?」と驚くほどに縦横無尽に都市計画線が張り巡らされ、そのほとんどすべてが時期はともかく実行にうつされようとしています。そしてほとんどの人がその事実を知りません。


将来は交通量の減少が予測されるばかりではなく、人口減少により既存のインフラの維持・管理すらもむずかしくなることが懸念されます。新規の道路をあくまでも「必要」と位置づける東京都の姿勢こそ見直すべきではないでしょうか。市民が感じる普通の感覚を、パブコメを通じて東京都に伝えましょう。

2019年6月26日水曜日

西岡市長に、東京都へ「都市計画道路3411号線に関する意見交換会の継続開催」の働きかけを求める決議を可決

積極的に動こうとしない西岡市長に対して、市議会から決議が出されました。
小金井をおもしろく会(白井亨)が主提案し、片山かおる(カエル会)、坂井えつ子(つなこが)、田頭祐子(生活者ネット)、水上洋志(共産党)、渡辺大三(情報公開)が賛同して署名提出した決議です。
6月24日本会議で採択されました。西岡市長には、東京都の動きを待つのではなく、市の代表としてリーダーシップを取ってほしいと思います。


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議員案第37号
西岡市長に、東京都へ「都市計画道路3411号線に関する意見交換会の継続開催」の働きかけを求める決議
東京都は、都市計画道路3・4・11号線に関する意見交換会について、2019年2月8日を最後に今後開催しない意向を示した。この間、市議会は東京都に意見交換会の継続開催及び建設の是非について意見交換できる場の設定を求める意見書を送付してきた。また、市長が東京都に提出した同様の要望書に対し、東京都はオープンハウス型の説明会の一環として、意見交換の機会を設けると回答したところである。
しかし、東京都がここで回答していることは、オープンハウス型の説明会の一環として、意見交換会参加者と意見交換することを意味するものであって、これまでの東京都の方針から特に変化はない。この東京都からの回答に対し、市長は一定の評価をされている見解を表明しているが、成果が乏しかったという認識に立っていないことは非常に残念である。
意見交換会に参加してきた市民が求めてきたとは、対話を軸とした意見交換の場であり、それはオープンハウス型の説明会の一環で行うものではなく、別の場で行うこれまでの意見交換会の継続である。
よって、小金井市議会は、市長に対し、オープンハウス型の説明会の開催とは別に、対話の場として設定したはずの意見交換会の再度の開催及び建設の是非について意見交換できる場の設定を求めるよう東京都への働きかけを要望するものである。
以上、決議する。
小金井市議会


【坂井議員の報告より】
賛成16:共産党(4)公明党(1)みらい(4)こがおも・市民会議・情報公開・改革連合・生活者ネット・カエル会・緑つながる
反対7:自民・信頼(4)公明党(3)
市議会に与野党はありませんが、いわゆる”市長応援派”の議員は賛成。これまで都に送付してきた意見書の範疇を超えない内容ですが、自民・信頼さんは反対。公明党さんは前回から態度が割れています。


2019年6月6日木曜日

田中兄一さんに90歳のお祝いをお届けしました。

先日、はけと野川周辺の緑を守る大先輩、田中兄一さんが90歳のお誕生日を迎えました。今年1月にはけ文企画の自主講座で講師を務めていただいたり、いつも色々とご教示いただいているはけ文としてはお祝いしないわけにはいきません。当日に安田、安永、横須賀でお祝いに行って来ました。
はけの自然を大切にする会の会長、そして中四町会の町会長として長年活動してこられた田中さん。自宅近くの谷口邸の保全活動を長年牽引され、今も谷口邸向かいのキンヒバリの里の保全のために尽力されています。
本当にお元気で頭脳のキレもますます冴える田中さん。小金井のこと、そして日本文化論について興味深いお話を聞かせていただきました。
これからも小金井市の緑を守る活動を我々も一緒にやらせていただきたいですし、市政のこと環境保護のこと、たくさん教えていただきたいと思います。



2019年5月27日月曜日

雑誌『武蔵野樹林』『東京人』に小金井の道路問題が取り上げられました。

角川書店が新しく創刊した季刊誌『武蔵野樹林』。第2号の2019春号の目玉として「対談・國分功一郎 ×長谷川裕 武蔵野デモクラシー」が掲載されています。


國分さんは哲学者で小平在住、小平の3・2・8号線の住民投票に深く関わられた方、長谷川さんはTBSラジオのプロデューサーで小金井市在住で今はけと小金井の道路問題に強い関心を寄せておられます。お二人は大学の同級生だそうです。
小金井、小平の道路問題を取り上げて、武蔵野の自然と文化、そして民主主義について語り合った対談です。
今を鋭い視点で分析しているお二人からみる小金井と小平。とても心強く読ませていただき「道路っていうものがある種の経済的価値を持っていることは間違いない。でも、そろそろ、それだけじゃなくて、自然環境の経済的価値も考え始めないといけないと思う」という國分さんの言葉に深くうなづきました。

他の特集も武蔵野のことが多角的に書かれていてとても面白いです。ぜひお読みください。


左・長谷川さん、右・國分さん。はけの森カフェにて対談。



そして雑誌『東京人』でも武蔵野特集が組まれています!前号は「反骨の多摩・武蔵野」、そして今発売されている純喫茶特集号では、特集とは別にコラムを長谷川裕さんが書かれていてその中でまた小金井のはけ周辺の環境について、そして道路計画について語られています。



反骨の多摩・武蔵野特集は、中央集権的な体制に抗う多摩・武蔵野人の歴史の一端を知ることができます。必読です!(2019年5月号)


長谷川さんのコラムも小金井愛に溢れています。ぜひお読みください。(純喫茶特集号、2019年6月号)

2019年5月23日木曜日

武蔵野公園の桑の木が剪定されてしまいました。

昨日5月22日、とても悲しいことが起こりました。
武蔵野公園の入り口、小金井新橋のたもとにある大きな大きな桑の木が突然剪定され丸坊主になってしまいました。この場所のシンボルのような木です。それが見るも無残な姿になってしまいました。
ちょうどたくさんの実をつけていて、ようやく色づいてきたところで近隣の人たちは「もうすぐ収穫だな」と楽しみに待っていました。小学校の通学路にもなっているので、学校の行き帰りにちょっと食べたりするのも子ども達の楽しみでした。そして周囲に日差しを避ける場所もないので、とても良い木陰を作っていました。歩いたり走ったりする人もここで日差しを避けて一休み、子どもたちが遊ぶのを待ちながら立ち話するお母さんたちの姿もよく見られる木陰でした。

先月、お父さんと犬の散歩に来て桑の実のなり具合を楽しみに眺めている小学生。


朝、突然伐採が始まったと思ったらお昼にはもう終わっていました。抗議する間もない一瞬の出来事でした。武蔵野公園なのか河川の管理なのか、作業員に確認したら河川の管理をしている東京都北多摩南部建設事務所からの依頼とのこと。北多摩南建に電話で確認したところ、「防犯上暗くて危険だから剪定して欲しい」という依頼が市民からあったとのこと。たった1件の依頼です。それで「数ヶ月前に現場を確認して剪定をしようと決めた、この時期に実がなるとは思っていなかった。確認不足で申し訳なかった」との回答でした。確認した頃はまだ寒かったでしょうから、日差しの強さなんて気にもならなかったことでしょう。度々剪定するのは大変だから強剪定になってしまったとのことでした。切った時期とか切りすぎたとか色々問題はありますが、まずこの姿がみっともないし、桑の木にも直射日光が当たってこの夏はとてもつらいことでしょう。そんなことも考えてくれないのが不思議でなりません。

昨日の昼頃。2時間ほどであっという間にこの状態。

あちこち取材するうちに、実際に剪定を依頼した市民の方から話を聞くことができました。日頃から武蔵野公園の管理に心を配っている市民の方でした。その方が申し入れたのは、クワの木を含む第2調節池の法面(のりめん)の低木です。

*枝が伸び切って子どもの姿が見えなくなっていること
*笹だらけで、繁った枝に蜂の巣ができること
*桑の枝が垂れ下がっていること

などの危険が考えられるため、依頼されたそうです。子どもたちの安全を守りたいという強いお気持ちからでした。
しかし、ここまでの強剪定でなくてよかったと思いますし、剪定だけが安全を守る道ではないと思いますので、東京都はもっと市民との話し合いを事前にしてほしかったと思います。

これまではけ文は武蔵野公園を管理している東京都の西部緑地事務所、管理を委託されている西武武蔵野パートナーズとは何度か面談を重ねて「大きな木の伐採、剪定の時には必ず市民団体と相談してほしい」と要望し、実際に伐採に前に現地を視察して意見を言わせてもらうという活動もしています。今後このようなことが起こらないように北多摩南部建設事務所にも要望をして行こうと思います。

数日前に斜面に落ちた桑の実を拾う小学生たち。
遠くからも大きな姿がよく見えるシンボルツリーだった。
この木陰が重要だった。

収穫間近の実。一体何粒あったんだろう。

防犯上というなら下の方だけ剪定しても良かったのでは?
青々とした美しい緑はもうありません。


今年はもう桑の実を摘むことはできません。ここまで剪定してしまうと来年もどうなるかわかりません。鳥たちもたくさんの食料を失いました。都民、市民の財産だと思っていた桑の木、こんな一瞬で失うことになるとは本当に驚きと怒りと悲しみで呆然とした1日でした。

(写真・Yoshi、Yasu、Yoko)

2019年5月16日木曜日

はけ文 × 西岡市長 面談レポート

計画の見直しを求める声は「様々な意見」なの? 


小金井市都道計画問題をめぐり、はけ文会員と西岡真一郎・東京都小金井市長との面談が、5月8日(水)午前に市第一本庁舎で行なわれた。

「荒れ模様」だった都主催の意見交換会とは打って変わり、お互いの言葉に耳を傾けあう冷静な雰囲気のもとで約1時間、意見が交わされた。しかし明らかになったのは、「都市計画マスタープラン」を盾に、都道計画の見直しに背を向ける西岡市長の姿勢だった。

西岡市長と小金井市都市整備部の田部井課長と片上係長。手前がはけ文メンバー。


■「意見交換会の打ち切りは極めて残念」だけど

おもに話題となったのは、意見交換会の打ち切りとオープンハウス(出入り自由な会場での住民説明会)へ移行することを宣言した都に対する市の姿勢だ。

「意見交換会の打ち切りは市として極めて残念なので、オープンハウスと並行して意見交換会を続けるよう都に求めた。これに対して都建設局長から回答があり、オープンハウスと並行して意見交換会も行なうとのことだ。現在は、それをどのように行なうのかについて都からの連絡を待っているところだ」(西岡市長)

市長は話し合いの継続には一定の理解を示した。しかし・・・。

はけ文会員は「昨年の都の交通量調査も、道路が本当に必要かどうかを判断するために実施しました、というのなら話は分かる。しかし都はあくまで『道路整備ありき』が前提で、意見交換会でも見直しを求める住民とはまったく話がかみ合わない。そこで都と市長という、計画に対して権限がある立場どうしで話し合い、『道路整備ありき』という前提を見直してほしい」と訴えた。

これに対して市長は、「都には『住民の中に多様な意見がある』と伝えている。市としては『都市計画マスタープラン』で今回の都道計画の必要性を認めており、市長である私は『行政の継続性』の観点から、同プランを尊重する立場だ。しかし、都が今回の都道計画を事業化すると決めたとはいえ、進めるにはあくまで地域の理解が必要。そのため市としては、今後も住民理解を求めていく姿勢だ」と応じた。

つまり、市長は「都道計画を見直す必要性は感じていない」と言っているのだ。しかも、事業化決定前の2016年春のパブコメやその後の意見交換会で噴出した、計画見直しや反対の声を「多様な意見」のひとことで片づけている。

■そもそも都道計画は必要なの? 都市マスと異なる民意

市は12年3月に都市計画マスタープランを改定し、その中で今回の都道計画について「進めるよう都に要望する」との方針を示している。同プランは市民も参加してまとめており当然尊重すべきだ、というのが西岡市長の姿勢だ。

ところが知ってのとおり、パブコメでは見直し・反対意見が圧倒し、また意見交換会でも同様の結果となった。すなわち今回の都道計画をめぐっては、同プランと実際の民意とのあいだに大きな食い違いがあるのだ。ここで「都道計画を進めるのが望ましい」とする同プランの結論は本当に正しかったのか、との疑問がうかぶ。そもそも「都市計画マスタープランなんて知らない」という人も多いのではないか。

ちなみに都市計画マスタープランは3年後の22年3月に新たな改定をひかえている。一度決めた結論は絶対に変えられない、というものではないのだ。しかも、都道計画をめぐり見直し・反対意見が噴出する現状をふまえれば、過去の同プランでの「市民参加」は不十分だったといわざるをえない。

面談が終わってから、はけ文会員のもとに「西岡市長が『この都道計画は必要だと思っている』と話していた」との情報が寄せられた。今、西岡市長がするべきは、都市計画マスタープランを言い訳に思考停止することや、見直しや反対の意見を「多様な意見」で片づけることではないはずだ。市政の場でリーダーシップを発揮できる人間として、「そもそもこの都道計画は本当に必要なのか」という謙虚な視点で行動することこそが求められている。

斉藤円華(はけ文会員、市内在住)