2025年1月29日水曜日

第1回はけ文オープン会議を開催しました。

1月15日(水)、宮地楽器ホールスペースDにて「はけ文オープン会議」を開催しました。12名ほどの方が参加し、4月のイベントに向けて様々な意見が出されました。まだまだ一緒にイベントを作ってくださる方を募集中です。ぜひご参加ください。

【4月25日〜27日の三日間開催する「私たちのオープンハウス(仮)」に向けて出た主な意見】

*ロビーのパネル展示は、はけの自然の素晴らしさを知っていただくためのものをメインに据え、道路問題も知っていただくパネルも。イラストを募集したり写真を募集したりする参加型のものもやりたい。
*子ども向けワークショップもやりたい。
*小ホールでのイベントは自然の大切さを知っていただく講和やシンポジウムを。
映像などでも伝えられるといい。
*ZINEを作りたい。はけの素晴らしさを伝え、そこに暮らす人などのエッセイなども。






次回ミーティングは2月6日(木)19:00〜21:30

前原暫定集会所A室にて開催します。

初めての方もぜひどうぞ!

2024年12月30日月曜日

1月15日(水)はけ文のオープン会議開催します!ぜひご参加ください。

 はけの自然と文化をまもる会では、東京都が都市計画道路を知ってもらうために開催した、いわゆる「オープンハウス」のような形式で、はけと野川の素晴らしい環境をお知らせし、そこに道路を作ることの意味を問う「オープンハウス」をやりたいと思っています。
日程は4月25日(金)〜27日(日)、東京都と同じ宮地楽器ホール、マルチパーパスBCをおさえてあります。
このイベントをよりよくし、楽しくするために、もっと広く市民の方にご参加いただき企画を練っていきたいと思います。誰でも参加できるオープン会議を開催しますので、ぜひ気軽にご参加ください。

【はけ文オープン会議】

日時 2025年1月15日(水)19〜21時
会場 宮地楽器ホール/スペースD

お問合せ hakebun★gmail.com(★を@に変えてメールしてください)

2024年12月29日日曜日

市民団体5団体連名で白井市長に都道中止をあらためて要望しました。

 12月25日、野川ほたる村、3・4・11号線関係住民の会、わんぱく夏まつりの会、はけの自然と文化をまもる会の5団体で、白井亨小金井市長にあらためて都市計画道路3・4・11号線の中止を都知事に提出するよう求める意見書を提出しました。

小金井市が実施した検証について、市民の声が反映していないこと、今後ますます交通量が減ることなどを正しく検証できていないことなどを指摘し、市長が最終的に公約通りの総合的判断をしてほしいと要望しました。

東京新聞が翌々日掲載してくれました。

ネット記事はこちらからご覧いただけます。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/376215?fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR1lEeZpSHJZQkFFjdW1sN9BpgrDTS44z-PhaJAuDHa40WsSw1AdJ43MAyQ_aem_G3gFpHej-9yQFx-otYzJrA




2024年12月21日土曜日

玉川上水を道路開発から守りたい!都道計画地の調査を求める署名3.4万筆東京都へ提出



東京都が小金井の2路線よりも10年早く、第3次事業化計画で優先整備に選定し、すでに事業化決定している「小平3・2・8号府中所沢線」。この道路は道幅36メートルもあり、玉川上水をその幅で通るため、グリーンベルトとして生物をはぐくむこの緑地帯を破壊してしまう計画です。
今回東京都に提出されたこの署名はすでに事業化が決定している道路の賛否ではなく、本当に玉川上水を破壊して良いのか、都知事の視察と生物の多様性を測る調査を求めています。
緑の連続性によって昆虫も鳥も植物も移動ができ、豊かな生態系が形成されていることを指摘し、その調査を求めるのはとても大事な視点だと思います。
今、世界の都市計画は豊かな自然などは避けて、道路を作るのが主流といわれます。もうかなり完成に近づいている道路ですが、史跡でもある玉川上水の重要性を東京都には今一度考えて欲しいと強く願います。



 

2024年12月1日日曜日

東京都による「3・4・11号線」のオープンハウスが開催されました。

 宮地楽器ホールにて開催された都市計画道路3・4・11号線の道路構造を発表するオープンハウス3日間が終了しました。

オープンハウスはこれまでの経緯や計画、そして今回発表になった「橋梁」という道路構造についてパネル展示されていて、多くの東京都の職員が配置され、パネルを見ていると職員の方がスッと近寄ってきて説明してくれます。多くの市民、都民が訪れてパネルを見ながら職員に疑問質問を投げかけていました。
模型展示もされていましたが、これは前回のオープンハウスの時にも展示された同じものだそうです。新たに作られたのはCG映像で、見たこともないような「はけの道」や武蔵野公園が美しく作られた映像でした。模型もCG映像も匂いも空気感もなく、はけと野川の魅力は伝わってこないと思いました。



この都市計画道路は事業決定されたものではありません。事業化に向けて現在計画を進めている段階です。小金井市民の反対の声が大きいので「丁寧に進める」ためにオープンハウスをやっています。反対の声がなければもうとっくに測量説明会をやっているのではないかと思います。
今回は橋梁に決まったことを発表するためであって、道路の予算計画や詳細についてはまだ決まっていませんの一点張りなのも困ったもので、環境についても配慮する、でもまだ詳細は決まっていないというので、どう配慮するのかわからないのに、納得することもできないし、またモヤモヤが残る展示と説明でした。



オープンハウスでは意見交換の時間が設けられ、3日間で4回それぞれ定員20名、それぞれ1時間、都の職員と話す時間がありました。はけ文メンバーもそれぞれ参加し、意見を伝えました。1回目に参加し、2回目以降は参加する人が多くいる場合は遠慮しようと思いましたが、定時を過ぎても席が埋まらない場合は次も参加し、いっぱいの場合は外から傍聴し、私は全4回すべて聞きました。


交通量の問題、立ち退きを迫られる住民からの意見、さまざま多くの疑問や意見が出ましたが、東京都はこれをすべて「承知しております」「よく理解しております」と言ってから「何ページをご覧ください」と資料を提示されて「ですから道路は作ります」という結論しか出てこない相変わらず虚しい意見交換でした。しかし
参加している市民の方々の意見がそれぞれに素晴らし過ぎて、毎回とても楽しい意見交換会でした。



覚えている範囲でいくつかご紹介します。

2日目、午前の部、植物学者だという先生が「今の都市計画というのは環境に配慮するのが世界の主流。21世紀になって道路を作るよりも自然環境や保存すべきものは避けて道路などを作るように都市計画はシフトしている。それなのに武蔵野公園に道路を通すなんてあり得ないことです」との発言がありました。本当にその通りだとしみじみ聞きましたが、東京都からは特にそこについての返答はなし。

午後の部では東町在住の編集者の男性が「隣接するICUの森は環境省が推奨する自然共生サイトの認証を受けています。そのすぐ横にこんな道路を作るなんて暴挙だ」との発言には表情ひとつ変えず、「道路予定地のはけ部分は現在民家が建っていて、道路になるときにはそこは緑を植えますので、はけの連続性が保たれます」と答える。それって大怪我して血がダラダラ流れている人に小さな絆創膏渡して「これで大丈夫だよ」って言ってる感じじゃない???と思いました。
また若い男性が「コンセンサスは取れているのか?」という言葉で質問を始めました。「小金井市では都議選、市長選と道路見直しを公約に掲げて当選している。これは民意ではないか。次の都議選で民意を問うとか住民投票をやるとかいうつもりはないのか」と質問されました。「今回のオープンハウスも3案を提示してその中から橋梁案が最適とおっしゃってますが、作らないというゼロオプションも提示していただかないと公平ではない」との発言に参加者一同共感し、そこからみんな「ゼロオプションがあるべきだ」と口々に言っていました。


3日目最終日は1回のみ。
保全生態学がご専門の先生。「このはけの自然が素晴らしい理由はかなり広い面積で緑が確保できているからで、この連続性が非常に重要。東京都全体の宝物だと思う。60年前の計画ですが、その当時の日本人は経済が豊かになることが幸せになることだと考えていました。しかしそうではないことに今皆気がつきました。豊かな自然を喰い物にしてきた日本の政治はかなり怪しいと。これ以上この豊かな自然を破壊することは小金井市だけでなく東京都にとっても間違ったことだと思います。3つの中で橋が一番いいということですが、小平の玉川上水に栄光橋という2mほどの幅の橋がかけられました。(遊歩道部分もまたぐ橋です)たった2mの幅でもその橋の下の植物は雨が当たらず乾燥したことで、大きな影響を受けました。18mの道路ができたら大きな悪影響が出るでしょう。だから3つの案の中でどれがいいかと言われたら橋になるかもしれませんが、道路を作らなければいいことなんです。
それから国としても生物多様性国家戦略2010というのを作っています。そして2022年にCOP15では昆明・モントリオール生物多様性枠組というのを作って、そしてそれに基づいて東京都は生物多様性地域戦略というのを公表したんです。だから60年前と今ではまったく違う考え方なんです。ネイチャーポジティブということです。東京都の生物多様性地域戦略を知っていながら、こんな計画をそのまま進めるなんてどういうことですか?理解できません」
と発言され、会場は拍手に沸きましたが、東京都からは「生物多様性地域戦略と今回の道路は抵触しません。」という回答しかありませんでした。

また工学部出身だという男性が、「緑こそが公共の福祉、固有のものを失って代替えのものを作ると言われても納得できない。東京都の方々の言われていることは地に足がついていない。自然を破壊してしまっては取り返しがつかない。意見の違いではなく我々の問いにまったく答えられていないんです」この素晴らしい発言にも同じような回答しかありませんでした。

参加する市民のほとんどが道路建設反対の方でしたが、毎回1人か2人、賛成の市民の方がいたのも印象的でした。これまで「賛成の声も聞いている」と東京都が言われてもそんな人ほとんど見たことがなかったのですが、さすがに出てきて意見を言わないと負けてしまう!と思われたのか、実際に出てこられて意見を言われていました。「防災上必要」「抜け道に使われて困っているから作ってほしい」「経済の発展のために未来の子どもたちのために整備を」などが道路賛成の方のご意見でした。私が参加している時に「南北道は東京都の発展のためにとても重要」という賛成のご意見を言われた方がいらしたので、「それ以上に武蔵野公園の自然は東京都にとって重要で大切なんです」と発言しました。

東京都の方からの発言にもなかなか印象深いものがありました。
道路を作ることは「環境を上回る効果がある」とか、橋梁を作ることで「橋の上から見る新しい景色」という言葉もありました。なんて素敵な道路ポエムなんでしょうか。

みなさんはこのオープンハウス、どんな感想を持たれたでしょうか。はけ文では「今度は私たちサイドからのオープンハウスやりたいね」などと話しています。

オープンハウスで展示されたパネルなどはこちらからご覧いただけるそうです。


2024年11月16日土曜日

3・4・11号線のオープンハウスが開催されます!

東京都から小金井市と府中市の一部に全戸配布した「都市計画道路3・4・11号線及び府中3・4・16号線のオープンハウス開催のお知らせ」についてお知らせします。
日程は11月29日(金)、30日(土)、12月1日(日)の三日間!!
場所は宮地楽器ホール1階です。
全戸配布なので市内の皆さんはすでにご覧になっていると思いますが、ついにここで道路構造が明らかになります。(実はまだ発表されていませんでした)
それに先立ち、11月14日の東京都議会・環境建設委員会で小金井市選出の漢人あきこ都議が質問し、それについての東京都の回答によると「道路構造は橋梁」だそうです!

道路構造は「橋梁」です!!

はけと野川の上に橋がかかり排ガスと騒音を撒き散らしながら頭の上を車が通ります。

東京都は小金井市民はこの道路に反対している人が多いことから東京都は「丁寧に進める」と言って、今回もいきなり測量説明会に入ってもいいところを、オープンハウスを開くことにしたわけですが、だからと言って「わあ東京都って優しい♪」なんていう話ではありません。丁寧に進めるようが乱暴に進めようが進めることは進めるんですから。オープンハウス開催も、東京都にとっては「丁寧に進めた」という実績になります。ここでしっかりと市民の意見を東京都に伝えましょう。
意見交換をする時間が設定されています。各回20名とありますが、そんな設定に遠慮せず、ぜひたくさんの方にお越しいただきたいです。20名しか席につけなくてもその周りで聞くことはできますし、これだけ会場から溢れてしまったという事実も大切です。
(動員をかけているわけではありません。「知ってたら行きたかった」と後で思う方がいらっしゃらないようにお伝えしております)

まずはしっかりとスケジュールを空けて、体調管理に努めて、お友達にも「オープンハウスに言って意見を伝えましょうよ」とお声かけください。
どうぞよろしくお願いいたします。




 

2024年11月14日木曜日

はけ文ニュース2024(カラー版)

はらっぱ祭りでお配りした『はけ文ニュース』はモノクロでしたが、カラー版も作りました。カラーの方が強弱がついて伝わりますねー!ぜひお読みください。