武蔵野公園内に放送設備をつけることについて、私たちは様々な理由から反対を表明してきました。
ある程度は仕方ないのかなと思ったり、着地点はどこなんだろうと思うことも3年の間にはありましたが、そのたびに東京都の説明のおかしさ、やり方のひどさに「やはりこの問題を見過ごしてはいけない」という思いにさせられてきました。
私たちは放送設備そのものに絶対反対を貫くのは難しいとも考えています。しかし、これまでの経緯(必要性についての説明の変遷等)には疑問があり、市民の理解が得られたと言えない中で、工事を強行する姿勢に、市民の都への不信感が高まることを懸念します。
この工事のスタート時の2022年には「防災のための放送設備」として始めようとしていましたが、その後「放送設備工事」と名前を変え、昨年からは照明の改修工事とセットにして「電気設備改修工事」と矮小化しようとしています。
そしてついに東京都は強行的に工事を開始しました。私も説明を求めて電話をかけましたが、これまでとは全く違う聞く耳を持たない高圧的な態度で対応されました。
税金を使って実施する工事です。
武蔵野公園は東京都で唯一の自然再生地域に指定されている公園です。本当にこんな放送設備が必要なのか、作ってしまってよいのか、あらためて考えてほしいと思います。
【これまでの経緯はこちらで読めます】
2025年3月15日の説明会についての記事
https://hake-bun.blogspot.com/2025/03/blog-post.html
2024年9月23日、24日のオープンハウスについての記事
https://hake-bun.blogspot.com/2024/09/blog-post_23.html
2023年12月26日南小説明会についての記事
https://hake-bun.blogspot.com/2022/12/blog-post_31.html
2022年4月17日武蔵野公園にてスピーカー工事が始まることが発覚した時の記事
https://hake-bun.blogspot.com/2022/12/blog-post_31.html
以下、昨日の出来事を都市計画道路を考える市民の会の阿部達さんがレポートしてくださったので、写真も合わせて転載させていただきます。
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6月2日から放送設備の工事が開始されるとの情報を漢人都議から頂いたので、周辺の住民が10時に現地に集まりました。
くじら山近くの工事現場で、都の公園事務所から請け負った会社員が放送設備の鉄塔用の穴を掘削中。
この会社の現地担当者に、公園事務所職員が来ているか尋ねると「きていない」というので、
「市民の同意を得ずの工事強硬は許せない。
事務所の担当者を現地に呼ぶよう」要請したが。「来ない」との対応。
市民が次々、都の西部公園事務所に電話して、工事開始を抗議するとともに、
現地にきて説明するように要請しましたが、事務所の担当者は「行かない」とのみ。
3月の都公園事務所の説明会では、住民から「放送設備の必要性が全くないこと」
「静かな公園で平常時でも放送するという騒音まき散らしは周辺住民と公園を散策する市民いとって迷惑」
「すでに設置されている小金井市と府中市のスピーカーで十分」との市民の意見に答えられず、打ち切られた状態でした。
この日に集まった住民は12人、ひどい都の対応に、抗議文を公園事務所に持っていくことを確認しました。
野川ほたる村、3・4・11住民の会、国分寺崖線を守る会、はけの文化と自然をまもる会、都市計画道路を考える小金井市民の会の方々が集ました。
集まられたみなさん、ありがとうございました。
みなさんも、現地(くじら山の南側)の工事現場に行かれることをお願いします。
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