5月23日(土)、小金井萌え木ホールにて、都市計画の専門家、大西隆さんの講演会を開催しました。
主催は小金井市の自然と文化を愛し活動する市民団体6団体。会場はほぼ満席。
大西隆さん(東京大学・豊橋技術科学大学の名誉教授)は、昨年12月に『人と国土21』(一般財団法人国土計画協会)という専門誌に、小金井の3・4・11号線についての評論を発表され、とても明瞭で素晴らしい評論だったので、ぜひ講演をお願いしようということで、実現しました。
まず、6団体を代表して、都市計画道路を考える小金井市民の会代表の阿部達さんから挨拶。小金井2路線が優先整備路線に選定されたところからの市民の活動をまとめてお話いただいてから、大西先生のお話に入りました。
| 大西隆さん |
大西隆さんはわかりやすいスライドを示しながら講演されました。まず冒頭に、これまでやってこられた仕事として、首長の方針を決めるアドバイザーをあちこちで務めて来られ、ちょうど高度成長期を終えて、もう拡大路線だけではダメという時代が来ていたので、東京臨海副都心計画の見直し、市川、船橋の三番瀬埋め立て中止、千葉都市モノレールの延伸中止などを提言して来られたことを紹介されました。時代的にそういう役割だと思っているとおっしゃっていました。
そして3・4・11号線について様々な角度から、必要性があるのか検討された結果を具体的に示されました。この道路は近隣市は本当に必要としているのか。府中市のマスタープランには書かれていない。府中としては東八まで出られれば十分なのではないだろうか。3・4・1が繋がる国分寺は遺跡があるので、もちろん作ってほしいとは思っていないだろう。小金井公園も潰して貫かなければ、便利な道路とはいえないのでないだろうか。
「都市計画道路は賞味期限切れの道路が増えている」と先生はおっしゃいます。「60数年もの間、できなかった道路というのは必要性がないのではないか。しかしその計画が残っている間は地元は爆弾を抱えているようなもの。だったら論理を逆転させてまずは一旦計画をすべて廃止して、改めてみんなでよく考えるということにした方がいいのではないか」と言われ、本当に小金井の2路線は賞味期限切れだと感じました。大西さんの言われる通りです。
| 会場の萌え木ホールは満席。 質問も多く出て関心の高さを感じました。 |
自動車の保有台数の変化、人口減少、高齢化、などから見ても、道路計画はもっと見直しされるべきだし、小金井市の特有の問題である自然環境の破壊や根強い市民の反対などから考えてもこの道路を作るべきではないと導かれています。
とてもわかりやすくお話しくださっていますので、ぜひこちらの動画でご視聴ください。
https://www.youtube.com/watch?v=vgQ_xWvQzbU
![]() |
| 司会の横須賀と主催者を代表して 挨拶した阿部達さん。 |
第二部は「現状報告と意見交換」ということで、小金井市と東京都の現状を、坂井えつ子市議会議員と、漢人あきこ都議会議員からそれぞれ報告していただきました。
東京都の第5次事業化計画が決定しスタートしたばかりだったので、それについてもご説明いただきました。
| 坂井えつ子市議会議員から小金井市の 現状を報告。 |
会場からの質問も多くあり、活発な意見交換が行われました。
今後も引き続き大西さんとも連携し、この道路がほんとに必要なのかを明らかにしていきたいと思います。
| 大西隆さんと記念撮影。 皆様お疲れ様でした! |

0 件のコメント:
コメントを投稿