2021年2月21日日曜日

小金井市のマスタープランの改定が行われます。道路問題にとって重要な計画です。

20年後の小金井市のまちの将来像を示すマスタープランの改定が行われています。

現在示されている改定案では、パブリックコメントで集まった圧倒的反対の声も聞かず選ばれた2本の優先整備路線を含む、市内全ての都市計画道路について、推進と見直しが混在する意味不明な文案が示されました。実質的に道路整備を前提に「何も示していない」計画になっています。
現行の都市マスでは、個別路線について議論した記録が存在しないにも関わらず、経緯不明なまま3・4・11号線は推進、3・4・1号線は見直し、と位置付けられています。
西岡市長は「市民参加で決めた都市マスに従う」と議会で再三答弁しています。市民参加のアリバイのように使われる都市計画マスタープランに何が記されるのかが、非常に重要です。
はけと野川を分断する未着手の都市計画道路は、3本あります(3・4・1号線、3・4・11号線、3・4・12号線)。
小金井市の貴重な自然環境、国分寺崖線の保全を第一に、市の方針として見直しと明記するべきです。
はけと野川を愛するみなさまへお願いです。
本日からパブリックコメントの募集が始まりました!
「はけと野川を分断する道路計画は見直しと明記して」と、ひとこと書いて送ってください。どうか、お願いします。
都市計画マスタープラン中間報告(案)19Pに、都市計画道路の方針が記されています。
小金井市の全ての都市計画道路について、「計画的に進めます」とした上で、「必要に応じて、今後の方針を検討します」と記されていますが、「必要に応じて」とは、どの時点のことなのか基準が全くありません。
この計画は、東京都が一方的に「計画決定」したとされ、地元自治体の認可は必要ありません。2015年12月に優先整備路線案に選ばれてから、多くの反対の声が上がり続けている状況、今、まさに見直しが必要な時です。

以下、都市計画マスタープラン中間報告(案)から抜粋
●都市計画道路の整備
・ 東京都と連携して、地域のまちづくりの特性、整備済み着手路線との連続性、道路ネットワークの形成、自然環境及び景観などの保全を勘案して、道路整備を計画的に進めます。
・ 整備に当たっては、自転車走行空間を整備し、歩行者と自転車の通行を区分した道路空間の形成を進めます。
・ なお、社会経済情勢及び地域のまちづくりの変化などを踏まえ、必要に応じて今後の方針を検討します。
都市計画道路3・4・1号線(三鷹国分寺線)【連雀通り(一部)】
都市計画道路3・4・3号線(新小金井貫井線)【連雀通り(一部)】
都市計画道路3・4・4号線(小金井日野駅線)【行幸通り】
都市計画道路3・4・8号線(新小金井久留米線)
都市計画道路3・4・9号線(東小金井駅北口線)【梶野通り】
都市計画道路3・4・10号線(東小金井駅南口線)【くりやま通り(一部)】
都市計画道路3・4・11号線(府中東小金井線)【東大通り】
都市計画道路3・4・12号線(多磨墓地小金井公園線)【緑中央通り(一部)】
都市計画道路3・4・14号線(小金井駅前原線)【小金井街道(一部)】
都市計画道路3・4・15号線(府中国分寺線)
都市計画道路3・4・16号線(東小金井駅北口東西線)【地蔵通り(一部)】






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