2019年1月5日土曜日

ムジナ坂東側に設置される柵についてのご報告

こちらも昨年の活動報告です。
2018年3月にムジナ坂東側の雑木林の倒木を伐採するため東京都から依頼で、はけ文が立会いをしました。
(その時の様子はこちら。http://hake-bun.blogspot.com/2018/03/blog-post_4.html )
野鳥観察家の鈴木浩克さんと一緒に立会いをしたのですが、その時に「この雑木林は東京都が購入した閉鎖管理地なので、公園としての管理になるまでの間は、不法投棄や侵入を防ぐために柵で囲います」と言われました。東京都の管理する閉鎖管理地は数も多く予算は少ないため、できるだけ人員を割かずに管理するために、高い柵で囲ってしまうのが通常の管理だとのこと。1.8メートルものフェンスで囲ってしまうという話に仰天しました。ここは小金井市の観光名所とも言える「ムジナ坂」に面している雑木林です。なんとかしなければと思いました。
そしてはけ文も参加する小金井市環境市民会議の議題に上げてもらい、小金井市環境市民会議として東京都に要望書を出そうということに決まりました。
11月8日(木)井の頭公園近くにある東京都建設局西部公園緑地事務所に、要望書の提出と面談を申し込み、環境市民会議代表の小山美香さんとはけ文の安田、横須賀の3名で行ってきました。




東京都西部公園緑地事務所、管理課(維持担当)の内山香課長代理、管財担当の青木喜伸氏らが面談に応じてくださいました。
3月にも説明いただいた通り、できるだけ人員を割かずに管理しなければならないこと、ゴミの不法投棄が一番の問題、人が入り込んで問題が起こるのも困るなどの説明がありました。でもムジナ坂が景観的にも文化的にも重要な坂であることも理解してくださり、はけ文が清掃活動をしたりしていることもブログなどを読んで知っていますとのことでした。
不法投棄されやすいのは車で乗り付けて簡単に投げやすい場所なので、坂の上の道路に面した民間の駐車場の裏側は東西に高さ1.8メートルのフェンスをつけさせてほしいとのことでした。でもムジナ坂に面した所は、「景観に配慮して、低い木の杭を立ててロープを渡すような柵で<ここは東京都の管理地なので入らないでくださいね>ということを知らせる程度の柵をつけたいと思いますがいかがですか?」とご提案いただきました。
3月に聞いた時には「高い柵は必須」のようなお話でしたので、ちょっと拍子抜けしましたが、要望書を出したことで、東京都が理解を示してくださり、高い柵は回避できることになりそうです。低いロープ柵も階段から少し遠ざけてつけてほしいとお願いしました。
市民がムジナ坂を大切に思っていることが伝わった結果、東京都側の担当の方々も理解してくださったのだと感じました。今後もムジナ坂やはけの道を大切にして行かなければと改めて思います。


管財担当の青木さんに要望書を手渡す小山さん。







みなさんによいご報告ができてよかったと思います。
小金井市環境市民会議にも動いていただき、感謝です。ありがとうございました。

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