2017年9月25日月曜日

【速報】小金井市議会で全員一致で都知事への意見書が採択されました。

小金井市議会は本日(925日)、全会派一致して<都市計画道路「小金井3・4・1号線」「小金井3・4・11号線外」の 計画について見直しと誠意ある対応を求める意見書>を採択しました。全会派が一致しただけでなく、一人の退席もなく23名全員一致で採択されました。

以下、全文。

都市計画道路「小金井3・4・1号線」「小金井3・4・11号線外」の 計画について
見直しと誠意ある対応を求める意見書 

平成29年9月7日、都市計画道路「小金井3・4・1号線」及び「小金井3・4・ 11号線外」について、市民から、北多摩南部建設事務所が意見交換会における資料 作成等の業務の入札を行っているとの情報提供を受けた。 
小金井市は入札の実施を知らされておらず、議会からの情報提供で知ったこと、ま た、市が受けていた連絡は、9月11日に東京都職員が説明に来るということのみだ ったことが、9月12日に開催された建設環境委員会で明らかになった。 「東京における都市計画道路の整備方針(第四次事業化計画)(案)」に寄せられた パブリックコメント4,126件のうち、小金井市の2路線に寄せられたものは 2,111件であり、うち2,041件は計画の廃止及び見直しを求めるものであっ た。
 平成28年3月、小金井市議会は、市民からの4,500筆を超える賛同署名を伴 う「はけの保存のために、都市計画道路3.4.1号線及び3.4.11号線外の優 先整備計画の見直し・変更を東京都に求める陳情書」他2件を採択し、『都市計画道路 「小金井3・4・1号線」「小金井3・4・11号線外」の計画の見直しを求める意見 書』を賛成多数で可決した。しかしながら、当時の東京都知事であった舛添都知事は 両路線を優先整備路線に決定した。
 小金井市長は、「地元への配慮を欠いた事業着手については、両路線とも希望するこ とはない」と議会で発言している。また、優先整備路線決定後も、市民団体は見直し を求め、小池都知事宛てに10,000筆を超える署名を提出している。 こうした地元の状況を踏まえ、現東京都知事である小池都知事からも「丁寧に進め るように」との指示があったと聞いているが、東京都から小金井市に情報が伝えられ ていなかったことは大変遺憾である。 
この度の事前連絡のない発注は、これまでの経過や全国的な流れを考慮に入れない 対応であると言わざるを得ない。他県では、環境や住民の理解の度合いに配慮した都 市計画道路の見直しが行われている。小池都知事は平成28年7月に実施された東京 都知事選挙の際、地元の市民団体のアンケートに対して「現地を調査する」と回答し ている。 
よって、小金井市議会は、東京都に対し、今回の都市計画道路「小金井3・4・1 号線」及び「小金井3・4・11号線外」について、現地を視察し、計画を進めるこ とを前提とせず、見直しを含め、改めてその道路の必要性について住民との話合いの 場を設けることを求めるものである。 
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 

平成29年9月25日 
小金井市議会議長 五十嵐 京 子 
 東京都知事 様










0 件のコメント:

コメントを投稿