2017年11月15日水曜日

意見交換会、異議あり!!!

東京都建設局は、11月17日(金)に「3・4・11号線に関する意見交換会」を開催するとしています。
私たちは9月初旬、意見交換会のための入札が行なわれたことを知ってから、この意見交換会の開催について、
市や都にさまざま要望してきました。

9月14日、都がこの意見交換会に関して、市に事前の相談もなく入札し事業化したことに抗議し、中止を求めましたが、却下されました。

その後10月11日に発表された参加者募集要項を見ると、参加資格は小金井市在住で、18才以上、3・4・11号線沿道住民20名、沿道以外の20名と、抽選で選出するほか、町会自治会の代表者10名、合わせてわずか50名。
継続して年2回程度、金曜日の夕方に行なう予定の意見交換会に参加できることが条件で、欠席しても代理は認められません。時間は夜7時~8時30分の、わずか90分間。

情報公開について問い合わせると、会場の関係で傍聴は出来ないとの返事。小金井市には市民参加条例があり、会議は傍聴出来ることが基本です。小金井市民に向けた会なら、小金井ルールで行うよう要望しましたが、「会場の都合で」拒否。インターネット中継を要望しましたが、却下されました。

傍聴できない理由が会場の規模にあるなら、解消すればいいだけの話です。萌え木ホールA(定員66名)を会議室に、Bを保育室と都の職員の控え室にすると説明されましたが、ほかに保育の部屋を確保すれば、AB合わせて100名近く入ることが出来るのです。しかし都は頑なに傍聴を拒否しています。

何のために“意見交換会”を開催するのでしょうか。
都は「整備について、環境・景観への配慮について、小金井市内にお住まいの皆様のご意見を伺いながら、検討を進めたいと考えています」としています。都に問い合わせたところ、事業化を前提とした意見交換会であることを、はっきりと認めました。意見交換会で「検討」されるのは、「どんな道路をつくるか」なのです。

また、この計画は武蔵野公園を分断する道路にも関わらず、公園利用者へのお知らせや、利用者の意見を聞く場は一切ありません。都は具体的な設計図が出ていないことを理由に、公園利用者への周知も拒否しています。

2015年に計画案が発表されてから、私たちは、道路の必要性そのものに疑問を持ち、様々に声を上げ、行政に要望してきました。私たちの後ろには、この計画に疑問を持つ、たくさんの市民の方の声や想いがあります。その声を無視して、優先整備路線に選んだ理由の説明もなく、計画を一方的に「決定」したことに、市民は納得していません。

「情報公開」を都政の一丁目一番地としている都が、事業化を前提として、傍聴も取材も認めない“意見交換会”を開催することは、到底認められることではありません。はけと野川の環境を壊してまでこの道路がなぜ必要なのか。都は計画の根拠を示し、誰もが納得できるよう説明すべきです。

はらっぱ祭りでは多くの方が積極的にシール投票に参加してくれました。

〈意見交換会開催の経緯〉

2017年
8 月21日 東京都が市に知らせずに意見交換会のための入札情報
     (29北南-小金井3・4・11外1路線)を公表。
9 月14日 はけ文と都市計画道路を考える小金井市民の会(以下市民の会)の
      2団体が都へ入札の中止を要望。9月19日、中止しない旨の回答が届く。
9 月20日 小金井市議会議員有志が都建設局を訪れ、入札発注の見直しを求める
      要望書を提出。
9 月21日 意見交換会のための事業が開札され、委託業者が決定。
9 月25日 小金井市の3団体(はけ文、都市計画道路を考える小金井市民の会、
      野川ほたる村)から小金井市長へ、都に対し市長として申し入れを求める
      要望書を提出。同日、小金井市議会で全員一致で「都市計画道路小金井341号
      線・小金井3・4・11号線外の計画について見直しと誠意ある対応を求める
      意見書」を採択、都知事へ提出される。
10月11日 都が『小金井都市計画道路3・4・11号線』に関する意見交換会の参加者募
      集を開始。
10月17日 はけ文と市民の会が小金井市都市計画部長へ、意見交換会に関し情報公開を
       徹底することを求め要望書を提出。

10月25日 都建設局から市都市計画課へ、質問についての回答が届く。傍聴不可、
      議事録と資料は後日公開、インターネット中継は行なわない。計画の見直し
      はしない、意見交換会は意思決定の場ではない。という内容。



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