2016年2月21日日曜日

【コラム】はけと武蔵野公園の野鳥(2)

木の実を食べる鳥たち<上>

武蔵野公園と野川沿いにはアキニレ、ムク、エゴノキ、シイなどなど、
実を付ける樹木が豊富です。それら木の実は野鳥たちの秋冬の貴重な食糧です。

木を切り倒すのは、ほんの数十秒の作業で完了してしまいますが、木が成長して実を
つけるには長い年月がかかります。
私たちにも心地の良い日陰を提供してくれたり、強風を遮ってくれたり、酸素を作ってくれたり。
木に感謝しなくてはならないと思います。

嘴の細い鳥は木の実を突いて割り、嘴の太い鳥は強力なペンチのように嘴でかみ砕きます。


↑エゴの木を食べるのはヤマガラのみ。
エゴの木も切られてしまうのかな・・・。
イカル
年によってはたくさんのイカルが飛来することもあります。
春先の飛去前には「キコキコー キー」という、のどかな
歌声を聞かせてくれます。
コイカル雌(上)、コイカル雄(下)
イカルの群れに交じり珍しいコイカルが飛来することもある。







































(写真・文 鈴木浩克)

1 件のコメント:

  1. イカルの日本名の漢字は、角偏に鳥という字「鵤」です。この漢字は、この鳥が角のように丈夫な嘴を持つ事に由来しています。冬季に山間部より、暖地に集団で飛来します。産卵期は、5-7月頃で、繁殖期は、主に樹上で生活しますが、この非繁殖期の冬などには地上でも採食します。

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