2025年8月26日火曜日

小金井市の都市計画道路説明会に参加して

 都市計画道路説明会に参加された、はけ文のメンバーで東京都の都市計画道路2路線の近くに住む池田さんから3日目、4日目、5日目に参加された中で、気づかれたことなどをまとめてもらいました。とても重要な指摘です。ぜひお読みください。


3日目:はけと重複する道路が、観光拠点へアクセスする区間として○の評価!?

 

はけ、野川、武蔵野公園を破壊する3.4.11の必要性が第1位、3. 4.1⓶は3位!?

今回の説明会の第一部では、「都市計画道路の検証結果」の説明が行われた。検証では、19の指標に基づいて都市計画道路の各路線を評価、各路線をAからEにランク付けして、順位付けがされた。結果は上の通り。

これで3.4.11の必要性は立証されたのかと思われるような、多くの市民にとってはショッキングな結果だったが、市民からは検証のやり方の問題点が多く指摘された。その一部を紹介したい。

私からは、指標14「都市の多彩な魅了の演出・発信」で3.4.1⓶に○の評価がついていることに対して質問した(注1)。「評価方法には、「小金井まち歩きマップに掲載されている観光拠点へアクセスする区間を評価」とある。「まち歩きマップ」は私も日頃から愛用して、ここに載っているはけの小路やはけの森美術館などの周辺を散歩するのに役立っている。しかし、3.4.1⓶がこの点で○の評価になる、というのがよくわからない。ここに道路を作ることで、はけの小路などにアクセスしやすくなる、という発想はありえないのでは。道路を作ったら、この辺りを「まち歩き」などできなくなる。魅力の演出どころから観光拠点をまさに破壊するのではないか。」

この質問に対して都市整備部都市計画課長からの回答は、観光拠点に「道路が物理的にあたらない」という観点で評価しているとのこと。道路が直接あたらなくても目の前に巨大な道路ができたら、まち歩きでアクセスできなくなることは明らかなので、よくわからない回答だと思っていたら、この日の説明会の後、課長から話しかけられ、「おっしゃっていることはわかります」とのことだった。やっぱり指標14はおかしいと認めている様子。

指標の設定がおかしいのなら、その指標に基づいた評価も成り立たない。だから、指標14の◯は削除するのが理にかなっている。すると、芋ずる式に、順位にも影響が出てくる。調査の目的に合っていない指標を使った、やり方に問題のある検証であることが明らかになった。


 

注1:説明会での資料1「都市計画道路に関する市民説明会」p. 40の「評価の取りまとめ」参照。ただし、肝心なところであるのに表の字が極端に小さく、判読はほぼ不可能。代わりに、資料5「優先整備路線の検証について 報告書 令和7年年1月」p.13p.16を参照。どちらの資料も以下からダウンロードできます。

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidousetumeikai.html

 

 

 

3日目:道路を整備することでなぜ防災時に「いのちを守る」ことになるのかが不明

 

 説明会では、2本の都市計画道路は都へ中止・見直しを要望するという公約に反して、「3411号線の必要性は否めない」とした市長報告への批判が多く寄せられた。そんななか、市長は、市民のいのちを守る責任がある、という点を強調した。ということは、3.4.11号線を作ると災害時に市民のいのちを守れる、と考えているのだろう。では、市の独自検証のどこにその根拠が示されているのだろう?この点が気になり、質問した。

「資料1の指標7「避難場所へのアクセス向上」に基にした評価で3.4.11が◯になっている。評価方法を見ると、「小金井市防災マップ」で指定されている「広域避難場所、一時避難場所に接続する区間」を評価、とある。この防災マップには、地震発生時に、まず火の元を確認するとか、靴や厚手のスリッパを履くとか有益な注意事項があって、それでも火災や倒壊などの危険が迫っている時には、広域避難場所や一時避難場所に「すぐに避難!」として、走っている人のマークが載っている。ということは、この検証でも避難場所には歩いて、あるいは走っていくことが想定されている、ということでよいか」。その通りだと回答があった。

「では、地震発生時に3.4.11のような大きな道路までみんなが出て行ってゾロゾロと歩いている、という想定でよいか」、と続けて質問。その通りだという回答があったので、さらに、「そのように道路上を多くの人がゾロゾロと歩いている状態であれば、物資を輸送する車両は通れそうにないが、その想定でよいか」と質問すると、最初は人々が歩いているが、ある段階から車両を通すようなフェーズが来る、という回答。では、そのフェーズをどのように判断し、どのように人々の流れを整理するのか、と聞くと、特に考えはない様子。

想定されている状況では道路上にベビーカーを押している人やお年寄りもたくさんいるはず。公約に違反しても「いのちを守る」責任を果たすために3.4.11号線の必要性は否めない、と言うにしては、具体的な想定や実行的なプランがあまりに乏しいと言わざるをえない。




 

5日目:一次検証は「基礎資料の一つに過ぎない」と明言

これまでの説明会で、市の検証を根拠に3.4.11の必要性が一番高いと結論することは無理筋であることが多くの市民から指摘された。その影響もあったのか、この日、都市整備部都市計画課長は、この検証は「基礎資料の一つに過ぎない」と繰り返し強調。本当のところは基礎資料としても使えない、というのが説明会での市民とのやりとりの教訓のはずだが、それはさておき、それでも肝心な点を確認できた。なにしろ、「必要性」のための検証には、自然やコミュニティへの悪影響という市民が一番気にしている観点が全く入っていないのだから。

ともあれ、総合的判断には、必要性だけでなく「合理性」(というと分かりにくいけど、こちらには、はけや野川への悪影響などについての評価が含まれる)も大事ということである。しかし、配られた資料(注)では、合理性については評価項目と評価の視点は書いてあるけど、必要性の場合のように○や△での評価結果が書いていないという点を市民が指摘。これに答える都市計画課長によると、議会での様々な意見があり、評価をまとめることはできなかった、とのこと。ならば、素人意見ではなく、専門家を交えてきちんと評価し直すべきでは、との声もあがった。市民の多くが自然環境や生物多様性への影響を案じているのだから、たしかにそこをいい加減に済ますわけにはいかないはず。

 

注:説明会での資料4「都施行の優先整備路線に係るこの間の経過と現時点の市の状況について」。上のURLからダウンロードできます。

 

5日目:3.4.11号線の主な選定理由は「自動車交通の円滑化」、市の独自調査の結果は3.4.11号線を作っても交通流動面に影響はない(混雑緩和にはならない)、3.4.11号線の選定理由は崩れているのでは?

 

資料1p.51に気になる点があったので質問した。19の指標による検証は、総合判断のための「基礎資料の一つに過ぎない」と課長が強調したので、ではそれ以外の基礎資料は何だったか?と思い、p. 51の「交通流動面からの評価」「整備上の主な課題」「概算事業費」の三つであることをまずは確認。

そこで、「交通流動面の評価」に着目すると、3.4.11号線は空欄になっている!これはつまり、3.4.11号線を作っても交通流動面に影響はない(混雑緩和にはならない)ということ。この点はとても大事なはず。というのも、元を正せば、3.4.11号線の東京都の主な選定理由は「自動車交通の円滑化」だったからだ(資料5 p. 5参照)。市は独自調査によって、都の見込みとは異なり、3.4.11号線を作っても「自動車交通の円滑化」にはつながらないことを示したのでは? ならば、市の独自調査は、3.4.11の必要性云々以前に、3.4.11を選定する根拠が成り立たないことを示したのでは?と問うたはずだったが、時間切れを理由に市側はマイクを切って回答は得られず。



5日目:一つの公約違反が人の心を深く苦しめる

説明会では、2本の都市計画道路は都へ中止・見直しを要望すると公約を掲げて市長に当選した白井市長が「3411号線の必要性は否めない」と公約を翻した市長報告を行ったことに対し、選挙戦を応援した立場や一票を投じた立場から怒りや失望がたくさん表明された。なかでも印象に残ったのが、道路計画を止めたくて選挙戦を応援したという方が、「選挙で誰に入れても裏切られるかもしれないと思うと、政治も信じられなくなった」と痛切に訴えたことだった。

一つの裏切りは大きな不信に育っていき、人の心を苦しめる。市長は、5日目には、市長報告を撤回したことに対してではなく、公約とは異なる市長報告をしたことに謝罪したように聞こえた。公約違反に対して謝罪したのなら、公約違反を過ちとして認めたということ。違反を自覚してもなお違反し続けるなら、スピード違反だと分かっていても暴走を続けるようなもの。市長は立ち止まり、過ちを正して、 公約の立場に戻らなくてはならない。











2025年8月25日月曜日

都市計画道路に関する市長との意見交換会が開催されます。

 8月初旬に5日間開催された都市計画道路に関する市民説明会は時間が足りず、質疑応答のが不十分なまま終了したため、あらためて開催すると市長が約束していた意見交換会の日程が発表になりました。

日時 9月6日(土)午後6時45分から9時半まで
会場 宮地楽器ホール大ホール
申込 不要(当日会場に直接お越しください)
主催 小金井市

問い合わせ 小金井市都市計画課都市計画係
      電話042-387-9859 
                 mail:s060199(at)koganei-shi.jp(atを@に変えてメールしてください)

小金井市のHP
https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidousichouiken.html



2025年8月12日火曜日

東京都が都市計画道路の中間まとめのパブコメを募集しています!!(8/29〆切)

小金井市の都市計画道路説明会の報告も全部終わっていませんが、こちらも重要!!
東京都が第5次優先整備路線をまとめる前の整備方針中間のまとめが発表されました。
パブコメを募集してますので、みんなで送りましょう!!


中間まとめは具体的な路線についてではないので、書きにくいかもしれませんが、ここでもしっかり意見を言っておきたいと思います。具体的な路線については12月に発表になると思いますが、それからでは遅いので意見を出しましょう。

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東京都と特別区及び26市2町は、「東京における都市計画道路の整備方針(仮称)中間のまとめ」を取りまとめ、7月29日に公表しました。中間のまとめは、東京都及び本市ホームページ、都民情報ルーム並びに本市都市計画課の窓口等で御覧になれます。御意見・御提案(パブコメ)は、8月29日(金)までとなり、提出先は東京都となっています。


中間まとめの内容

1.東京の都市計画道路の現状

2.道路整備の「基本理念」及び「基本目標」

3.都市計画道路の必要性の検証

4.優先整備路線の選定

5.道路空間のリメイクの検討

6.今後について


必要性の検証項目には、自然環境への影響や、

立ち退きなど暮らしへの影響など一切ありません。


また、「リメイク路線」という新たな概念を導入しています。

相変わらず根本的な見直しをしようとしない東京都。


ぜひ上記リンクで内容をご確認いただき、

パブコメを出しましょう!!



<<中間まとめの概要版>>
 



2025年8月6日水曜日

【小金井市主催】都市計画道路の説明会3日目報告

 小金井市による都市計画道路市民説明会3回目が緑小学校体育館を会場に開催されました。
私は仕事で参加できませんでしたので、「都市計画道路を考える小金井市民の会」代表の阿部達さんの報告を許可をいただいて転載させていただきます。

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8月4日、都市計画道路市民説明会の3回目の説明会が緑小で開催。午後230分開始で終了は午後7時40分と5時間を超える質疑となりました。

 

・ 市の説明に対し、「早口の説明と文字が小さくて読めない資料で、これでは市民に理解してもらおうという姿勢でなく、『説明しました』という実績つくり。」と。
     また、「議会に提出した市長報告を撤回したという文書が説明会で配布されていないので、市長がお詫びしても、経過がわからない出席者がいると思う。配布すべき」と。「第2回目の説明で言っておいたが用意されてない」との指摘に、白井市長は「用意していないのは申し訳ない」とのみ。

・ 市民アンケートをとって、その結果を資料に掲載しているが、「アンケートの取り方は、計画を進めようと意図した内容になっている、『自然をつぶしてまでやるのか、コストに見合うのか』などが含まれていない、私は計画の反対でも賛成でもないが、おかしいと思う」との意見に、市は「自然が抜けているのはそのとおり。別途加味していきたい」と。

・ 「交通量は減っていると市長も認識していると認めているが、9年前の都の第四次事業化計画は増えるという前提で作っている。これからも減る。各地に見直しが行われ、国交省も見直せと言っている。東京だけやりたがっている。」との意見に、市は「交通量は6000台を超える見込み」と答えるのみ。

・ 指標の信用性が問題と指摘した方は、「小金井市まち歩きマップの観光拠点へのアクセスで、3・4・1号線が評価できるとあるが、大きな道路を作ったら、『はけの小路』を子ども連れて歩けると本気で思っているのか。はけの道を壊して、なんで評価が「〇」なのか。思ってないなら評価するのはやめてほしい」 

・ 「3・4・11号線でインターチェンジへのアクセスが良くなるとしてるが、時速24キロののろのろ運転で計算してるんですね。実態に合ってない。こういうのはやめてほしい。評価は変わるんですね。」

 

 第二部では白井市長から、市長報告の撤回につい「お詫びします」と、経過を説明。

・ 「『本日の皆様からのご意見、ご要望を踏まえて今後の対応について検討』と書かれているが、どのような対応をされるのか。」

・ 「優先整備路線の独自検証で3・4・11号線によって、『・新たな景観形成 ・街路樹による都市緑化への貢献 ・渋滞の解消によるCO2の削減 ・都立公園・野川の石器局的な活用の貢献』と書いてるが、本当にそう思っているのか、ありえない。削除してほしい。」

・ 「市長は防災が大事と言われたが、計画道路は防災に役立たない。道路の両側に隙間なく耐火建築物を立てないとだめと東京都は言ってる。そんなの何十年後のことですか。」

・  市が作成した3月の「報告書」に、「交通面から見た都市計画道路の混雑度の評価」という資料を参加者に配布して、「混雑度が、1.06とか1.03とか将来の見込みを出しているが、3・4・11号線は、混雑度が増えていくという記載もない。東京都は混雑度が1.25を超える道路を対象にしている」と指摘。「6000台と市は言うが、問題はまず混雑度なんです。この混雑度が減っているのです。

・ 「市長は道路をつくらせないというのに共鳴したから一票入れた。今回の都議選でも民意は示された」

・ 「避難場所には歩いて行くんですか。車で行くんですか。市の防災マップには人が走っている絵が載っている。広い道路を走って行くんですか、そうしたら緊急車両は通れない。防災に役立たない。削除して。」

・ 「市長は交通量減っているのはわかっている、見解を変えたのは防災が大事と言っているが、そんなこと前から分かっていたはず。裏切りは絶対許せません。」

・ 「都に市民の反対の声があることを伝えたのか」の質問に、市長は「伝わっている」と返答。「誰が伝えたのかの再質問に、市長や課長が相談を始め、結局「西岡市長の出した文書」と回答。

 「では、西岡市長の『市民の理解が得られないなかで、事業化に賛同できない』との立場は今も変わりないですね」と確認しました。

・ また、341号線で計画されている橋梁の上に高圧線があり、危険なので、鉄塔を移設するしかないが、「検討してるのか」との問いに、「これは東京都が検討するもの」と返答するだけで、検討もせず、費用を算出したり、動植物などの生態系への影響を論じていることを証明した形となりました。

 以上のように、筆者が出席した第1回目の説明会同様、市の説明は到底市民を納得させるものではありませんでした。

 

 これからの説明会

  86日(水)午後530分開会 本町小学校体育館

  87日(木)午後530分開会 前原小学校体育館

 

 みなさん、ぜひご参加ください。             (報告・阿部逹)

2025年8月5日火曜日

【小金井市主催】都市計画道路説明会2日目報告

 説明会2日目。会場は南小学校体育館。15:30からだったからか、冷房がちっともきかず蒸し暑い。昨日の東小学校は午前中だったから冷えたのだろうか。参加人数も多く、100人は軽く超えていると思われました。
昨日紛糾したので、少しは小金井市側も対策を考え、少し説明を短くするなどしましたが、やはり時間が足りなくなり、15:30にスタートしたのに終了したのは20:00!!実に4時間半・・・途中短い休憩は挟みましたが、お互いによく頑張ったという感じでしょうか。

昨日私から「市民のアンケートの自由記述欄のまとめ方がひどい。ここに市民の思いが込められているんだから、自由記述欄を印刷して次の説明会から配って」と言ったのでそれは追加資料として配布されました。(ありがとうございました)

都市計画道路についてのアンケート結果はこちらでご覧いただけます。31pからの自由記述欄をぜひお読みください。

https://www.city.koganei.lg.jp/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidouanke-tokekka.files/tokeidouanke-toshuukeikekka.pdf



今回の説明会、第一部は「市施行
のこれから選定する都市計画道路を決めるための調査やアンケートの結果の報告」というものです。ここは市施行の話なので、都道の2路線については聞かないでくださいというのだけれども、道路というのは繋がっているし、なかなか理解しにくいのです。

しかし第一部の重要なところは「これから選定する市施行の道路」というもの。これについて私は発言しました。「なんとなく聞き流してしまいますが、現道のないところに道路を作ったり現道を拡幅するのが新設道路なわけです。ということは誰かの家が立退になる。それをこれから決めるという話。アンケートの「市の道路に望むこと」なんていう設問に気軽に答えていたら、自分の家が立退対象になるなんてこともあるわけです。私たちは昔々に都市計画マスタープランが決まる時に3・4・11号線を優先しようなんていう計画だとは知らずに、さらっと通してしまってそれが今になってこんな大変なことになっているんです」
そして「多分次に拡幅しようということになる都道は五日市街道です。3・4・11ができることになったら必ずやることになる。でも玉川上水や小金井桜がどうなるのかとても心配」と質問しましたが、拡幅するとしてもどんな道路になるかはまだ不明という回答でした。

また別の参加者からは「市施行の道路を決めるための資料で、評価が○とか▲とかで書いてあってちっともわからない。どの道路がいいのか悪いのかもよくわからない。将来交通量の推計が書いてありますが、すべてを整備した場合というのは書いてあるけど、整備しない場合の検証結果は書いてない。これでは比較にはならないと思う。」という指摘がありました。

市長は「市施行路線として整備するための道路を選定するために調査して、コンサルにまとめてもらった報告書をみなさんに報告している。これまではその調査の経緯や途中経過は市民の皆様にお示ししてこなかったので、今回はしっかりお伝えしようということでやっています。」と回答。


そしてまだまだ質問は続き第一部もかなり時間が長引きましたが結局終わらず、また中断して第二部へ。

初日はほとんど市長からの発言する時間がなく、市長がなぜ公約を撤回したのかわからないまま終わってしまいましたが、2日目は少しずつ市長からの発言も出てきました。
まずは公約を撤回するような発言になってしまったことの謝罪から始まりました。



「どうして市長公約を撤回したのか」という市民からの質問に「公約を守ろうと思っていたけれども、市長になってから都市計画マスタープランなどですでに決まっている計画を撤回して良いものか、マスタープランは市民も参加して決めた計画だから、変更するのは問題があるのではないかということで、悩んだ結果です。能登半島の地震の様子を見て能登と小金井では様々地形や事情が違うことは承知の上ですが、やはり防災上の観点から命を守る道路は必要と考えました。でもやはりあの場所の自然もとても大切だし、自分もとても大切に思っているので、自然を破壊せずに道路を作ってほしいと考えている」とのことでした。
ちょっと聞くと「なるほど」と思ってしまうような発言ですが、かなり重要な課題を投げかけています。
すでに市の計画として決まっているものについて、市長はどんな公約を掲げても実現はできないということになる。次の市長選に立つ人も、もうすでに決まっている計画に反する公約は出しても無駄だということを言っているのです。どんな無茶苦茶な公約でも当選さえすれば果たされるということになったらそれはそれで大変なことですから、公約がすべてであるとは思わないけれども、白井市長が言っていることは、公約よりも市の計画が最優先ということです。なんのために市長が選挙で選ばれるのか、という根本的な問題にもなってしまうような大きな課題が突きつけられたように思いました。

「さっさと辞職しろ!なんでまだ市長やってるんだ!」という怒号も飛び交う中、東町の地権者の方が「私は白井さんが辞めたらいいとは思っていない。道路を止めることはできるのは白井市長だけです。辞めるのではなく道路を止めると言って公約を果たしてほしい。」と言われたのが印象的でした。
怒鳴ってしまう人たちの気持ちもわかります。もう時間がない。次の第5次計画が決まるまであと数ヶ月。市長の公約撤回で私たちは瀬戸際に追い詰められている。それでも「辞めるのではなく公約を果たしてくれ」と静かに言われる地権者の方の声をしっかりと受け止めてほしいと思います。
道路ができるということは地権者は小金井市から追い出されるということです。ここに住み続けたいと思っても、よほど余裕がなければまた小金井に同じ規模で暮らすことは難しい人も多くいると思います。それでも叫ばず忍耐強く説明会に参加されている地権者の方々がいることをしっかりと小金井市も東京都も感じてほしいと思います。

終了間近のはけ文メンバーの発言「市長報告は撤回されたけれども、道路は作ってもいいというメッセージを東京都に送ってしまっている。今はとても大事な時期。次の整備方針に向けて検討が始まっている。そこに小金井市は参加してこの2路線について何も言ってくれていないと思う。もう時間がない。極めて重要なこの時期に白井市長は容認すると言ってしまった。市民は白井市長を当選させた時と今も変わらずに道路に反対しているんです。都議選の結果を見てもはっきりしている。民意が変わったと市長が思っているなら、2路線についてしっかりしたアンケートを取ればいいじゃないですか。無作為抽出でやったらいいんですよ。民主主義が崩されているという危機感を感じている。9月に意思を表明すると言っているけれども、自分がまだ迷っているなら<市民は反対している>だけでいいですから言ってください。」
市長は「この場では受け止めます」との回答でした。



本日3日目で緑小で14:30から開催されましたが、またまた延長して18:00にも終わらなかったようです。私は仕事で参加できなかったので、参加された方の報告を待ちたいと思います。

                                  (報告・横須賀)


2025年8月2日土曜日

【小金井市主催】都市計画道路の説明会がスタートしました!

 本来市民から求めていたのは白井市長が公約と違う市長報告をしたことについての説明を求める市民説明会でした。しかし小金井市が開催したのは、第一部は市施工の都市計画道路について検証した報告、そして第二部もまずは延々と2路線の経緯について部局が説明。結局市長が謝罪したり説明したりする時間も短く、市民の質問時間も短くなり、こんな説明会は望んでいないという声で騒然とし、結局第一部、第二部ともに「中断した」ということで終了しました。説明会として成立はしていません。

市長、副市長、都市計画課長


冒頭、そもそもこの進行はおかしいということで紛糾し、第一部はなんとか始まりましたが、第一部は「市施工の優先的に整備する都市計画道路の候補路線選定のための検証及び調査について」ということでしたが、この説明のもとになるのが、今年3月に外部に委託して作られた「都市計画道路に関する検証報告書まとめ」というもので、小金井市のHPに6月10日に公表されています。しかしこれが市議会で説明されたり、資料として使われている記憶がまったくなく、市議さんに確認しても「説明されていない」と言うことなので、市民から確認したところ、部局の説明は「市議会では6月13日にHPにアップしたのでご確認くださいとお伝えしている」とのこと。こんな大事な資料をそんな一言ですませるなんてありえないと言うことでこの問題は5日の議会で追及される予定。

進行に納得できない市民が詰めかける。


そして第一部を司会が強引に終わらせようとしたのでまた紛糾。「終わってない。中断である」と言うことを市民と確認してようやく第二部へ。(第一部の説明が終了したとなると、市民への説明は完了したということで、東京都に報告するということになるのでそれは認められません。この検証にはまだまだ問題があり、それについてしっかり意見する必要があります)

第二部は撤回した市長報告についての説明と謝罪と市民との意見交換なのかと思ったら、これまた部局が長々と2路線について説明。市長からの話も市民の質疑も短く、第二部も時間切れ。
明日に持ち越しです。
今日は「はけと野川の文化祭」でもお世話になった高槻成紀先生も出席してくださり、意見を言ってくれました。「市長選挙で道路反対を公約にされたことに共感して私は市長報告の前に武蔵野公園の自然の大切さについてレクチャーした。あの場所は小金井市だけでなく東京都にとっても宝であって壊してしまったらもとには戻らない。
この歳になって振り返った時、自分は自分がこうだと決めたことは変えずにこれまで生きてくることができてよかったと思っている。白井さんは考えを変えても変えなくても責められる立場なのだから、どうせ同じなら自分の考えを貫いていった方がよかったのにと思う。前言を翻さなくてよかったと思ってほしい。市長さんはリーダーとしてここの自然を残すべきということをしっかり考えてほしい。誠実に対応してください」
と話されました。とても良いお話だったと思います。

高槻先生

ですが、市長からは「3・4・11号線の必要性は否めないという考えは変わらない。しかしあの場所の自然は大切だと思うし、自分もとても好きな場所なので、壊して欲しくない。だから積極的に作って欲しいという気持ちにはなれない」と3月からの自分の持論を繰り返すだけでした。
他にも多くの市民から意見が出ました。「公約を破ったのだから信頼関係はもう壊れている。もう信じて欲しいと言われても信じることはできない。出直しをされたらどうか。バトンを渡ししたら違うところに行ってしまったんですから、もうあなたに資格はないんです」という厳しい意見もありました。
時間が足りず、もっと細かく追及していくことはできず、明日以降に持ち越しです。

市民側からの要求として私は「今回の資料の中の市民アンケートはとても答えにくい設問だったと思う。それでも市民の方は答えてくれている。自由記述欄にとてもいい回答がたくさんあるのに、それをひどいまとめ方をしている。明日は自由記述欄を資料として配布してください。市側の説明に無駄に時間を使うのはやめてほしい。私たちは市長と意見交換をしたくてきている。明日は車座集会にしてほしい」
と要望しました。さて明日はどうなるでしょうか。            (報告・横須賀) 

2025年7月23日水曜日

小金井市が都市計画道路についての説明会を開催します!!

 3月に事実上容認と受け取れる「道路の必要性は否めない」発言をした白井亨市長。すったもんだあってその市長報告は撤回したものの、その後の市長の考えはまだはっきりとしていません。しかしこの重大局面に「容認とも受け取れる発言」は本当に困ります!!
なんで公約と真逆とも取れる発言をしたの??あなたのナゼ?!をぜひ市長にぶつけてください。
第一部は市施工の道路とのことと書いてありますが、これも我々に無関係とは言えません。ぜひ第一部からご参加ください。納得できるまで何度でも参加しましょう。下記チラシを道路反対の団体の連名で作成し、今日からポスティングなど始めています。
SNSなどでも拡散よろしくお願いいたします!!



2025年7月9日水曜日

小金井市が都市計画道路に関する市民説明会を開催します。

 都市計画道路3・4・11号線と3・4・1号線について、白井亨市長は2022年11月、市長選時、小金井市の4つの重要項目への姿勢として下記の4つを示し、それを公約として当選しました。

1、「いのちと暮らしを守る」(コロナ禍だったので)
2、保育園問題は「廃園は撤回。保育行政のあり方を再構築」
3、庁舎問題は「庁舎等の早期建設、混迷状況に終止符を!」
4、道路問題は「都に中止・見直しを求める」


しかし2025年3月末まで、東京都に中止・見直しを求める具体的なアクションができないままでした。そしてついに市長の総合的判断を出すとなった時、突然「道路の必要性は否めない」という判断を出したのです。この段階で「否めない」という判断を出すことは、実質的に「道路建設容認」だと受け取られ大問題になりましたが、この時の市長が出した文書が動物生態学者の方の文章を引用していたのですが、道路を容認する市長報告の中でそれが使われるのは納得いかないという抗議を受けてこの市長報告は撤回することになりました。そして現状は撤回したままということになります。

市長は市長報告を撤回したけれども、今も「道路の必要性は否めない」と考えていているのか、「否めない=道路建設を容認する」ということなのか、それとも今は考えがまた変わったのか…市長の口から直接聞く場がなかったので、これまで多数の市民団体から説明会を開催してほしいという要望が出され、市議会からも出されていましたので、ようやく開催されることになりました。ぜひみなさん直接市長に質問をぶつけて聞いてみてください。

小金井市主催・都市計画道路に関する市民説明会

日時:

82日(土)東小学校 第1:930分から 第2:1030分から

83日(日)南小学校 第1:1530分から 第2:1630分から

84日(月)緑小学校 第1:1430分から 第2:1530分から

86日(水)本町小学校 第1:1730分から 第2:1830分から

87日(木)前原小学校 第1:1730分から 第2:1830分から

いずれも体育館が会場となります。


内容:

 【第1部】将来に向けた市施行の優先的に整備する都市計画道路の選定の参考とするため、3月に実施したアンケートの結果等についての説明

 【第2部】すでに選定されている都施行の優先整備路線(小金井3・4・1号線、3・4・11号線外)に係るこの間の経過と現時点での市の状況についての説明


小金井市のHPからも見ることができます。

https://www.city.koganei.lg.jp/smph/shisei/seisakukeikaku/machitoshi/machizukuri/tosikeikakudouro/tokeidousetumeikai.html